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562.一年後のハンカチ

ちょっとだけ男性にまつわるセンシティブな内容があります。大分ぼかしてあるので多分大丈夫だと思いますが、一応ご注意ください。


レンドルフは、王城の中心部に近い魔法師団に所属している魔法士がいる魔術塔に呼び出されていた。魔法で作られた魔法生物に案内されて、塔の最上階である師団長の執務室を訪ねる。


「失礼いたします」

「ご苦労様。タンザナイト殿はもう少ししたら来るから、お茶でも飲んで待ってて」


レンドルフが中に入ると、安楽椅子にもたれたローブ姿の女性が寛いだ姿勢のままで返事をした。この女性が部屋の主人、王城魔法師団のトップであるケイシー・ナノア師団長だ。派手な紫の髪色をしているが実は染めているだけで、根元から数センチほど伸びた金髪が本来の色だ。この髪は好きで染めているのではなく、魔法の実験を行っている影響でどうしても別の色に染まってしまうと聞いているが、何の実験をしているかは誰も知らない。


「確か甘い物好きだったよね?」

「いえ、お気遣いは…」


レンドルフが既にカップが用意されている席に腰を下ろすと、ケイシーは自分の爪を見つめながら聞いて来た。レンドルフは遠慮しようと口を開きかけたが、彼女がパチリと指を鳴らすとカップの隣にクッキーが山盛りになった器が出現した。


「事務棟の休憩室から取り寄せたから、美味しいと思うよ?」

「……ありがとうございます」


目の前に用意されてしまったので手を付けないのは却って失礼になると、レンドルフはそっと一番上から山を崩さないようにクッキーを摘まみ上げたのだった。



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王城魔法師団は、騎士団とは違い一つの団しか存在しない。その国の中で有数の魔法士の揃う師団のトップである彼女は、それこそ国内でも指折りの魔法士だ。三代前の王妹が降嫁した公爵家の令嬢で、見た目は30代くらいだが実年齢は明かされていない。とは言え、その降嫁した王妹の娘にあたるので、大体の年齢は察しがつく。見た目と実年齢が違うのは、その王妹が一目惚れして嫁いだ相手が亜人種だった影響もあるらしい。

だが外見は全く普通の人と変わりがない。少し面長で垂れ目のせいかいつも眠そうな印象で、どちらかと言うと地味な顔立ちの女性で、どこか達観したような飄々とした掴みどころのない雰囲気を持っている。


そんなケイシーは、主属性が非常に稀有な無属性だ。無属性は身体強化や生活魔法などにあたり、主属性ではないにしろ使い手の多い属性ではある。他に空間魔法や転移魔法、時魔法なども無属性であり、そちらの使い手になると一種類だけでも国内では両手に届くか届かないか程度だ。そんな稀少な魔法を、ケイシーは自在に使いこなすのだ。最も得意とするのは空間魔法で、現在国内で使われている空間魔法と時間停止の付与付き鞄の三割は彼女が作ったとも言われる。

そして彼女は闇魔法と光魔法も扱える。どちらも強くはないらしいが無属性で補強出来るらしく、実質国内で最強魔法士と名高い。



そんな彼女が出現させたクッキーは、転移魔法を使用したのだろう。事務棟の休憩室と言っていたので、後で事務棟に別のクッキーを差し入れておこうと思いながら、レンドルフはチマチマとバニラ味のクッキーを齧ったのだった。



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「すまない、レンドルフ、遅くなった」


ノックとほぼ同時に扉を開けて、レンドルフの元上司近衛騎士団団長ウォルターが駆け込んで来た。そんな無作法を咎めるでもなく寛いだ態度を崩さないケイシーに一瞥もくれず、ウォルターはレンドルフに詫びを入れながら正面にどっかりと座った。


