2話 てんろうです。
「んじゃあ、今日も行ってくるね~。」
「はい。フェノ様。」
ユウに軽く告げ、今日も街へ行く。
「あ、フェノネリア様。」
門でルスオに呼び止められた。
「最近魔獣が活発に行動しております。お気をつけ下さい。」
「魔獣が?・・・ん。分かった。んじゃあね~。」
元気に手を振って街へ向かう。
・・・魔獣がね~。レーノたちが危なくないように先に確認しとこうかな・・・。
カクッ と行き先変更し、森へ向かう。
「強いのがいるといいのになぁ~♪ ・・・ん?なんか早速おっきな魔力発見!
魔獣か?魔獣なのかっ!?楽しみー!!!」
口元をニヤァと歪ませる。
これだけ強いなら本気、出して遊べるかも♪
「ここっ!」
ガサッ 髪に草を付けたまま魔力の元へ。
で、そこに居たのは・・・
「・・・聖獣!?」
でした。
綺麗に靡く銀色の毛。神々しいオーラを放ち、澄んだ空気を漂わせるような
美しい姿。そして光を宿した漆黒の瞳。
ユウに教えてもらった、正しく聖獣―――天狼の子だった。
うわ~。想像してたより断然綺麗・・・。それに下が赤くて凄く際立つ・・・って、赤?
確かに赤だけど・・・って、うん?まさか、血いぃぃぃぃ!?
天狼は下の方を赤く血で染め、じっと動かない。
早く治さないと―――
「《この者の傷を癒したまえ・・・<癒し>》!」
ボウゥゥゥゥ
頭を膝の上に乗せて、魔法によって光った手を傷口に乗せる。
まだ子どもだったおかげで普通に動かすことが出来た。
ただ子どもだからこそ、大分衰弱しきっていたが。
「――――くっ!」
治らない!?いや、治ってる。治りが遅いんだ!
このままじゃ間に合わない。
せっかくの遊び相手を死なせてたまるか!
『治れ!!』
魔法でもなんでもない言葉に辺りが震えた。
そしてその言葉と共に傷が塞がっていく。
「・・・え?」
天狼の激しかった呼吸が落ち着き、穏やかになっていく。
「・・・さっきの私の言葉・・・魔法じゃなかったよね・・・?」
でも魔力を帯びている言葉だった。
「・・・なぞだね~。」
私の声が虚空に響く。
「おーい!フェノちゃーん!」
「フェノちゃ~ん~。いる~~?」
「・・・あ、みつけた。」
「おっ!ほんとだ!」
いつもの四人の声に顔を上げる。
「あれ?みんなどうして此処に?」
「・・・フェノちゃんの魔力をかんじた。・・・私、魔力よくかんじるから。」
魔法を主に使うルカは魔力探知が上手いみたいだ。
魔族とはいえ魔力を感じれるのはそれなりの魔力がないと無理らしいのだが・・・
(勿論私もできるが)ルカを含め、この四人は大分優秀みたいだ。
「あれ!?そのおおかみはなに?」
「ああ・・・この子はね・・・
私の遊び相手♪ だよ!」
救うことが出来た、私の遊び相手。
・・・早く成長してね♪
私が楽しむ為に・・・♪
2章から書き方を変えてみました。。。
・・・難しかったので(汗)
更新日や書き方、キャラの性格とかよく変わると思いますが、
見てくださってありがとうございます。。。




