010
新しい剣もできたし、オークとの戦いだね。15階層へ。
【オーク】
魔物
Lv23
スキル
剣術Lv5、盾術Lv2
●動きは少し速い。皮膚が固い。攻撃耐性小
ゴブリンより大きいな、体調2m程で豚が2足歩行している。
まずは5体か、左側3体に風撃を6発並べて放つ!横に躱されない為だ。よしよし3体は後方に飛ばせたぞ、2体が向かってくるが最初の攻撃を2体が重なるよう躱していく。
前の1体は振り切った態勢なので胸に一突き、続いて後方を袈裟きりで倒そうとするも盾で受けられる。
流石、盾で剣を弾かれたので後方に一歩下がる。後から3体が向かってくるので前の1体に斬りつける。また弾かれた。
「クッソ――」
もう一度全力で叩き込む。盾に傷は入りそのまま押し込むように力を込める。が、動かない。
剣から力を抜き一歩さがれば一気に間合いを詰めて斬りかかってくる。胸元が空いたので貫く事ができた。強いな、そう思いながら3体と距離をとる為下がる。
前に1体、後方は2体並んでいる。最初の1体に斬りかかる。盾があるので全力だ。盾を横に弾くように振り抜いた。盾が弾かれ正面がガラ空きだ。剣を返して胴体に一撃を入れ後方は2体、右の1体に向かい胸元を着く。盾で防がれるが、態勢が崩れた。残りの1体が斬りかかってくるのを躱しつつ態勢が崩れた1体の頭を一突き。
最後の1体は盾を全力の一撃で弾き飛ばし倒していく。盾があると攻撃が弾かれてしまうな、俺も練習したほうがいいかな?
魔石と剣5個、盾1個が残っていた。俺が傷つけた盾は残らなかった。
俺の剣は?刃こぼれはない。次の5体に向かって進んで行く。
同じように戦いなら進むのだが、攻撃を躱す際に態勢が崩れた。
「マズい!」
そう思い風弾で弾こうと魔力を込めつつ剣での一撃を行う。
しかし、風弾にならずに魔力が剣に流れてしまうが盾ごと斬り飛ばすことになった。
もう一度、魔力を込めて剣を振る。
盾も斬れるし剣も斬れる。
何これ!無双じゃん!
フロアのオークは敵ではなくなった。ボス部屋までに60体のオークを倒し、魔石と肉60個と剣35本、盾20個が残っていた。剣も盾も斬ってしまった物は消えていった。
【オークソルジャー】
魔物
Lv26
スキル
剣術Lv6、盾術Lv2
●動きは少し速い。皮膚が固い。攻撃耐性小
オークソルジャーが5体か。
先程覚えた剣技があれば大丈夫か。風刃をオークには試していなかったな。
左右の2体に大きめの風刃を撃つ。傷つくが倒れるまでではないので再度魔力を高めて撃つ。
消えた、残り3体との距離はまだある。
こちらから距離を詰めていくと盾で防ごうと左右の2体は構える。
中央1体は斬りかかってくるので受け流し胴体に突き刺す。引き裂きながら右の1体に向けて一撃。盾ごと両断した。
最後の1体も斬りかかってきたので剣ごと切り裂いて終了した。
危なげない戦いだった。剣技って「スゲー」
風刃はもっと大きく魔力を込めて動かせば全滅できるかな?
やってみた。できた。瞬殺。5体が一瞬で消えていった。
剣と魔法、交互に使って戦っていくとリポップ終了。
魔石と肉50個、剣37本、盾35個が残っていた。中級魔鉄だ。
16階層はキラーホーネット。
【キラーホーネット】
魔物
Lv15
スキル
無
●動きはかなり速い。毒針があり刺されると一定時間痺れて動けない。
蜂か。まあ毒針はあるよな、蜂だし。問題は数だ、500匹ってどうやって戦うんだよ。
何か手は無いか?そういえば昼食がまだだったな、食べよう。
ダンジョンを出て昼食にする。今日も弁当だ。
風刃を縦に20個ほど並べて高さ5m程にして俺の廻りを回す。もっと早く!