「おおい、タンザナイト殿。私には謝罪はないんかい」

「申シ訳ゴザイマセン」

「いや、棒読みて!」

「イエ、心カラデゴザイマスヨ?」

「このとっちゃん坊やめ!」


見た目はケイシーの方が若いが、彼女の方が大分年上である。ウォルターが学園に通っていた頃、魔法演習の臨時講師でケイシーが来たのが最初の出会いだったと、以前レンドルフはウォルターから聞いていた。その時に何があったか定かではないが、ウォルターは苦虫を噛み潰したような顔をしていたのであまり良い思い出ではないのだろう。けれど騎士団と魔法師団は王城の守りの為には切っても切れない間柄なので、職務上よく顔を合わせている。その度にこんな口喧嘩のような応酬をしているのだが、レンドルフとしては意外と気が合うのではないかと密かに思っている。


「さっさと済ませてしまいましょう」

「それには異存はないね」


ケイシーはそう言って、ようやく安楽椅子からよいせ、と呟きながら立ち上がった。それから指をまた軽く鳴らすと、テーブルの上に数枚の書類が出現した。この書類は毎年見ているので、レンドルフとしても見慣れたものだ。そのうちの一枚にレンドルフのサインがある。


「じゃあ破棄する方はこれで間違いないね?」

「はい」

「それで、こっちは新しい方の誓約書だよ。一般的な騎士が見習いから上がる時にする内容だけど、今と大分違っているからきちんと確認しなさい」

「はい」



レンドルフが眺めている書類は、毎年更新される近衛騎士の魔法誓約を結ぶ為のものだ。

主に王族の警護にあたる近衛騎士は、王城で何かが起こった場合の幾多もの避難経路を把握している。勿論王族のみに伝わる通路も存在しているが、それ以外の抜け道を近衛騎士は教えられていて、中でも役職持ちは全て教えられるのだ。だがもしそれが外部に漏れた場合、国難が起こる可能性もある。その為、近衛騎士は黙秘の誓約魔法を結ぶことが必須となっているのだ。


もし誓約魔法を正式な手順を踏まず強引に解除して情報を引き出そうとすると、当人も術者も廃人になる可能性が高い。大抵の場合、誓約魔法を掛けられていると分かれば諦めることが多いのだが、その危険を犯してでも近衛騎士の情報は価値が高い。そして万一、誓約が解除されてしまう危険も鑑みて、近衛騎士は敵方の手に落ちたと判断した場合、自害する誓約も同時に結ぶのだ。これは自害防止の魔道具を付けられていても自身の魔力を体内で暴走させて自壊させる誓約なので、確実に死を迎えるものだ。


この誓約は、年に一度更新されることになっている。理由としては、古い鍵だとそれだけ突破されることがあるが、毎年最新のものに変えて行けばその危険を減らせるというものだ。

もし退職や異動した際は、抜け道や王族に関する機密事項の記憶を二度と開かないよう封じられる決まりだが、それを行う場合も年に一度の更新に合わせられる。それは、掛けられる近衛騎士への影響を考えてのことと言われている。一年よりも短い期間で繰り返すと、脳や体、魔力の根源である魔核に深刻なダメージを与えることがあると分かっている為だ。



レンドルフが副団長を解任されたのは、ちょうど誓約を更新して間もないタイミングだった。その為、ほぼ一年間別の団に所属をしていながら、近衛騎士の誓約に縛られた状態だったのだ。それもようやく期限が来たため解除されることとなった。

これから結ばれる誓約は、一般の騎士が見習いから正式な騎士に任命される時に結ばされるもので、そこまで厳しいものではなく年に一度の更新も必要がない。退職する際にも、そのままにしておいても構わないものだ。


レンドルフ自身は近衛騎士の誓約は納得ずくで当然と受け入れていたが、自害を促す誓約だけはずっと気に掛かっていたのだ。ユリに対して「必ず生きて帰る」と約束をしているので、出会う前の誓約で不可抗力だったとしても、破ることだけはしたくなかったのだ。



