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122.パーティー準備と不穏な知らせ


「ぐ…ええぇぇぇ」

「お嬢様、そのような声を上げては幻滅されますよ!」

「う…う…ぐうぅ」


ユリは、大公家別邸の自室で呻き声を上げていた。そこに専属メイドのミリーの叱責が飛んでいるが、歯を食いしばって堪えても声が漏れるのは止められなかった。


「まあ、当日まで少しずつ絞って行きましょう」

「…う…ううう…何かイロイロ出そう…」


ユリはぐったりとした様子でベッドの上に突っ伏した。


ユリの体には、夜会用のドレスなどを着る際に使用されるコルセットが巻き付いていた。それがウエスト部分をぎっちり締め上げているので、普段からメリハリのある彼女の体型はそれは見事なくびれの曲線を描いていた。しかもあちこちから総動員で招集されているので、ただでさえ豊満な胸が通常の二割は増量して見える。そんな見た目だけは大変けしからん状態なのに、ユリの口からは地を這うような呻き声が漏れ続けていた。


「いつものように腕に魔道具を付けられないのですから、その分体に巻き付けなければならないのはお嬢様もご承知でしょう?だからこそ中身を絞めておきませんと」

「…分かってる、わよ…」


そう言いながらも、ユリは既に息も絶え絶えな風情になっている。普段から平民や、下位貴族が普段着るような服を着ることが多いので、ウエストを絞るようなコルセットも布製で自分で装着可能な柔らかいものばかり愛用している。それどころか、採取に出掛ける時には動きの妨げになるのでそういったものは一切身に付けない。

ほぼ社交をしないでも許される大公家だから、その立場を利用して楽をさせてもらっていた。しかし、さすがに今度参加予定のパーティーにはそうも行かないので、その本番に向けての予行練習で久々に本格派のコルセットが登壇することになったのだった。

それにユリは普段から自分の特殊魔力を抑える為に強力な魔道具を複数装着している上に、他にも防御の為の魔道具を多数装備している。基本的に腕と腰に着けていることが多いのだが、今度着る予定のドレスはオフショルダーのデザインで、スカート部分はマーメイドラインで体にぴったりとしたタイプのものだ。長手袋はする予定だが、その下に魔道具を装着してはすぐに分かってしまうので腕に着けておくことは出来ない。そうすると全てを腰に巻くことになるのだが、一つ一つは薄手でもまとまればそれなりのボリュームになる。ドレスのサイズに影響するのもあるが、実際よりもウエストが太く見えるのは嫌だ!と主張してユリは訓練して当日はギリギリまで引き絞れるようにミリーに絞めてもらっていたのだった。


「これであの靴も履かれる予定ですよね?大丈夫ですか?」

「何とかするわ。ここで根性見せないと、礼服姿のレンさんを間近で拝めないもの!」

「淑女は『根性』などとは言いませんよ」

「余所で言わなきゃいいのよ」


ユリは多少慣れて来たのか、よいしょ、と呟いてベッドから起き上がった。ミリーは内心「淑女は『よいしょ』とは言いません」と思ったが、今更なのでソッと心にしまっておく。ユリの言動にいちいち突っ込んでいたらキリがないのは長年の専属生活で心得ている。


「本番までにはあと二段階は絞めて参りましょう」

「う…これじゃ駄目…?」

「一度お試しになりますか?」


ミリーは良い笑顔で、本日届いたばかりの手直しをしたドレスを差し出して来た。あの注文を受けてくれた店員が優秀だったのか、予想以上に上から重ねたオーガンジーの生地が美しく馴染み、これならばレンドルフとパートナーとすぐに分かるだろうという絶妙な色合いになっていた。刺繍を活かす為に少しだけ元の金茶の生地も見えているが、テンマの茶髪よりもレンドルフの栗色の髪色の方に近いので、予定通りレンドルフと共にいれば誤解を招くことはないだろう。


ミリーの手を借りて着てみたドレスは、一年程前に誂えたものではあったが今のユリの体に吸い付くようにサイズがぴったりだった。踵の高い靴を履く用に作った物なので、裾を引きずってしまうのは仕方がない。


「ぴったりですね」

「……あと二段階、ガンバリマス…」


キッチリ絞めたウエスト部分も、指一本の余裕もなくジャストサイズで体に添っている。通常であればこれで全く問題なのだが、ユリの場合はここに幾つもの魔道具を巻き付けなければならない。現段階で、何かを巻く余裕は存在していなかった。


