lingering attachment
キミの足跡が途絶えた
なんとなくそんな気がしてた
悲しんだらダメだと思うから
別れ話もろくに切り出さないまま
私から離れていく
しなくちゃならないことは
山積みだというのに
あんまりだよ
酷いと言って泣きつきでもすれば
キミを止められたかな
分からないんだけど怯える
私はまだ未練が残っていた
怖くてたまらない
さよならはいつしか来ると
静まる向こうの街を眺めながら
気付いていたんだ
確か、あの角を曲がった先
月の満ち欠けで季節も互いに向き合うみたいに
私とキミもそうあるべきだったんじゃないか?
同じ世界を同じ様に生きている
多分今も
私とたいして変わらない眺め方で
何かを見ているはず
キミの見つめる世界の方が少しでも
急かされていますように
キミの足跡は途絶え
もう積もることもないでしょう