2話
作者メンタルクソザコなんで叩かないでそっとブラウザバックしてね。
アドバイスなどは受け取ります。
この世界は王道も王道、異世界転移転生ファンタジーの権化のような世界だ。
繁殖力だけなら全種族一(ゴブリンやオークなどの魔物を除く)の器用貧乏種族人間
長い寿命と精霊魔法、眼がよく弓の扱いに長けたエルフ
器用さ一番、背が小さいが髭がすごい鍛冶の代表ドワーフ
様々な獣がモチーフとなっており、感覚が人間の何万倍にまで発達し、近接戦闘における戦闘力だけなら魔族とためを張れる獣人族
そして神代を全盛期とし今はもうほとんど見ることの無い巨人族
ちなみにユミルは名前と見た目で何となくわかるが巨人族の血を引いている。・・・もっとも、モノホンの巨人族は10メートルを優に超え、個体差が大きく、最も大きいもので100メートルを越したとか越さないとか。
殆どの人間が一生掛けても見ることの出来ない神族
そして人間と対立関係にあり肉体の強靭さ、魔力量ともに全種族を凌駕する魔人族
その他ラミアやアラクネ、ゴブリンやオークなど人型の魔物もいるが、これらには言語が発達していなかったり、他種族との平和的な交流が無いため、種族としては扱われず、討伐対象である魔物とされる。魔物は基本的に全種族の敵だが、魔物調教師と呼ばれる者達は魔物を従えることが出来る。魔物調教師は基本的に魔人族が多いが、人間でもなることは出来るらしい。俺は見たことがないが。
魔人族と人間ははるか昔から争っているらしいが、他の種族は大体森の奥深くに隠れ住んでいて、我関せずを貫いている。しかし、人間に見つかると迫害されたり奴隷にされたりする。カワイソス。
あとは魔人族に含まれるとされるダークエルフとかいるらしい。見たことない。まぁ、魔人族も5歳のとき1回見ただけなんだけど。
そんでもって人間どうしも争っちまってるんだなーこれが。面倒臭いもんだな、欲っちゅーのは。3大欲求だけで生きていこうぜ。
人間の国は主に3つ。俺が住んでるブレンチ王国。
人類史上最強にして最優の王と呼ばれる我が叔父シャール一世が現国王である。
お次は戦争大好きなベスペン帝国。戦争で得た広い国土と膨大な資金で魔族との戦争を積極的にしている。
最後は国土自体は小国家と変わらないものの、人間に広く根付いているダーナ教の総本山のある宗教国家ダーナ。
ま、こんな所かね。
で、今日はブレンチ魔法学校の入学式。貴族で金があれば問答無用で入れるからテンプレみたいな入学試験で俺TUEEEEはありませんでした。平民出身に転生者とか居ないかなぁ・・・
それで、その魔法学園・・・学校だったか?どうでもいいんだが、が貴族と平民の垣根を越えてうんちゃらかんちゃらって謳ってて、付き人を入れられない。これを知った時の2人の取り乱しようは凄かった。だから大体の上流貴族は下流の貴族を入れてあくまで友達付き合いとして付き人をさせるのだ。
「お、来たな親友!」
「おはよう、オリヴィア。」
家の前で俺を待ち構えていたコイツはオリヴィア。平民ではあるが幼少期よりともに洞窟探検などをした我が親友である。
「入学試験はどうだった?」
「バッチリ平民首席だぜ!教官が貴族でもこれほどの魔法の知識量のあるものはいないってよ!」
「当然。俺の親友なんだからな。」
「おう!オレはお前の親友で天才だからな!」
こいつは自分で言う通り天才である。勉強も一を聞いて十を知るどころか発展させて誰も知らない千ぐらい理解しそうで怖い。魔法のセンスとその身軽さを生かした近接戦闘はマジでバケモン。俺も不意打ちされたら一気にこいつのペースに乗せられるからやりづらいったらありゃしない。まぁ、こいつと真剣勝負なんて絶対に有り得んがな!