あまりに虚無の顔でユリが呟いたので、気の毒になったミリーから「ウエスト部分を手直ししましょうか?」と提案されたのだが、ユリは首を振ってそれを断ると、キリリと眉を上げて「根性出すわ!」ときっぱりと言い切ったのだった。



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ユリがコルセットに根性を見せていた頃、クロヴァス家タウンハウスでもどうしたものか礼服の前で眉を顰めているレンドルフがいた。


「覚えていた物よりも派手な気がするんだが…」

「しかし、若様のお持ちの赤の礼服はこちらだけでございます」

「そうか…」


急遽パーティーに出席することになったと使用人に伝えて出してもらった礼服は、レンドルフのイメージの倍は派手派手しいものだった。生地はクロヴァス家の色である濃い赤が使われていて、それだけならば渋めとも言えるのだが、これでもかと全身を埋め尽くすような金糸の刺繍で目が痛くなるようだった。レンドルフの記憶のイメージでは、襟と袖に細かい刺繍があったと思っていたのだが、実物は裾やら背中やらにも刺繍が施されていて、しかも火魔法に長けた家門であるので、炎に包まれたフェニックスの図案が背中から肩を経由して前身頃を覆い尽くしていた。


「次期様の婚礼で、お身内でございましたから」

「…そうだったな」


この礼服を作ったのが、長兄の長男、レンドルフの年上の甥で次期当主の婚礼の時だ。当主の身内であるので、それ相応に豪奢なものを作ったのだった。礼服を前に絶句しているレンドルフに、少々同情混じりで執事は呟いたのだった。


「これだと、主賓よりも目立ちそうだな…」

「外せる飾りは手当たり次第外しましょう」

「そうだな、頼む」


念の為に確認した濃紺の方の礼服は、こちらも金糸の刺繍が施されてはいたがずっとさり気なく控え目なデザインだった。最初からこちらだけをユリに言っておけば良かったと思ったが、ユリの方はもう赤系で合わせる方向で準備している筈だ。それに彼女のリクエストもあるので、今更変更はし辛い。

商会の創立記念パーティーではあるが、それに合わせて次期伯爵のエリザベスの婿としてテンマとの婚約発表がされる予定だ。互いの色を纏うとしたら、エリザベスは茶系、テンマは黒系になるだろう。その主役よりも目立つことはレンドルフとしても避けたい。



「若様!こちらを肩にこう…掛けてみるのはいがでしょう」


侍女長が長いマントを持ってやって来た。服に使っている生地と同じようだが、それよりも更に暗い色味なので黒に近く見える。しかしそれは黒ではなく赤系とはっきりと分かる。


「ああ、それはいいな。背中の刺繍が半分は隠せる。これは?」

「奥方様が当主様の成人祝いの折りに纏ったマントでございます」

「義姉上が?ええと…女性が夜会でマントを羽織ることはあるのだろうか…」

「普通はございませんが、奥方様は騎士の礼装でご参加されましたので」

「騎士の!?兄上じゃなくて義姉上?」



貴族が通う学園の卒業後に王城で成人祝いの夜会が開かれて、卒業生はそこで国王から祝いの言葉をもらうことで、成人した貴族として正式に社交界に迎え入れられたと認められるのが通例だ。その夜会で婚約者がいる者は共に参加して二曲続けて踊ることで、互いの仲は良好であり家同士の結びつきも安泰であると周囲に知らしめる絶好の機会だった。卒業後に婚姻を結んだ者は、その表明として三曲踊ることもある。この夜会で婚約や婚姻の意味のある数だけ踊ることで、謂わば王の前で宣誓をしているのに等しい為、その後関係が崩れたり、横槍を入れるような者がいた場合は周囲から白い目で見られてしまうのが暗黙の了解だった。


レンドルフの長兄がその成人祝いの夜会に参加した当時は、義姉とは仮の婚約を結んでいただけだった。だから世間的には、クロヴァス家の長男は婚約者がいないということになっていたのだ。

義姉はクロヴァス家専属騎士団の団長の娘ではあるが出自は平民で、当時の当主夫人、レンドルフの母の護衛騎士になる為に腕を磨き、その努力が認められ団長の家に養子として引き取られた。そうして常に母の側にいた彼女に長兄が恋をして、学園に入学する為に領地を離れる際に求婚した話は領内でも有名だ。当初義姉には本気に受け取ってもらえず、長兄は「絶対に一番の成績を出して妻に迎える」と宣言した。義姉はあまりにも熱烈に言い募る長兄に「子供の言うことだし王都で綺麗なご令嬢を見れば気も変わるだろう」と仮の婚約だけ仕方なく承諾したのだった。


