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149.【過去編】眠り姫の青い瞳


「旦那様、少し休まれては如何ですか」

「ああ…もうこんな時刻か」


レンザは執務室で書類に向き合っていたが、家令に声を掛けられてようやく時計に目をやった。先程時計を確認した時から既に四時間余りが経過して、昼食の時間をとうに過ぎていた。


「失礼致します」


レンザが手元の書類から手を離すと、家令は許可も取らずにソファの置いてあるローテーブルに紅茶と小さなサンドイッチ、スープボウル、果物の乗った皿を並べた。サンドイッチには少し多めに塗られたバターとマスタードに薄くスライスしたハムとキュウリが挟まっている。ハムよりもキュウリが多めなのはレンザの好みだ。スープボウルの中には軽く湯気の立つポタージュが注がれている。手早く栄養が取れるようによく煮込んだ数種類の野菜を丁寧に漉して、少しだけ温めにしてあった。長年レンザに仕えている使用人達は、レンザの好みも休憩を促すタイミングも心得ている。本来ならばメイドに任せてもよい仕事なのだが、レンザが最も好む味に紅茶を淹れられることが家令の誇りでもあり、もう数十年もこの役目は譲らずにいた。


「ミリーはどうしている?」

「まだ不慣れな部分は多いですが、メイド長が鍛えておりますので、見所はあるかと存じます」

「そうか」


軽食の準備を終えたソファに移動し、早速オレンジの香りのする紅茶の香りを吸い込みながらレンザが家令に尋ねると、彼から明快な答えが返って来た。メイド長はこの大公家に仕えている中で最も長くいる使用人で、目に適わなかった者は早々に別の場所に回されてそれ以降彼女が直々に関わることは二度とないのだ。それだけ彼女に任されている仕事は重要であるので、少しでも見込みがないと判断されればそこに余分な時間を割く暇はない。

ミリーが大公家のメイドとしてメイド長の下に付いたのが二週間前であるので、まだ彼女が鍛えているというのなら使える人材なのだろう。


メイド長と同期で大公家にやって来ていた侍女のマリアが先日亡くなった。見習いの頃からずっとこの本邸で働き、その縁でアスクレティ家の分家であった男爵家に嫁いだ後も一人息子の乳母、そして孫娘の唯一の侍女として、マリアは最期まで大公家の為に忠誠を尽くしてくれていた。その功績に報いるため、先日マリアの嫁ぎ先には子爵位と牧畜に向いた穏やかな気候の領地を分け与えた。そしてまだ嫁ぎ先が決まっていなかったマリアの末娘ミリーが、大公家で働きたいと申し出て来たので雇うことにしたのだった。


ミリーには、母のマリアが急逝した理由と背景を、他言無用という誓約を結ばせて全て話していた。そしてそれを聞いた彼女に、コローニス家に引導を渡す為に同行するかと確認したところ、迷うことなく頷いた。母親の死因の原因になったコローニス家の面々と顔を合わせた時にはさすがに色々と思うところがあったようで、時折怒りと殺気が滲み出ていたが、それでも感情を抑え切って彼らの信頼する使用人に化けて指示された通りに自らの手で毒を入れていた。


そして彼女は、ユリが大公家で暮らすかどうかはまだ分からないが、どこに行くとしても専属メイドとして仕えたいと希望を出していた。ユリの容態はまだ予断を許さない状況で、大公家で正式に引き取るかどうかも定かではない。それに目覚めさせることが出来たとしても、特殊魔力で魔力を持つ人間は側に寄れないし、いつ魔力暴発を起こすか分からない危険性を持った、ユリは謂わば爆弾のような存在だ。しかしユリがいつでも目を覚まして神殿を出た後について行けるように、メイド長に研修を受けている最中なのだ。


ミリーはユリとまだ顔を合わせたこともなかったが、マリアが最期まで忠誠を尽くして守ろうとした遺志を継ぎたいようだった。



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「今のところ候補者達の進行度合いはどうなっている」

「全員順調です。魔力差がありますので、魔法の制御については習得に差異はありますが、その分知識量で補っているようです」

「きちんと自分の弱点を把握しているということだな。そこは評価してやるように」

「はい。承知致しました」


現在、密かに進めているレンザの後継者の選定は、四名のそれぞれ違う分家からの令息に絞られている。そして前の失策を考慮して、候補者の令息達には本家のアスクレティ家の後継候補とは知らせていない。筆頭分家当主の侍従候補と教えている。