「ヒュ―――ン」
いい感じの盾ができた。上が空いてるな。上は円盤のように風刃を回して侵入できないよう守りを固めた。
水弾よりも魔力の消費は少ないし風刃と風弾は使い勝手がいいな。
16階層にはいると500匹が一斉に向かってくる。風盾を発生させるとバチバチと音を立てて消えていく。上に廻りこむ事なく全てが倒せた。
小さな魔石500個と毒針500本が残っていたが、毒針は不要なので放置した。
ボス部屋はクイーンホーネット1匹とキラーホーネット250匹だ。
女王蜂と取り巻きね。
躊躇なく入り風盾を発生させる。数十匹が一塊になり向かってくる。
最初の一軍があっけなく消え去るが、他の蜂は動かずに見守っている。二手に分かれ正面と上空の方から同時攻撃だ。
「人間を甘く見るなよ。」
半数以上を失って攻撃手段を変えてくるかな?四方を囲み上空にも展開してくる。女王様は正面だ。
一斉に向かってくる。女王様も一緒に瞬殺。10回も繰り返してリポップは終了した。
ちなみに10回での消費魔力は800くらいだった。
小さい魔石8500個ってどうするよ。
今日も2階層を制覇できた。
17階層はシルバーウルフ、狼シリーズだった。
まだ時間に余裕があるので魔石を弄ってみる事にした。
蜂の魔石を100個、錬金で合わせてみる。魔石の魔力を使っての作業だから俺の魔力は減らない。大きい塊ができたので綺麗な球体にしたがでかい。大好きな圧縮だ。小さくな~れ、小さくな~れと魔力を流し込むと小さくなっていく。
もっと合わせてみるか?追加で1000個やってみる。元の魔石の大きさ、直径1cmくらいの球体になった。もう2000個追加して圧縮していく、1.5cmだ。今度は3000個追加、2cmになったのでやめておく。これで6100個分の魔石だ。
解析っと、魔力は訳75000、って大きいな、大きすぎだな。
これを使って魔力強化してみよう。循環と吸収を交互に行っていく。俺の魔力は2500を超えていった。一端やめよう。便利な魔石ができたな。他の魔石でもやってみよう。
その前に確認、分割できるか?半分に割ってみた。魔力は半々に分かれて大きさも1.3cm程度だ。成功。ただ圧縮を解くことはできなかったな、鉄でも同じ事だと思うので覚えておこう。
2cmの魔石を再度作り出し、収納しておく。階層内で魔力切れ時の大切な補給石だからね。
翌朝、畑を見に行く。
まだ霜柱が立つ季節だからな、植える種は無いか。
17階層に向かう。ウルフとの戦い方を昨晩は考えなかったな。
【シルバーウルフ】
魔物
Lv25
スキル
風魔法Lv5
●動きは速い。風刃を飛ばす。風撃を飛ばす。空歩を使う。攻撃耐性中。魔法耐性中。
やっべ、空歩ってなんだよ、解析っと。
【空歩】
大気中に空気の膜を作り、その上を歩いたり、走ったりする風魔術の一種。レベルにより使用に制限がある。
空を走るのかよ、飛べるみたいな感じかな。制限があるか、時間か?回数か?
とにかく厄介な相手なのは間違いない、しかも速いし。
この階層は森の中だし、注意して進んで行こう。
5匹が奥に居る。木々の間隔が広くなっている空間だな。近づいていく。
こちらを見ているな、気配を察知されているのは一緒か。
1匹が飛び掛かってくる。結構手前だぞ、さっそく空歩か。空中を蹴って加速した。横殴りで一撃、飛び上がれば方向は変えられないからな。この辺は11階層のウルフと一緒だな。違った、更に空歩を使って横に飛んだ。
「ウォッ」
思わず声が出てしまう。もう1頭も距離を開けて飛んできたからだ。こいつは風刃を使いやがった。剣で受け流す。思いっきり下がり、木を背に構える。まずい態勢だ。
正面に半円状に構えてやがる。こっちも魔法だ!風刃を撃つ、撃つ、撃つ。
連射で牽制し、左の1匹に斬りかかる。左に躱そうと逃げるのでこちらも一気に飛び込む。
4足が地に着いていると魔法は無いので、その瞬間を狙い首に一撃いれるが尻尾の風撃で攻撃は浅かった。
