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一話 花吐き病



……

皆は花吐き病とは知っているか?


花吐き病とは、

2020年頃からtiktokと言う所で流行った創作(ウソ)の病だ。


そんな花吐き病だが、

平行世界のとある世界で花吐き病に近しい病が実際にあり、

その平行世界で何万と掛かっている世界だ。


…その中で花吐き病に掛かってしまった少女の話をしよう…



……

私の名前はライカ・ジョースター…12才…

農民の母と貴族の父から生まれた普通の子。


だけどある日、ハナノヤマイに掛かってしまって

家から追い出されてしまったの。


ライカ『…何でこの病は皆に嫌われるんだろう…』


この花吐き病に近しい病…ハナノヤマイは本来、

花を体の何処かに花を生やしてしまう病、

ただそれだけの病だった、

だがこのハナノヤマイは本来は掛かっても損は無い筈の病、

この病は掛かった人の思いで姿や能力を変える病なのだ。


例えばこの花は回復効果がある…

そう思う事で花は回復効果のある花に生え変わる。


だがこの花にもデメリットがあり、

ネガティブな感情、

この花は良くないモノ等と思うと

本当に毒や針等の害のある花になり、

病に掛かった本体や周りを死に至らしめる呪いの病ともなる。


要はこの花は良きものだと思えば無害な花なのだ。

…まぁこの平行世界の住人はこの病の悪い所しか知らない。



ライカ『…お金も…もう無いし…どうしよう…』


そう思いながら歩いていると、

とある家を発見した。


かなりボロボロで恐らくモンスターにやられたのかと思い、

夜も近かったので少し怖がりながら入る事にした。



〔ボロボロの家〕


ライカ『…(誰もいない…よね…?)』


家の内部はお世辞にも良いとは言えず、

床は穴が空いていたり、全体的に見て汚かった。


ライカ『(今日はここで寝泊まり…かな…?)』


そう思いながら、

家の中で損傷が少ない部屋を探していると謎の本を拾った。


その本の表紙は見たことの無い文字が書かれていた。


"花吐く病に近しい病の特徴や直し方"


ライカ『?なんて書いてあるか分からないけど、

何かに使える…かな?』


そして…損傷が少ない部屋を発見し、

その部屋で一夜を過ごした。


翌日…


そしてボロボロの家から使えそうな物を少し拝借して、

道を歩いていると、遠くで何かが動いているのが見えた。


だが遠くの何かはこっちに向かって来ているようだ。


ライカ『?何か来てる?』


目を凝らして見るが、よく分からず、

そのうちどんどんと何かがこっちに向かって走ってきた。


そしてその正体は…グレイウルフだった。


グレイウルフ 平均レベル2-4(3) ランクG

HP:30/30   噛みつき

MP:0/0    食らいつき

EXP:13    斬りつけ

ATK:16    威圧

MAT:0    ダブルザード

DEF:6     跳躍

MDF:2     俊足

LUK:24

AGI:14


ライカ『…狼…?』


そして狼と気づいたときにはライカの目の前まで接近していた。


ライカ『ヒュ…』


狼は明らかに殺意を持っていて、

口には何かの血が付着していた。


そして…


『ガァルル!!』


ザクッ‼


ライカ『!!』


さっき持ってきた布を纏っていたお陰か、

布がダメージをほぼ吸収した。

だが布は手から離れ、次食らえば命は無い…そう本能的に感じた、


そして狼の跳躍+食らいつきが発動し、

大きく飛び、赤い歯がライカの首に狙いを定めた。


ライカ『!?』


ライカ『(怖い‼怖い‼怖い‼)』


ライカは自身が死ぬかもしれない瞬間で、

腕で体を守ろうとするが、

体はこの状況で動こうともしなかった。


ライカ『(!?腕が動かない!!!いやっ…死にたくない…死にたくない!!誰かっ!!助けて!!怖い!!誰か…()()()()()!()!()!())』


だが現実は非常にも、

ウルフとの距離は30cmもない距離まで近づいていて、

死ぬかも…そう思った時…()()()()()()()()()()()()()()()()()


ドゴォン!!


『キャイン!!!』


ライカ『……え??』


突然花が枯れた…そう思った瞬間、

背中からサボテンの触手らしきものが生え、

ウルフの身動きを封じ、あっという間にウルフを殺した。


ライカ『…何…これ…?』


自分は死ぬのだと思っていたライカは目の前で息絶えたウルフを見て…狼狽えていると、

サボテンの触手は動きを止め、

ライカの背中に戻っていった。



ライカ『…これ…どうしよう…』


とりあえずこのウルフをさっき手を離してしまった布で

運ぶ事にした。


数時間後…


街を発見し、そこで換金した後、路地あたりで寝る事にした。


コッコッコッ…


路地裏では何人かホームレスがいて、全員が眠っている。

出来るだけ端っこに行き、眠りそして朝を逢えた。

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