以前の失策は、筆頭分家から次男を養子に迎えると本決まりになる直前に、直系のユリの存在が明らかになったことで危機感を抱いた筆頭分家が行動を起こしたことだった。


レンザからすれば、妻の選択を間違えて到底大公家を背負うだけの能力に達していない息子や、ろくに教育も受けさせていない孫娘を選ぶ気はなかった。しかし、分家から本家を継ぐという栄誉を得た立場が揺らいだと思われたことと、これまで跡取として上の立場だった長男が、次男に逆転されることを面白く思わなかったことなどの思惑が錯綜した。そしてその結果、許可なく王都の本邸に向かっていた息子夫婦が乗った馬車を、好機とばかりに襲撃するという愚かな行動に出たのだった。

しかしこれは筆頭分家とは言えども簡単に出来る計画ではない。半ば勘当のような状態で大公家を出された子息とは言え、もし襲撃の主犯が自分達と分かればただでは済まない。それを上手く隠してやると大公家の存在を面白く思っていない反対勢力から言葉巧みに誘導され、幾つかの高位貴族の家門が協力を申し出た。

彼らは、それに乗ってしまって主犯に担ぎ出されたのだった。


一見すればそれは、急な雨にも関わらず強引に進んだばかりに土砂崩れに巻き込まれた、という事故にしか見えなかった。


身内が巻き込まれたということで、隠居していた為に自由に動けた前大公でレンザの父ムクロジが真っ先に現場に向かった。レンザも魔力量は多いのだが、ムクロジは更に上だった。そして駆け付けた事故現場で、通常の警邏隊では分からない程に丁寧に痕跡を消された魔力の跡を発見してしまった。もしこれがレンザや他の者が検分に行ったのならば、事故として処理されていたかもしれない。

頼りなく魔力も弱いにもかかわらずそれを補おうとする努力をせずに楽な方に流れる質の息子を、レンザは歯痒く感じて厳しく接していたが、ムクロジからすると十分に可愛い孫だったようだ。

その馬車の事故が天災ではなく人為的に起こされたものだと分かると、その怒りでアスクレティの血の中に眠っていた神獣の凶暴で残忍な一面を目覚めさせてしまったのだ。そしてレンザが孫のユリの処遇について手こずっている間に、ムクロジはその魔力の痕跡を辿り、犯人に到達してしまった。


そこからはレンザも知りえぬことも多く、ただ気が付くと幾つもの高位貴族が消えたり降爵されたりと国内は混乱に陥っていた。その中心地にムクロジがいることは分かっていたが、レンザも止めることは出来ず、ふと気が付くと幾つかの家門だけが書かれたメモだけを残してムクロジは姿を消していた。大公家総出でムクロジの行方を探したが、一切の痕跡は見つからず、ここまで見つからないと言うことは既にこの世には居ないのだろうとレンザは感覚的に納得してしまった。


遺されていたメモに書かれていた家門は、おそらく息子夫妻の殺害に深く関わっている家なのだろうということはレンザも察することが出来た。だが、ムクロジですら追い込み切れなかった狡猾な相手であるので、それを引き継ぐようにしたレンザは、名前の挙がった全ての家門を潰すまでに10年以上かかることになるとはその時は思いもよらなかった。



ユリがアスクレティ大公家の直系と認知され、コローニス侯爵家に引き取られてから一年後に、レンザの後継として養子になる直前だった筆頭分家の次男が当主の座に就き、それから半年後に前大公家当主ムクロジが空の棺で葬儀が行われた。

本当ならばアスクレティ大公家に来る筈だった次男は、筆頭分家当主と次代の兄が急逝したことで跡を継ぐことになり、そのまま養子の話は潰えたのだ。本家直系の息子夫婦とその娘を手にかけようとして、逆に処断されたのだと分家の中でも敏い者は察していたが、何もなかったこととして誰もが口を噤んだ。そしてその件にムクロジが大きく関わっていたことも、全てが霧の中に消えてそのまま霧散したようだった。



そんなこともあって、現在の後継者候補は公にはせずに、ほぼ後継教育の修了していた現筆頭分家当主に教育を任せ、表向きには「筆頭分家当主の侍従」を選定しているという態にしている。今の候補に挙がっている令息達にしてみれば、それでも大出世の栄誉ある座なので、熱心に切磋琢磨して学んでいるようだ。その中でさり気なく、結果によっては本家に推薦することもあるとだけ告げているので、侍従以上の教育を受けていても納得しているようだった。


「彼らが我が家を背負えるようになるまでは、私も生き延びねばな」

「それならばますます旦那様には適宜な休息をお取りくださいますよう…」

「…耳が痛いな」


家令の言葉にレンザは苦笑しながらも、紅茶を飲み干して二杯目を注いでもらった。



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大公家の持つ広大な領地経営や薬師ギルドの運営、学園都市での非常勤講師など、レンザにはやることは多い。それなりに部下や分家などに権限を持たせて分散はしているが、やはり責任を伴うものについては最終的にレンザが精査しなくてはならない。そんな多忙の中で、「魂の婚姻」にまつわるような魔法書や研究論文などにも目を通していた。レンザは大抵の文字は一度目を通しただけで一言一句違わず頭に入る。その特性があるからこそこれまでのスケジュールでもやってこれたのだが、そんな生活も半年を過ぎるとさすがに疲労が蓄積されて来る。