しかし卒業まで彼女一筋で全くブレなかった長兄に応える形で、その夜会に義姉が訪れ長兄にダンスを申込んだ。そしてそのまま二曲踊り、そこで終了しようとした義姉に対して長兄が強引に三曲目を踊らせたというエピソードは、時折二人が喧嘩をするとその話で言い合いをするので、レンドルフもよく知っていた。が、その時に義姉が騎士の装いでやって来たというのは初耳だった。



「あの時の奥方様の凛々しさには皆うっとりと見惚れてしまって、肝心の当主様にお祝いを言いそびれた者が多数いて、随分と怒ったものですねえ」

「懐かしいですな。あの時は若様のお父上もうっかりしてお母上に叱られておりましたな」

「ですが一番うっとりしていたのは間違いなく当主様でしたね」

「見惚れて三度も階段を落ちましたからな」


ベテランの執事と侍女長の当時の思い出をそのまま聞いていて良いものか分からず、レンドルフは礼服と一緒に掛けられたマントを手に取った。何かの付与が掛かっているのか、見た目よりもずっと軽く感じた。広げてみると、表は端の方に控え目な刺繍だけなのに、裏側は真っ赤でやはり炎に包まれたフェニックスが大きく刺繍されていた。


「裏はすごいな…」

「お召しになる騎士服が黒や白の際には、こちらを表にしておりましたよ」

「そういうものか」

「昔は足元までたっぷりとあるマントが流行りでしたが、今は少し短めで軽やかな方が好まれますし、若様には丁度良いのではないでしょうか」

「そうだな」


レンドルフは軽く自分の肩に掛けて足元を確認してみた。義姉は長身と言っても女性であるし、レンドルフは大柄揃いな一族の中で今は一番背が高い。その為、裾の長さは膝よりも少し上くらいになっている。レンドルフは服の流行はよく分からないが、確か一番最後に護衛で参加した夜会でもこのくらいの丈のマントを纏っていた者もいた気がする。



その後は試しにレンドルフが礼服を着て、少しサイズ調整が必要そうな箇所を侍女長と針仕事が得意なメイドがせっせとメモを取って行く。レンドルフはあまり体格は変わっていないと思っていたのだが、右腕と太腿が少しキツくなり、逆に腰と尻の辺りは緩くなっていた。これは騎士団にいた時と違い、ノルドに騎乗する機会が増えたせいかもしれない。


「このマントはあまり広がらないように少し留めておきますね」

「ああ、任せるよ。それと、机の上に置いてあるタイピンを付ける予定なので、それに合う色のタイを選んでおいて欲しい」

「避けた方が良いお色はお分かりですか?」

「黒と…淡い緑かな」

「なかなか難易度が高いですね」


正直レンドルフはどの色を選んだらいいか分からなかったので丸投げしたのだが、言われたメイドも苦笑している。礼服は黒のものも多いので、黒を着たとしてもそこまで問題ではないだろう。だが、今回のレンドルフは誤解を招かないように絶対に黒は避けなければならないのだ。ひとまず「何とかします」と言われたので、レンドルフは自分が選ぶよりは遥かにマシな筈なので、準備してもらったらありがたく身に着けようと思っていた。


「若様、お相手のお嬢様には何か贈られておられますか…?」

「ああ、大丈夫だ。あのタイピンと揃いの髪留めを贈っている」

「それならよろしゅうございました」

「今回は急でしたから仕方ありませんが、次は是非ドレスをご準備なさいませ」

「機会があればな」


執事と侍女長に左右から言われて、レンドルフは少しだけ苦笑する。レンドルフが自分からパーティーに身内以外の女性同伴で参加すると告げた時の彼らの目は、完全に肉食獣や猛禽類のソレだった。

これまで浮いた話一つなく、騎士の務めに一心に邁進して暇さえあれば鍛錬ばかりしているレンドルフに、執事を始めとする使用人達は色々心配が絶えないようだ。こればかりは分かっていてもレンドルフにはどうにか出来るものではないし、副団長だった時ならともかく今は辛うじて正騎士の資格だけ持っている平騎士なので、ますます縁遠くなっていることだろう。少なくとも、当分は新しい配属先で一から足元をしっかりと固めることに集中するべきだと思っていた。


ただそれでも一瞬だけ、ユリの顔がレンドルフの頭をよぎる。

出会ってすぐに自分のことを騎士だと見抜き、貴族であることも分かっている。それでも最初から臆することなく接してくれて、騎士団以外で得た縁は全て彼女に繋がっている。急に道が見えなくなって動くことが出来なくなっていたレンドルフを、明るい方へ導いてくれた人だ。もしかしたらユリはそんなつもりはなかったかもしれないが、彼女おかげでレンドルフは世界が広いことを知った気がしたのだ。