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「まず古い誓約の破棄と、記憶の封印を行うよ」

「お願いします」


レンドルフが誓約書を読み終えてテーブルの上に置いたのを確認して、ケイシーが箱の中から拳大の魔石を取り出した。そして既に魔法陣が書かれた紙を広げ、レンドルフに両手を置くように促す。


「途中、気分が悪くなっても耐えるように。吐いたところで防水の紙だから安心していい。ただ、堪え難い痛みを感じた場合は言いなさい」

「はい」


緊張した面持ちでレンドルフが両手を紙の上に置くと、その周囲を囲むようにケイシーが魔石を並べる。


「じゃ、始めようか」


魔石の上に手を置いたケイシーが言うと同時に、並べた魔石がゆっくりと光を帯び始めた。そしてそれに呼応するように魔法陣が光り、手の平から何か自分のものではない魔力が入り込むのを感じて、レンドルフは思わず背中にゾワリとしたものが走ったのだった。


毎年行われていた誓約の更新とは明らかに違う感覚に戸惑う間もなく、それは体の表面から内部に至るまで全身に広がって行く。幸いにも痛みはないが、経験したことのない気色の悪さに思わず声が漏れそうになった。それでもどうにか堪えたが、無意識に食いしばっていたのか奥歯がギリリと音を立てた。


時間にしてみればおそらくそう長くはなかったのだろうが、体感としては延々と続くかのように思えた。が、不意にケイシーが魔石から手を放して「はい、終了」と告げると同時に、まるで何事もなかったかのように全ての不快な感覚が霧散した。


「はい、お疲れさん…って、おい!どうした!?そんなに辛かったか?」

「え…?」


魔法陣から顔を上げたケイシーが、レンドルフの顔を見て急に慌て出した。その理由が分からずにレンドルフが目を瞬かせると、テーブルの上でパタリと音がした。何かと思って視線を下に向けると、水の染みがテーブルの上に点々と落ちていた。いや、その染みは現在も落ちて増え続けている。


「え?あれ?」


レンドルフは焦って自分の手を顔に当てると、頬がすっかり濡れていた。その時になって初めて、レンドルフは自分が涙を流していることに気付いた。


「いえ…あれ?べ、別に痛みとかではなくて…」


そう言いながらも何故か目から涙が溢れ出して止まらなかった。そしてそれを自覚した瞬間、横隔膜が引き攣って反射的にしゃくり上げそうになった。とにかく涙をどうにかしようと、レンドルフは慌ててハンカチを出そうとしたが、トラウザーズのポケットに入れていた為に座ったままでは取り出しにくく、手間取っていると目の前に可愛らしいハンカチが差し出された。


「後で洗って返せよ」

「す…すみま(びば)せん…」


拙い刺繍の可愛らしいハンカチは、おそらくウォルターの一人娘作のものだろう。そういえばちょうど一年前にも、同じようにウォルターからハンカチを借りていたことを思い出した。あの時は言い様のない絶望と不安しかなかったが、今は似たような状況でも何が起こっているのか自分でも分からない。


せっせと顔を拭って、ハンカチが全体的に湿っぽくなった頃にようやく涙が治まったレンドルフが顔を上げると、彼の目の回りはすっかり赤くなっていた。


「気分はどんな感じ?ねえ、どんな感じ?」

「ナノア師団長、あからさまな興味本位は止めてください」

「い、いえ…大丈夫です。その、自分でもよく分からなくて…」

「ほうほう。じゃあ落ち込んだとか、辛いとかはないんだね?」


前のめりになって顔を覗き込んでいるケイシーにウォルターは渋い顔をして止めたが、レンドルフからしても全く原因が分からない。ケイシーに言われるままにレンドルフは自分の今の心境を思い返してみたが、強いて言うなら何かが抜け落ちたような気もするし、落ち着かずにソワソワしている気もしている。


