1/4
プロローグ
ある日、日本にとある穴が開いた。その穴を通るとそこは見たことのない植物や動物が生息する場所であった。そこを政府は異世界と認定した。しかしそこはさすが異世界というべきか現実では想像もつかないことがあり得てしまう、そんな世界だった。普通の一般人では理解が追い付かない。だがそんな場所だからこそあらゆる資源の可能性。故にどうしてもその世界の攻略をしたい政府はその異世界を攻略するための人々を雇い旅をしてもらうことにした。それは軍人でも登山家でもない、政府が目をつけたのはオタクだった。
異世界に人が入るとステータスやらスキルやらと理解できないものがいくつあった、そんな知識を格闘家や軍人たちに一から学んでもらう時間やコストを考えるくらいならばオタクを雇ってしまったほうが早いという決断なのだろう。
ということでオタクたちが異世界に行くことが決まった。