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チームメイト

恐らく更新が遅くなり始めると思います。

申し訳ないです。

アーシェス Side


「でもチームメンバーに当てなんてあるのか?」


 テイクからの質問にアーシェスは意味深にうなずいた。

「もちろんだ。ちょうど当てがあるからね、この後連絡をしてくるよ。テイク達はもう打ち合わせは大丈夫かい?」

「ああ、俺は大丈夫だ」

「ワシも問題ない」

「私もオッケーよ」


 三人の返事に満足そうにアーシェスは頷いた。次の問題はチームメイトになるが、一人に関してはほぼ間違いなく連れていける自信があった。

残りの一人は恐らく餌をつらないとだめだと考えている。

(以前そういう会話もあったし、最悪それで説得してみようかな)


 アーシェスはそんな事を考えていた。そのためにも目の前の友人にまず許可を取る必要があるため、自分の考えをテイクに説明する事に決めた。


「テイク、実はね――――」




 相談事も終わり、オルス、フィーネ、テイクの3人はそれぞれ戻っていった。

オルスとフィーネはさっそく装備のラフデザインを作ると言っており、テイクはスキルを運営に申請する段取りを取るて言っていた。

頼もしいメンバー達を見てアーシェス自身もまずチームメンバー候補のプレイヤーに声をかける事に決めた。

 まず一人。

こっちはほぼ確定している。多分本人も拒否はしないだろう、()()()()()()()()()()()()()()()()

さっそくその人物に対し連絡を送る事にした。

呼び出し音が流れ、そして相手に通話が繋がったようだ。


「やあ、トリエスティ。元気かい?」

「アーシェスさんですか。どうしました? 特に元気って分けではありませんが……」

「前の生放送のように元気がないみたいだね?」

「勘弁して下さい、あういうキャラになっちゃってるんですよ。あぁでもおかげ様で見てくれる人が大分増えました。ありがとうございます」

「いいよ、僕もよい経験だったからね、――でだ、トリエスティ」

「はい、なんでしょうか?」

「ははは、惚けちゃだめだよ、あのバトルでは賭けを行っていただろう?」

「――あぁ、そうでしたね。申し訳ないです、完全に忘れてました。それで何をやればいいんですか?」

「そんな難しい事じゃない、今度僕がチームバトルをやる事になってね、そのチームメンバーとして一緒に戦ってほしいんだよ」

「はぁ!?」


 通話越しでトリエスティが非常に驚いているのが分かった。


「すまないが拒否はしないでほしいな」

「いや、それなら全然! もしろやりますよ!」

「よかった、快く受けてくれて助かるよ」

「でも俺でいいんすか?」

「もちろん、僕が知る中で遠距離ジョブで君ほど面白い人は最近いなかったからね。日程はまだ決まっていないから後から追って説明するよ。また連絡するから今度打ち合わせしよう」

「分かりました、ちなみにタッグ戦ですか?」

「いや、3対3だね」

「なるほど、相手は?」

「うちの事務所のパスタだ」

「――あの人かぁ、苦手なんすよね」

「面識あるのかい?」

「いや、ないですけどなんて言うか、周波数が合わないんですよね」

「はっはっは! まぁ気持ちはわかるさ、じゃあまた連絡するね」

「わかりました」


 そうしてトリエスティとの通話は終了した。これで一人目、賭けの話もあったし、トリエスティ自身も恐らく有名なプレイヤーとだったら戦うのはいやとは言わないだろうとアーシェスは考えていたのだ。

だが、次が問題だ。恐らく簡単には頷かないだろう。


「まぁ勢いで通話投げてしまおう、こういうのは勢いだよね」


 そんな独り言をいいながら端末を操作し目的の人物に対し通話を投げた。何度かのコール音がなり相手が通話に出てくれた。


「久しぶりだね、リドリー」

「あら、アーシェスじゃない、この間のバトル見たわよ。相変わらず変なスキル使ってるわね」



アーシェスのジョブと正反対のジョブ【暗黒騎士】のリドリー、アーシェスが望む最後のチームメンバーだ。



お読み頂きありがとう御座います。

評価、コメント等頂けるとモチベが上がりますので、

よろしくお願いします。

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