脱出不可能
誤字脱字を見つけたら報告してくれたら嬉しいです!(≧▽≦)
この部屋は、これまでで、百万人の命を奪ってきた。
その部屋は、【脱出不可能】と呼ばれる、5人でチャレンジする。時間無制限脱出ゲーム。
これまでの、挑戦者は、全て死んだ。
その【脱出不可能】の制作者は、脱出可能と言っている。
その部屋の内装は、挑戦してその部屋に入って初めて分かる。
だから、謎を解かないといけないか、パズルを解くか、体力が必要かが、分からない。
そんな、墓場に何故人が集まるか、それは、全員が脱出成功したときの、報酬が1人1兆円だから。
1兆円に目がくらんだ、天才5人がその部屋に入った。
1人目 ラス・クリストン
ひらめき担当 IQ210
2人目 アイケア・ルイシャイム
物理担当 1番背が低い
3人目 ロイ・モセンタセンタ
数学担当 おかしな人
4人目 エイジェント・レックス
力担当 1番背が高い
5人目 暁 俊二
総合担当 頭脳世界一(英語喋れます。)
ラス「皆さん!力を合わせて頑張りましょう!」
ロイ「はーい!頑張ろ~!」
暁「・・・・・・・・・・・」
エイジェント「お、このボタンを押したら中に入れるらしいな。」
エイジェントがボタンを押した。
プシュー
目の前の扉が開いた。
勝手にアイケアが入っていく。
ロイ「ちょっ!まって~」
みんなが、部屋に入った。扉はまだ開いている。
またボタンがあった。
そして、その下にこんな張り紙があった。
┏ ┓
このボタンを押すと、後ろの扉が閉まり、
前の扉が開きます。
いきよいよく閉まるのでご注意ください。
┗ ┛
アイケアが勝手にボタンを押した。
ダァァァァァァァァン
ロイ「ひゃああ!」
暁「ロイ。うるさいぞ。」
ロイ「だってぇぇぇ、アイケアが勝手に・・・」
プシュー
前の扉が開き、奥には、小さな部屋があった。
みんながその部屋に入ると、勝手に扉が閉まった。
ダァァァァァァァァン
ロイ「ひゃああ!」
アイケア「俺は何もやってねーぞ。」
その部屋には、前に扉があるが、鍵がかかっている。
そして、誰かの声が聞こえた。
神「私の名は、【神】。私は何でも知っているが、私に、何か質問して、『分からない』と言わせれば、目の前の扉が開く。」
ロイ「そんなの無理だろ!だって、神は何でも知っているんだろ!」
ラス「思いついたぞ。こいつに『分からない』と言わせる方法を。」
ロイ「え!」
ラス「じゃあ、言うぞ。」
暁「早くしろ。」
ラス「神よ。僕たちが質問して、あんたが何って言ったら、目の前の扉が開く?」
神「・・・分からない。」
プシュー
目の前の扉が開いた。
その部屋に入ると、扉が勝手に閉まった。
ダァァァァァァァァン
ロイ「ひゃああ!」
暁「真面目にうるせーぞ。」
その部屋にはまた、ボタンと、張り紙と、鍵のかかった扉。の他に、液晶テレビ。
その張り紙には、こう書かれていた。
┏ ┓
このボタンを押すと、テレビがつき、数学問題が出てきます。
その問題を、10秒以内で解いて、叫べ。
心の準備をして、ボタンを押せ。
┗ ┛
アイケア「よし!押すぞ!」
ロイ「え!待って下さいよ!まだ心の準--」
パッ
テレビがついた。
┏ ┓
1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=?
┗ ┛
ロイ「アイケアさん!まだ、準備が!・・・55。」
暁「は?何だ?いきなり、55?」
ピンポンピンポーン!
アイケヤ「は?55が正解なのか?お前早すぎだろ。じゃあ、次もいくぞ。」
パッ
テレビがついた。
┏ ┓
2+3+4+5+6+7+9+10+11=?
┗ ┛
ロイ「65。」
ピンポンピンポーン!
アイケヤ「早!」
ロイ「じゃあ次。」
ロイが、ボタンを押した。
パッ
┏ ┓
21+22+23+24+25+26+27+28+29+30=?
┗ ┛
ロイ「255。」
ピンポンピンポーン!
アイケヤ「お前は数学担当だもんな。」
また、ロイがボタンを押した。
パッ
┏ ┓
7+8+9+10+11+12+13+14+15+16=?
┗ ┛
ロイ「ん~と、115!」
ピンポンピンポーン!
アイケヤ「早いな。」
ロイが「次。」と言いながら、ボタンを押した。
┏ ┓
ラスト問題
2967+2968+2969+2970+2971+2972+
2973+2974+2975+2976=?
┗ ┛
ロイ「無理だ!こんな、桁数の多い問題。」
ラス「ひらめいた!29715!」
ピンポンピンポーン!
プシュー
扉が開いた。
ロイ「おい、ラス、どうやってあんな難しい問題を解いたんだ?」
ラス「法則を見つけたんだ。」
エイジェント「法則?」
ラス「五番目の数学とその答えには、ある法則があった。」
ロイ「え!どんなどんな?教えて!」
ラス「1問目の5番目の文字は5。その答えは55。
2問目の5番目の文字は6。その答えは65。
3問目の5番目の文字は25。その答えは255。
4問目の5番目の文字は11。その答えは115。
もう、分かっただろ。」
ロイ「・・・・・・!」
ラス「そう、5番目の文字の最後に5を付けるだけで、答えになる。」
エイジェント「わぁ!すげー!」
ラス「だから。最後の問題を一瞬で解けたんだ。」
アイケヤ「・・・・・・。」
アイケヤは次の部屋に進む、その他の者は次に続く。
天井に、1つのボタン。
エイジェント「まず、このボタン。押してみるか?」
アイケヤ「ああ、でも結構高いぞ。これじゃあ、肩車しないと無理だな。」
背の高い、エイジェントと、ロイが肩車した。
ロイ「何で、俺が上なんだよ。俺高い所キライなんだ。」
エイジェント「黙って、ボタンを押せ!」
ロイがボタンを押した。すると、
プシュー
目の前の扉が開いた。
アイケヤ「おお。簡単だな。」
アイケヤが扉を通ろうとする。
ロイ「おい、待て!」
ダァァァァァァァァン
いきなり扉が閉まった。
アイケヤ「え?危ねーな。何で閉まったんだ?」
暁「ロイがボタンを離したからだ。」
アイケヤ「何で!ボタンを離すな!」
ロイ「嫌だよ!」
暁「そりゃあそうだろ。このボタンは離すと、扉が閉まるらしい。ボタンを押してる奴と、支えてる奴は、この部屋から出られない。」
アイケヤ「・・・この【脱出不可能】は、脱出可能じゃねーのか?」
ロイ「だ、騙されたんだ」
その後、その天才5人は、飢えた。
-脱出ナラズ-
~皆さんが【脱出不可能】に入った時の為に脱出方法~
まず、2人がその部屋に残る。
3人が先に行き、その扉を開くボタンを探す。
扉を開く。残りの2人が出てくる。
(天才5人が、この先にボタンは、無い。と決めつけたことが、脱出出来なかった、理由。※まずこの部屋に来れる事態が凄いが・・・)