5話 われは、まおうです。
なんか勇者の話、書きにくい・・・。。。
というより難しいです~・・・。
「退きなさい!この魔族風情がっ!!」
女性の声と思われる少しトーンの高い声が響いた。
魔族達はそれを聞き、動かず、向かってくる一行を睨む。
勇者一行・・・
誰もが直感的に理解した。
一行は、金色の瞳と金色の髪を持つ青年を中心に街へとずかずかと入ってきた。
勇者と思われる青年、魔法使いと思われる女性、僧侶と思われる男性、そして、勇者と共に
戦うと思われる剣士の青年・・・。
その一行の勇者以外の三人は魔族達を嫌そうな侮蔑の目で見ていた。
・・・気に入らない。
街中を歩くそいつらを見て、私は不機嫌になる。
真っ直ぐに城へ向かわず、わざわざ街へ来るなんて・・・。
馬鹿にしようとしている様にしか見えない。
「・・・子ども達。家の中へ・・・。」
ついさっきまで盛り上がっていたあばさんが私達を急かす。
四人にも勇者には勝てないことが分かるのだろう。決まり悪そうに家に入っていく。
仮にもあいつらは勇者一行だ。
ある程度強くないと、ここに来る前に死んでいるだろう。
「フェノちゃん。あなたも早く。」
「私は大丈夫だよ?」
「!駄目だよ。早く家に―――「きゃあぁぁぁぁ!!」・・・!?」
勇者一行の一人・・・魔法使いの女性が魔族の少女を蹴り飛ばした。
「マリテナっ!!」
「お母さん!!」
少女・・・マリテナを庇うように女性が躍り出た。
「魔族のくせにお母さん?気持ち悪いのよ!!」
魔族達の殺気が勇者一行に集まる。
だが、誰も手は出さない。否、出せないのだ。
勇者だから。勇者だから、魔王じゃないと駄目なんだ。
それほどに強いから、手は出してはいけない。
それが魔族の中の暗黙のルール。
人間たちはそれを『魔族は勇者に手がだせない』と勘違いしている。
だから女性は魔族に容赦しなかったのだ。
どうせ手が出せないのだから、と。
それを理解し、私の中で何かが弾けた。
「ねぇ、お姉さん♪」
「・・・なにかしら?無粋な魔族の小娘。」
私が声を掛けたのに驚いたのは、そこにいた全員だった。
「じょ・・・嬢ちゃん!?」
「何してるんだ!?」
「フェノちゃん!」
魔族のおじさん、おばさんが心配の声を上げる。
くす。心配してくれてありがと。でも大丈夫だよ♪
ふう と深呼吸して女性を・・・勇者一行を睨む。
「ここに何をしに来た。」
先ほどの無邪気な雰囲気とは打って変わった空気に、 シン と
辺りが静寂に包まれる。勇者一行に至っては、圧倒的な殺気を放たれ、
全員が冷や汗を搔いて息を呑んだ。
それを確認し、声を掛けた女性に視線を向ける。
「貴様はしてはいけない事を我の前でした。この罪・・・受けてもらおうか。
『死ね』 」
それは死の宣言。
私の力を帯びた言葉は全員の耳に響き渡り、女性を死へと追いやった。
どさり
力なく倒れた女性を見、死んだのだと納得させられた。勇者一行以外は。
「なっ!貴様何をした!?」
「魔族は我らに手出しできないはずだ!」
僧侶と剣士が叫ぶ。
「魔族なら・・・な。
我が名はフェノネリア。
この魔大陸を治める王――― 『魔王』 だっ!」
私は高々と宣言した。
勇者一行は絶句し、魔族達は酔いしれたように紅潮としていた。
・・・名乗っちゃった♪怒らないでね、ユウ♪
フェノ のときは『私』
魔王 のときは『我』
で行こうと思ってます。。。
『我』・・・変ですかね?
あと、『一行』とか感じ間違っていたので
直しました(汗)
次の更新は少し遅くなるかも知れませんので
悪しからず。。。