その中で、幾つか「記憶と魂の連動」に関する論文を見つけた。まだ完全に学説として認定はされていないが、数名の研究者の間では、体と違って実体がない筈の魂が傷を負う原因は、実際に傷を負った記憶の反芻に因るものではないかという説があった。物理的な負傷は体が傷付き、それはいつか治るが、その恐怖を与えた記憶が身体の代わりに実体のない魂を傷付けるのではないか、というものだった。魂の傷は治ることはないが、それを埋めるのは温かな記憶や思い出などと言われているので、その傷も記憶から起こっていると論じられている。


その論文の中には「もし傷を付けた原因の記憶を抜き出すことが出来れば、一度ついた傷を治すことは出来なくともこれ以上増えることも深まることもなくなるのではないか」と綴られていたが、実証の記録はない。何故なら人の記憶を操作することは禁じられているからだ。記憶の操作や消去、上書きなどの魔法は存在するが、それは禁呪としてどの国でも厳しく取り締まられているのだ。あまりにも辛い記憶を持ったままで生きることが困難な場合は、催眠効果のある薬草と暗示で一時的に忘れさせるという療法もあるが、それは患者の中で封じているだけで記憶自体がなくなった訳ではない。


しかし、禁忌を犯してでもユリの最も辛い記憶を抜き出すことが出来たのならば、これ以上彼女の魂が傷付くことが防げるのではないだろうか。レンザは関係のありそうな論文を集中的に収集し、身分を隠して研究者に直接話を聞きに行った。

そしてレンザはある程度の確信を持って、再び中央神殿でレイへの面会を申込んだのだった。



「なるほど…記憶の抜き出し、ですか。不可能ではありませんね」


レイと面会したレンザは、これまでの調べた研究者の論文や症例などから、彼女の一番深い傷の原因となった記憶を抜き出してこれ以上反芻させることを止めることが出来れば、今後は「魂の婚姻」で傷を共有すればこの先どうにか生きて行くことは可能ではないか、という仮説に至った。そしてそれを聞いたレイは、それが禁呪だと分かっていながらもあっさりと頷いた。


「それに関しては私も協力は出来ると思いますが…しかし記憶の抜き出しは数十秒が限界でしょうね」

「そんなに…短いのですか…」

「人の記憶は、繊細に積み重ねた寄木細工のようになっています。あまりに大きな部分を抜き取ってしまうと、全てが崩れかねません。それに、人の魂はたった一言でも取り返しがつかない程の傷を負うこともあります。そこを効果的に抜き取ることが出来れば」



本日の面会場所は、神殿の最奥の一つ手前の厳重な結界に囲まれた場所だった。ここは、助からないような重症でありながらも訳あってその死を遅らせなければならないような人物や、現在では治療出来ないような患者の時を止めて将来的な技術に頼る為に眠り続ける人間などが封じられている場所だ。勿論ここに入る為には莫大な資金が必要になるので、誰でも入れる訳ではない。


ユリは、この場所の一角で半年程眠り続けていた。魔力の少ない人間から見るとただ横たわっているだけに思えるが、魔力の強いレンザやレイの目には、真っ黒な鎖のような誓約魔法が全身に絡み付いている。それは表面だけでなく、半ば体内に埋まるように巻き付いているので、魔法なので実体はないとは言っても痛々し気だ。そしてその彼女の周囲を薄い繭のように黒い紗幕が覆っている。これはレンザが魔力暴発を起こしたユリを咄嗟に封じた魔法だ。

今はその二重に掛けられた魔法の隙間から、魔力の高い聖魔法持ちが浄化と治癒魔法を掛け続けている。それと同時に点滴で解毒剤の注入も行っているので、身体に蓄積されていた毒は大分排出されていた。


眠っている顔だけを見ると、少しだけ幼いように見えるが、全身を見ると年齢よりも遥かに小さく見える。



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特殊魔力持ちや、魔力が強すぎる子供には制御を覚えさせるまで、魔力を制御する魔道具を装着させることが一般的な方法だ。しかし魔力は身体や精神の成長にも影響を及ぼすので、幼いうちは専門家が付いて魔道具の使用で制御する強度や装着時間を調整して、成長に影響が出ないか、出たとしても将来的に補うことが可能なように慎重に対処される。


