表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩全集2

lingering attachment

作者: 那須茄子

キミの足跡が途絶えた

なんとなくそんな気がしてた

悲しんだらダメだと思うから


別れ話もろくに切り出さないまま

私から離れていく

しなくちゃならないことは

山積みだというのに

あんまりだよ

酷いと言って泣きつきでもすれば

キミを止められたかな


分からないんだけど怯える

私はまだ未練が残っていた 


怖くてたまらない

さよならはいつしか来ると

静まる向こうの街を眺めながら

気付いていたんだ


確か、あの角を曲がった先


月の満ち欠けで季節も互いに向き合うみたいに

私とキミもそうあるべきだったんじゃないか? 



同じ世界を同じ様に生きている

多分今も

私とたいして変わらない眺め方で

何かを見ているはず

キミの見つめる世界の方が少しでも

急かされていますように


キミの足跡は途絶え

もう積もることもないでしょう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