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「で、どうだ?ジョゼフ。ローランの様子は?」
「どうだこうだもねぇよ、兄上。アレは性格こそちょっとイカレちまってるが正真正銘の天才だ。武術に関しては兄上もそろそろ越されるぞ・・・」
「ワハハハ!!!!さすが私の甥だ!ローランが将来何を成し遂げるか今から楽しみでしょうがない!」
「俺は気が気じゃねぇよ・・・いっその事長男に生まれてくれりゃあよかったのによォ・・・あの性格も戦場で指揮を執る分にはさして障害でも無いしな・・・」
俺はジョゼフ・ブルターニュ。最近生え際が後退してきた「お前は若い頃からハゲだっただろう。」・・・さ、い、き、ん、生え際が気になるアラフォー「もうすぐアラフィフ」ちょっと兄上黙れ。
ゴホン。最近俺には悩みがある。息子のことだ。上二人は優秀ではあったものの手はかかった。ローランとは違うベクトルで手がかかった。1番上は生活力皆無、2番目は惚れっぽくて騙されやすいのだ。おかげでトラブルが耐えなかった。そのせいでローランのことを見てやれなかったのた。しかし真のトラブルメーカーはローランだった。
3歳の時急に3日ほどいなくなったかと思えば血塗れになって帰ってくる。何をしていたかと聞けばドラゴン討伐。さすがに嘘だろうと気にしなかったが次の日領地でドラゴンの死体が発見される。まさかこの息子が、とは思わなかった。せいぜい迷子になった息子を保護した旅の凄腕冒険者が倒したのだろう、そう考えた。
5歳になると、魔物の素材をやたら持ち帰ってくるようになった。今考えると恐らく自分で倒していたのだろう。・・・Aランク指定の魔物の素材があったのは見て見ぬふりをした。
その素材をつかって部屋で何かをしていたようだが、子供特有の収集癖だろう、そう結論づけた。
7歳になると、領地の山を1つ消し飛ばした。ちょうど開拓しようという結論がでて、なおかつその時将来のためにローランに討論の様子を見せていたのだが、
「僕がやる!」といって部屋から出ていき、轟音が響き渡ったかと思えば2000メートルほどの山が跡形もなく消えていた。・・・開拓時に取れる木材が消し飛んで見込んでいた利益が減ったのは泣いた。
もはや自分を騙せなくなったが、山を吹き飛ばす位は我が兄なら拳を突き出すだけでで出来るだろう。俺でも半日あれば山ひとつ位拳で削り切れる。
ここで、上の兄2人にはなかった武の才能があることを受け入れた。正直持っていて欲しく無かったが。この戦乱の時代に武の才能を持っているのはある意味地獄だろう。俺や兄は地位があるため用意には動けないが、辺境伯の三男など前線とは言わないが戦場に送られることは間違いない。
じゃあ絶対死なないように鍛えればいいんじゃね?という結論を兄と出したのがローラン8歳の時。国の宝物庫にしまってあった絶対に壊れない聖剣と、火薬を使わない己の魔力を玉にして打ち出す銃剣の2振りをローランに渡した。もっとも、普段は絶対に壊れない聖剣の方しか使わないみたいだが。
俺も兄も人並み以上には強いため、死ぬ一歩手前までの訓練をしまくった。直ぐに死ぬ1歩出前まで追い込めるほどやわでは無くなった。
今ではこの国では兄上が技術の差でギリギリ勝てる程度。勇者でもない限り・・・勇者でも怪しいな。ぶっちゃけ勇者ってどんなもんなんだろ。そろそろ異界の勇者の召喚時期だけど。
話が逸れたが、まぁ人類トップ100ぐらいには入ってるはずだからそうそう死なないと思う。
それでも、親というのは心配なのだ。
・・・主にあいつが出す被害の補填が。
「学校で物を壊したりしてくれるなよ・・・ローラン・・・」
「良いではないか!余も学校では施設を破壊したことはあるぞ!」
BOXイベ直後なのに聖杯使ってスキルマを何体か作ったらQPが死んだ。この人でなし!