しかしユリの場合は、あまりにも強すぎる魔力なのもあったが、両親が専門家を付けられる程の資金も知識もなかった為に、ただ強力なだけの制御の魔道具を雇ったメイドに渡して「泣いたらこの魔道具を付けるように」とだけの説明で丸投げをしていた。メイドもユリの特殊魔力に影響のない魔力無しというだけで選ばれて、魔力の制御については全く理解のない平民だった。感情の揺れで魔力が強くなる為に、最初のうちは言われた通りに泣いた時だけ魔道具を付けていた。しかし夜泣きなどが始まると、魔力持ちの近所の住人から怒鳴り込まれるようになり、メイドは一度も会いに来ないような両親のいうことを守らなくても分からないと判断して、赤子のユリにずっと魔道具を付けっぱなしにしていた。そしてそのままずっと、特に病気などはしていません、という報告だけを送ってほぼ三年間、全くバレないままユリは魔道具を付けたままにされていたのだ。


その頃、マーガレットとの間に二人目の子が授かったことが判明し、特殊魔力持ちで一度も抱くことすら出来なかったユリに掛ける資金の余裕がなくなった。そこでレンザにユリを後継者として引き取ってもらえば、これ以上ユリに金銭や手間をかける必要がなくなり、これまでの使って来た分を含めた養育費をもらって、これから産まれる子と新たに親子で生活を始めれば良いと思い付いたのだった。そこでレンザに一方的にユリを渡すことを告げてから、王都に連れて行く為にやっと迎えに行って初めて、ユリは三年経ってもろくに首も座らない赤子のまま成長していなかったことが判明した。


さすがに魔道具を外さなかったことでメイドを責めたが、「三年も会いに来なければいくら頼んでも他のメイドを雇うことなく、あんなに安い金額で世話が出来たのは子供を成長させなかったおかげだ」と逆に怒鳴りつけられて、メイドはそのまま出て行って戻らなかった。


このままユリを連れて行くのは彼らもマズいとは思ったものの、ユリをレンザに任せなければこの先十分な生活資金が得られない。ただ引き合わせてしまえば孫可愛さにどうとでもなると思ったのか、むしろ何も知らない赤子の方がレンザが後継に育てやすいと言い含めればいい、とさえ考えていた。



事故後、初めてユリを見た時のレンザの衝撃は、筆舌に尽くしたいものがあった。三歳になっている筈なのにまだ首も座らない状態で、皮肉にも母親とそっくりの加護無しの死に戻りとなってしまった。魔力を抑えなければ誰も世話が出来ずに生活が保証出来ないが、そのままでは成長を阻害されてしまう。


レンザには、ムクロジの置き土産とも言うべき処断した貴族の後始末と、まだこれから排除しなければならない家門との戦いがある。その中で特大級の爆弾(ユリ)を抱える訳にはいかなかった。


どうしたものかと思案している時に、幸いにもコローニス侯爵家からユリを引き取るという申し出があったため、それを受け入れることにした。侯爵家が大公家の後ろ盾や養育費を目当てにしているのはすぐに分かったが、その程度で厄介ごとを引き受けてくれるのならレンザに取っては安いものだと判断した。ユリが侯爵家の教育でマーガレットのようにどうしようもない人間に育つかもしれないが、初対面の孫と、大公家のどちらを取るかと言われれば、迷うことなく後者を取ったのだった。



かつて息子の乳母をしていたことから、マリアがユリの世話も引き受けてくれたので、特殊魔力に注意しながら魔道具の使用の控えることでユリの成長の補助をするように任せることにした。

ユリが実年齢よりもずっと小さく見えるのは、赤子の頃の成長阻害の影響が大きい。マリアが愛情を込めて細かく魔道具の着脱を調整して世話を請け負ってくれたので、ここまで育ったのは全てマリアの功績とも言えるだろう。



赤子の姿のユリを見た時に、母親のマーガレットにそっくりで、抱いてみるかと問われた時に彼女の特殊魔力を理由にレンザは思わず断ってしまった。レンザの中では、息子も愚かであったと思うが、それ以上にマーガレットへの忌避感が強かった。


しかしこうして目を閉じているユリを見ていると、不思議とマーガレットの顔とはダブらない。冷静に眺めれば、赤子の頃よりも成長した分似て来ているだろう。しかしレンザの脳裏に浮かぶのは、侯爵家別邸でマリアのことを尋ねて来た不安気な顔と、迂闊にレンザが彼女の死を告げてしまった瞬間の絶望に染まった顔だ。あの世界が終わったような闇に染まった目が忘れられなかった。


レンザは、まだユリのことを孫として何かを思うところはなかった。だが、あの美しい湖水のような澄んだ青い瞳が、もう一度見たいと思っていたのだった。



ムクロジがいなくなったのは、亡くなったというよりも、報復の為に色々なものと引き換えにしたので存在が消失したような感じです。

アスクレティ本家と筆頭分家を争わせて、後継問題を拗らせようとした勢力が存在しているので、その辺りをムクロジが叩き回っていました。

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