しかしその反面、このまま中途半端な状態で縁を繋いでいていいのかと思う気持ちもある。いずれ彼女は薬師になって、多くの人の為になる薬を作ることになる。その時にこんなに不安定な存在の自分が、彼女の隣にいることはひどく不誠実なように思えてしまう。



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不意に、窓の方から小さくコツンという音がして、隙間からスルリと伝書鳥が入って来た。これは普段から使用している特に特徴もない白いものだ。レンドルフが手を出すと、その上にフワリと乗って封筒に変わる。宛名を見ると、ミダース家から送られて来たものだった。何かあった時の為に情報共有として、テンマとは数枚ずつ伝書鳥を交換しておいたのだ。


「っ!これは…!」


前にテンマから貰った手紙とは違う手蹟を訝しく思いながら広げてみると、その手紙の送り主は息子のトーマからだった。そこには、テンマが貰っていた伝書鳥を勝手に使って連絡したことの詫びと、昨夜何者かの襲撃を受けてテンマが負傷したことが綴られていた。そして今は緊急で中心街の方にある聖キュロス治癒院に入っているということだった。よほど余裕のない状況で書いたのか、トーマの文字は知らなくてもそのペンの運びはひどく乱れていることが一目で見てとれた。

その手紙の最後には、可能であれば治癒院に見舞いに来て欲しいと締められていた。


「すぐに外出の準備を」

「畏まりました」

「ノルドで向かうので、厩舎に知らせてくれ」

「準備を整えさせます」


手紙を読んだレンドルフの顔色が変わったのを見て、唯事ではない事態が起きたのだろうとすぐに察したのか、部屋にいた侍女長とメイドがすぐに礼服とマントを脱がしに掛かる。執事はレンドルフも命を受けると同時に足早に部屋の外に出て、近くにいた従僕に指示を飛ばしている。


そもそも見舞いに行くのは、本来なら余程近しい身内でなければ普通はあり得ないのだ。先日知り合ったばかりのレンドルフのような立場で見舞いに赴くことは失礼に当たる。仮にも大商会を持つ貴族なのだから、商会に関わるもっと親しい貴族もいるだろうし、以前からの関係の深い頼れる相手もいる筈だ。しかし、トーマは先日成人と同時に当主を継いだばかりで、まだまだ頼らねばならないテンマの不測の事態に混乱しているのかもしれない。

多少引っかかることはあるが、レンドルフとしてもテンマの容態は気になるので、手紙の言葉に素直に応えることにしたのだ。


レンドルフはノルドの準備が整うまでに、ユリにも知らせておこうと急ぎギルドカードからメッセージを送ろうとして動きを止めた。そしてしばらく考え込んでから、再びメッセージを送る為のマークに指を置く。


「テンマさんが昨夜怪我をしたと連絡を貰いました。お見舞いがてら詳細を聞きに行きます。分かったらまた連絡します」


メッセージを吹き込んで確認してから、レンドルフはユリに送信した。トーマの知らせて来た内容をそのまま告げてしまうと、ユリも治癒院の方に来てしまうかもしれない。再び襲撃がある可能性が高そうな状況で、ユリを近付けることは避けたかった為に軽めに知らせるだけに留めたのだ。


テンマがどこで襲撃を受けたのかは分からないが、トーマが知らせて来た聖キュロス治癒院は、重傷者や重篤な病の者が送られる王都一大きな施設だ。その近くで襲撃を受けて怪我をしたのならともかく、屋敷のあるリバスタン街で怪我をしてそこまで運ばれたのなら、相当危なかった状況が考えられる。

その治癒院は、多数の治癒士、治癒や浄化の上位魔法を扱える高位神官が何名も所属しているし、どこかで大規模な災害などが起こっていなければ再生魔法の使える聖女か聖人が一人は常駐している筈だ。その為、その治癒院まで虫の息でも命さえあればどうにでもなる、という話もあるくらいだ。



ノルドの準備が整ったということで呼びに来た執事に後を任せると、レンドルフは大股で部屋を後にしたのだった。



レンドルフは婿候補として条件的には悪くないのですが(前辺境伯三男で騎士)、世代的に王太子と第二王子の中間くらいなので、その世代は王太子妃、王子妃、側近、ご学友を狙ってベビーラッシュだった為に見た目的に損をしている彼は婿候補としてのランクはあまり高くありませんでした。

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