まだだ、もう一歩の追撃で倒せる!そう思ったが1匹が飛び上がり、向かってくる。距離がある、空歩か空刃か?読めないので空刃を放ちながら手負いの1体を追う。
苦戦だ。非常に脆い展開だ。一歩ミスれば殺される。水弾を手負いの1匹に向かい連射して倒しておく。
風盾を発生させて態勢を立て直す。
回していた風刃をウルフに向かって飛ばす。4匹中2匹が傷を負っている。そのまま風刃を風盾に戻して攻めていく。
今度はウルフが躱すであろう方向に向かって切り込んで行く。右の1匹は正面からの風刃に右か上にしか逃げ場がない。風刃の後を追うように距離を詰める、上か、水弾を撃ちこむと後方に吹き飛んで消えた。
残り3匹、正面から距離を置いた位置で牽制してくる。
飛び上がって空歩か風波か見極めがつけば、探索で魔力を探りつつ距離を詰めていく。
1匹が向かってくる。飛び上がって何がくる?ウルフの前に魔力が流れた空歩だ。一端下がるともう一度空歩の魔力がでる。その場所に向かい空刃をぶつける。
音はしないが空刃が弾かれる。しかし、ウルフも蹴る物が無く落下してくる。そのまま首に一撃、この戦い初めての有効打だった。
残りの2匹、今度は前脚に魔力がある。空刃だ。飛び上がった瞬間に空刃を放ってきた。躱しながら距離をつめ胸元に一突き、戦いが終わった。
残り1匹、こちらから距離を詰めていく、飛び掛かってくるが魔力は無い。躱して首筋への一撃で消えていった。
魔石と牙を急いで回収し入り口にもどる。息を整えながら考える。
索敵を最初から使って魔力の位置を感知していけば大丈夫だろうか。最悪、風盾で入り口に戻ってこれるな。あと風刃の威力を上げておく必要がある。俺は躱す事だけは上達しているな、今回も攻撃を受けなかったし。
再戦に挑むとしよう。また5匹だ、一気にウルフに向かって進む。
2匹が同時に飛び掛かってくる。どちらも前足に魔力がある。右に躱し一撃で倒す。
後にいった1匹には風波を連射して倒しておく。3匹は距離を詰めてくるので、左に廻り込むように動いていく。
一気に左に飛んで、ウルフを一直線上に並べる。風波で攻撃していくが先頭は躱されたが、後ろの1匹に当たり消えた。2匹との距離は空歩を使うには近い距離だと思ったので、右側に向かっていきながら風撃で左を牽制する。
右側の1匹は横に飛びながら空刃を撃ってくるが剣で受け流す。着地と同時に距離を詰め頭に一撃、倒れていった。残り1匹は空歩で飛んでくる。3歩までなのか?こちらも全力で下がっていけば4歩めの空歩はなく着地の瞬間に首を落とす。空歩は3歩か、距離をとれば防げるか?他との連携にもよりか。
現れるのは毎回5匹のようだ。12回、60匹との戦いは初回程のミスは無く、無傷で倒せた。
ただ、手放しで喜べる戦い方ではない。
ボス部屋にはホワイトウルフが7匹いた。
【ホワイトウルフ】
魔物
Lv28
スキル
風魔法Lv6
●動きは速い。風刃を飛ばす。風撃を飛ばす。空歩を使う。攻撃耐性中。魔法耐性中。
今のままでは無理だな今日は帰って明日、シルバーウルフと再戦しよう。
中途半端な時間だな。
盾を使ってみるか?その前に盾を作らないと。シルバーウルフの牙はどうかな?ポリカーボネイトの盾が残っていた。同じ形に牙を使って作っていこう。牙は大きいが1/3くらいだ。
9個の牙を盾に変えていく。素材を圧縮し形を整えていく。
あとは使い方だがオークとの戦いを思い出して剣と盾で素振りのように動いていく。
オークの攻撃を思い出し、動いていくと何か様になったように感じてきたので切り上げて家に戻った。
魔力の循環と吸収を忘れずにやっておく。魔力があって困る事は無いからな。
あとは何が必要だろうか。
そんなことを考えてながら眠りについた。
今日はシルバーウルフとの再戦だ。
負けていないが、苦戦しているのは明白だ。
苦戦しないよう何回でも再戦するつもりで17階層に入った。
慎重に5匹の魔力を探索していく。
動く前に何をするか判ってきた。これは慣れだな。今までの使い方とは違うから。
