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リドリー

本日週間ランキングにも乗れました。ありがとうございます。

ストックが切れているのですが、がんばって更新期間が開かないようにします。

「それで何か用なの?」

「ああ、そういえばこの間のリドリーのバトル見たよ、おめでとう。」


 ちょうどアーシェスとトリエスティのバトルの前に、リドリーのバトルがありアーシェスはそれを観戦していた。

結果は無事リドリーの勝利という形で終わっている、内容としてもアーシェスが見ても実に見事な内容であった。以前戦った時に比べさらに動きが早くなっており、動きがより洗礼されていた。

 元々リドリーは魔法と剣術を両方使う魔法戦士タイプのプレイヤーだ。

ジョブの暗黒騎士はアーシェスの聖騎士の正反対に攻撃力が高く、防御力が低いジョブだ。

それをリドリーは自身の移動速度を上げる事を重視し、攻撃は躱し攻める。

所謂、蝶のように舞い蜂のように刺すこれを体現しているプレイヤーでもある。


「何、遠回しの嫌味かなにかなの? どうせ私はあなたに負けたわよ」

「いやいや、前もいったけど接近戦ではほぼ互角だ。運がよかっただけさ」

「それで要件はなんなの? あなたのような忙しい人が態々近況報告をするために私に連絡してきたとは思えないんだけど」

「はは、そうだね。では単刀直入に言おうか。今度僕の事務所のライバーと戦う事になってね」

「へぇー誰? あなたの事務所のライバーって結構実力派が多いから私結構見てるわよ」

「え? そうだったのかい?」

「当たり前でしょう。他のライバーとかだと流行り物に乗ってるだけの人も結構いたけど、あなたの事務所は結構ほんとうに強い人が多いからね。

あなたもそうだけど、戦い方をかなり意識してて見てて本当に面白いわ」

「そうか、実はその対戦内容がチームバトルでね」

「あぁーなるほどね。アーシェスの言いたい事分かったかも」

「それはよかった。それでどうかな? 一緒に戦ってくれないか」


 今回アーシェスがリドリーを誘ったのにはもちろん理由がある。それは最近戦ったプレイヤーで一番自分のプレイスタイルと相性が良いと感じたからだ。

もちろん、アーシェス自身ライバーとしても人気があり、他のプイレイヤーとも交流があるため、声を掛ければチームになってくれるプレイヤーは多い。

それでもアーシェスは今回リドリーとトリエスティに拘ったのは理由は非常に簡単だ。


 戦って楽しかった。

 その一言に尽きる。リドリーは自身と同等に近いプレイヤースキルを持っており、トリエスティについては接近戦でも戦えるマジックアーチャーというのが面白い。

だからこのチームで戦ってみたかった。


「うーん。興味はあるけど、どうしようかな」


 リドリーの迷っているような声にアーシェスは苦笑した。

彼女がきっと簡単に首を振らないのを分かっていたからだ。


「どうしてもダメかな?」

「他にいないの?」

「今回3対3の変則マッチでね、一人は既に決まっている。もう一人をぜひリドリー。君にお願いしたいんだ」

「そうね。じゃあ私のお願い聞いてくれたらいいわよ?」


(はは、やっぱりそう来るよね)

 アーシェスは心の中で予想通りの展開になりやはりかと思った。


「わかったよ。僕のスキルを作ってる職人を紹介しよう。本来であれば僕の専属だから普通はだめだけど、今回に限り1回だけ生産に協力するようにお願いしてある」

「もうっ! 何よ! 分かってるじゃないの!!」

「今度紹介するよ。じゃあオッケーと受け取っていいかな?」

「もちろんよ! それでいつ紹介してくれるの!?」

 

(さて、少々面倒へんな感じになったが、これでチームメンバーは揃った)


 装備、スキル、メンバーは揃った。次は今回のチームバトルのルールが()()()()()()()()をパスタと決めないといけないと行けないとアーシェスは考えた。


 





お読み頂きありがとう御座います。

評価、コメント等頂けるとモチベが上がりますので、

よろしくお願いします。

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