もしかしたら、これでユリとの約束を破ることがなくなったという安心感で気が緩んだのかもしれないとこっそり思う。


「じゃあ続けて新たな誓約を結ぼうか」

「少し休ませてやってください」

「この心配性なパパはこう言ってるが、どうする?」

「こんなデカイ息子はいません!超絶可愛い娘だけです!」

「えーそこで親バカ発揮?」

「団長、大丈夫ですから」


そのままいつものように口喧嘩に発展しそうなので、レンドルフは慌てて割って入る。ただでさえ忙しい団長二人に時間を取ってもらっているのだ。特に体調に異常は見受けられないので、繰り返し問題はないと頷いてみせた。


「ああ、そう言えば君は王女殿下の特別だったよね」

「光栄にも御名を口にすることを許可していただいております」

「ふぅん、じゃあ」

「ナノア師団長」


ケイシーが口を開きかけたが、仏頂面のウォルターがそれを遮った。一瞬鼻白んだ様子でケイシーは動きを止めたが、それでも更に何かを言おうとする彼女を、強引に口を塞ぐという手段に出た。


「もがっ!」

「とっとと終わらせてください」


レンドルフはケイシーが何を聞こうとしていたのか全く予想がつかず首を傾げたが、ウォルターが急かすと言うことはそこまで重要なことではないのだろうと判断して、自分からも聞くことは止めたのだった。



多少のウォルターとケイシーのせめぎ合いはあったが、新たな誓約は特に問題もなく終了した。もし後から気分が悪くなったり異変を感じたらすぐに知らせるように、とケイシーに告げられる。それを聞いていたウォルターから「ナノア師団長ではなく、必ず俺に言うように」と何度も繰り返し言い聞かせられたので、レンドルフはコクコクとひたすら頷く以外なかった。


「ああ、これ、お土産に持って行きなさい」

「あ、ありがとうございます」

「じゃあ、またね〜」


レンドルフが退室しようとすると、ケイシーに山盛りになっていたクッキーを皿ごと押し付けられた。多分遠慮しても転移魔法で持たされそうだと思ったので、素直に受け取ることにした。そしてまだ後処理が残っているとウォルターは師団長の執務室に残り、レンドルフは両手が塞がったままケイシーに見送られて魔術塔を後にしたのだった。



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「…ナノア師団長。何シレッと誓約を追加してるんですか」

「いいじゃないか。何かあったら困るのは彼の方だぞ」

「そ…それはそうかも知れませんが」

「王女殿下にトラウマでも植え付けたらどうする。()どころか()が飛ぶことになりかねないじゃない」

「う…」

「それに身長的にもちょうど目の前」

「ナノア師団長っ!!」


この執務室にも厳重な防音の付与が掛けられていて会話が外に漏れることはないが、それが突破されそうな程の怒号がウォルターから発せられた。しかしケイシーは全く響いていない様子で、涼しい顔でカップに残っていた紅茶をグビリと飲み干した。


「全く…別にこの誓約のことは当人に周知してもいいんじゃないか?」

「それで問題があったからこその、今です」

「面倒だね」


先程レンドルフに新たな誓約を結んだ際、素知らぬ顔をしてケイシーは追加の誓約魔法を掛けていた。もっともその誓約は近衛騎士ならば必ず含まれるものなので、レンドルフからすれば違和感はないだろう。



ケイシーが追加したのは男性の近衛騎士にのみ結ばれる誓約で、性的興奮だけでなく無意識に自身が反応してしまうのを抑える為のものだ。貴人の警護となれば、それを狙ったハニートラップに遭遇することもある。勿論媚薬や魅了薬などへの耐性や、付与付きの装身具などで対処はしているが、視覚や不意の接触などで完全に防ぎ切れない場合もある。それに単純に意識していないのに困った状況に陥ることもあり、それは自然な現象として仕方ないことだと周囲は理解している。

