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悪役令嬢が王太子に掛けられた魅了の呪いを解いて、そのせいで幼児化した結果  作者: 下菊みこと


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ヴァレール様が甘々すぎですわ!

最近ヴァレール様が甘々すぎですわ!


「はい、シャル。あーん」


「あ、あーん」


ヴァレール様はわたくしに手ずからお菓子を与えるのにハマってしまったご様子。


わたくしが恥ずかしいと申し上げても、恥じらう姿も可愛いねとご機嫌になる始末。


「ヴァレール様…そ、そろそろ自分で食べたいですわ…」


「ふふ、照れちゃったのかな?」


「あぅ…」


「可愛いなぁ、シャルは。どうしてこんなに愛らしいんだろう」


「はぅっ…」


どうしてこんなにも甘くなってしまわれたのか…いや、嬉しい!ヴァレール様に構っていただけるようになったのは嬉しいけれども!


幸せ過ぎて心臓が破れそうだからやめてー!!!


「ヴァレール様…そんなに言われるとドキドキしてしまいます…」


「おや、シャルもドキドキしてくれるの?僕もだよ」


そう言ってご自分の胸にわたくしの手を当てるヴァレール様。


その心臓はドキドキと音を立てていて、うるさいくらいだった。


「ヴァレール様…」


「ふふ、シャル。僕も君にときめいているんだよ」


「嬉しい…」


ヴァレール様を疑うわけではないけれど、やはり分かりやすく示していただけるのはとても幸せだ。


「シャル、愛してる」


「ヴァレール様…わたくしもお慕い申し上げますわ」


「じゃあ、そんな愛し合う二人なのだから…君を思う存分甘やかしてもいいよね?」


「ふぇっ!?」


結局わたくしはヴァレール様に丸め込まれて、ヴァレール様にたくさん甘やかされることになってしまった。

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