2匹が同時に動く。1匹は手前で飛び上がり、残りはそのまま進んでくる。
風刃を空歩の位置に飛ばし、空歩を乱す。
もう1匹が飛び上がり、風刃で撃ってくるが予想通りなので躱して一撃。
足場が無くなり転がり落ちた1匹が立ち上がると同時位に首を落とす。
動き出していた1匹が胸元に飛び掛かってくる。盾だ!盾で受け流して後方に飛ばす。
着地と同時に風刃を撃ち倒してしまう。前後の挟み撃ちは厳しいからな。
残り2匹、間に向かってこちらから突進する。左右に躱していくので右にステップ。
こちらが先に斬りつけるが、浅い。致命傷にはならず後退していく。
すかさず左に向き直り、飛び掛かってくる1匹、風刃だ。剣で弾いて額を突いていく。
残りは1匹、前足の付根あたりに傷を与えたので動きが鈍い。一気に距離を詰め飛び上がる前に水弾で倒しす。
昨日よりはスムーズに戦えてる気がする。
もっと滑らかに、盾も有効に使わないと邪魔なだけだな。
奥に進みながら今日も60匹を倒しきる。
さて、ボス部屋のホワイトウルフだ。
7匹か、今までの5匹より2匹増えて強化されている。
行くか!部屋に入ると同時に風撃で中央の3匹を牽制する。
左右の端から2匹が同時に飛び出してきた。まだ地についている。
空歩はレベルも上がっているので5歩程度は使えると思うのがいいだろう。空ける距離が長くなるな。
すぐに1匹が空歩で走り始める。そちらに向かい距離を詰めつつ3歩目の膜に風撃を放ち足場をなくす。
落ちてくるところに一撃を与え倒す。もう1匹が風刃を撃ったので盾で受けとめる。
ウルフが盾に飛び込んでくるが、受け流し横から全力の一撃を与えるが倒れない。
他はこちらに向かって走ってくるが距離がある。傷を与えた1匹に剣に魔力を流して一撃を入れて倒す。
オークとの戦いで身に着けた剣技を忘れていた。
風刃が2匹から放たれるが盾で防ぎつつ剣に魔力を流して風刃に斬りつける。風刃が消えた。
有効な対抗手段が見つかった。2体同時でも盾と剣でいける。
右側は着地前に首を落とすのに成功する。左側は走ってくるが飛び上がられると面倒なのでこちらも距離を詰める。
飛び上がる瞬間に頭への攻撃が間に合った。
3体と対峙する。距離は微妙だ。空歩なら2歩の位置だ。索敵で魔力をみている。
左の1匹が後に回り込もうと距離を空けながら動き出す。動く先に風刃を出し撃っていく。こちらに向いていたので不意打になり難なく倒れてくれた。
こいつらが魔力検知できたら勝てないだろうな。そう思った。
正面に2匹、少し距離を詰めてみた。動かない。もう半歩詰めてみた。同時に飛び掛かってきた。
空歩と風刃だ。風刃は右からなので盾は使えない、左手に持っているから。剣で消し去ることにした。
空刃を斬り、盾でウルフを受け流す。前の1匹が着地前に風刃を撃つが剣で受け流し、一突きで倒してすぐに後の1匹と向かいあう。
こちらから飛ばせないように距離を詰めると横に動いていくが同じように横に動いて追い詰めていく。
ウルフが先に飛び掛かってきた。魔力は無い。そのまま躱して腹に突き刺し切り裂く。
よし、よし、倒せたぞ。
盾も使えた。剣に魔力を流すのを昨日使えばもっと簡単だったか?俺、どこか抜けてるな。
魔石と牙を拾い部屋を出て、今の戦いを考える。
空歩の数が不明だな、距離に関しては油断できない。
再度。ボス部屋に入る。
今度も積程同様に戦っていく。空歩は5歩で正解だった。周り込むように使われて戸惑ったが対応はできた。
何回か戦ううちに盾での流し方、受け止め方が解ってきたかな。前のウサギとは動きが違っていた。
速いし重いから当然か。80個の魔石と牙が手に入った。
さて18階層だ。
【オークウォーリア】
魔物
Lv26
スキル
火魔法Lv2、剣術Lv6
●動きは少し速い。皮膚が固い。火弾を飛ばす。攻撃耐性中
うほっ、剣と胸部に鎧を身に着けているのかよ。しかも火弾を飛ばす?強いな。
家に戻って剣を作ろう、強い剣が必要だ。