だが、それが女性が守護対象だった場合は大変なことになる。そうならないように色々と対策は立てているが、最悪の場合()()どころか同時に首まで落とされかねない。それは冗談でもなんでもなく、実際の先例があるのだ。


ただこの誓約は、騎士自身の私生活や将来に影響が大きいとして、ごく弱いものだが彼らには秘匿されて掛けられている。かつてはきちんと説明がなされていたが、効果は弱いもので私的な場合には影響はないと言われても精神的に影響を及ぼすのか、夫婦生活が破綻した例が幾つも見られたのだ。その影響が出た者は速やかに誓約の解除が行われたが、予後はあまり良くはなかった。

その為この誓約は、近衛騎士の誓約更新と担当している魔法士と、近衛騎士団団長のみに知らされることになったのだ。



だからケイシーは、レンドルフが近衛騎士の任から外れても未だに王女に気に入られて側に侍ることを許されている為に、この誓約をこっそり追加したのだった。それは事情を知る者のささやかな気配りでもあった。


ウォルターとしては、その誓約は最大限体に負担が掛からないように配慮されてはいても、絶対に無害と言い切れないのを知っている。勿論誓約を結ぶことで得られるメリットの方が大きいのも理解しているが、近衛騎士から離れたレンドルフに継続を強要はしたくはなかったのだ。


「あいつは天地がひっくり返っても幼女趣味ではありませんし、真面目で奥手なヤツですよ」

「真面目だからこそ、だよ。彼は何かと目立つ。足を引っ張る輩も多いだろう」

「そ、れは…そうですが」

「そんなに彼が大事なら、近衛騎士団とは関わらないように活躍させてあげなさい。お前は人情に厚いが、そういうとこが無神経だ」


飄々としていた雰囲気のケイシーの目が、不意に鋭くなって目の前のウォルターを捉えた。王族特有の薄紫の目を持ち、少しだけ眠そうに垂れたケイシー瞳の虹彩が、キュッと針の先程に小さく引き絞られた。父の亜人種の外見的特徴は受け継いでいない彼女だが、感情によって虹彩の大きさが激しく変化するところだけを唯一継承している。そしてその虹彩が引き絞られた瞬間だけ、人成らざるものの痺れるような威圧を発散させるのだ。その威圧に、騎士団最強の一角でもあるウォルターですら息を呑んで言葉に詰まった。


「まあ、掛けちゃったものはしょうがないでしょ?来年、ちゃんと誓約から外してあげるからさ」


威圧はほんの一瞬で霧散し、ケイシーはまたいつものようにのほほんとして空気に戻っていた。


「来年…またここに連れて来なければならないのですが」

「んー、美味しいお菓子をあげるから遊びにおいで〜、とか言えば来るんじゃない?」

「子供ですか!」

「ま、後は任せた!」


絶対に自分で何とかする気のない様子が丸分かりのケイシーに、ウォルターは眉間の皺を深くした。しかし掛けられてしまった誓約を外すのは彼女に任せるしかない。



たった今終わったばかりなのに、ウォルターは来年レンドルフをここに連れて来る理由をどうしたものか、溜息を吐きながら考えるのだった。



お読みいただきありがとうございます!


ぼかして書きましたが、ぼかしすぎて伝わってなかったらどうしよう…と色々とせめぎ合いが。難しいところです。


ケイシーさんは割合天然にボケタイプが多い魔法師団の中で貴重なツッコミ役。師団長に選ばれたのも他部署から「迷走する魔法士達を正しい道に(ツッコミで)戻してくれるから」と熱望されたのが理由。


ウォルターからハンカチを借りる流れは、第一話にあります。作中ではまだ一年なんですね…書いてる側ももう少し時間を進めたかったのですが、色々なエピソードを詰め込んだら大変濃ゆい一年になりました。一年の間にレンドルフは何回死にかけてるんだ。時折サザ◯さん現象が起こっていると言うことで流していただければ幸いでございます。


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