夢でくらいモテたい
娘「よぉ。渚ちょっといいか」
彼女は魔王の一人娘。
融合前の世界ではサイクロプスやオーク、ドラゴンの軍隊を使い魔王の支配外国をコンビニでにいく感覚で滅ぼし様々な国に恐怖を与えていた
そして彼女についた異名は
「氷の女帝」
「魔王軍の最終兵器」
「デリバリー恐怖」
彼女は
娘「あのときは反抗期だったんだよ。よくあるだろ?盗んだバイクで走り出したりそんな感覚だったんだよ」
さすが魔王の娘…
だが、反抗期全盛期では支配下に置いた国でひそかに軍を形成し父である魔王を殺そうとしようとしたりしていたらしい。
なんという反抗期だろう…
そんな彼女も角がとれ、ご近所では評判もよく素晴らしい人になっていた。
ご近所の評判は
「魔王から生まれた天使」
「蛙の子は白鳥」などと言われている。
そんな彼女の年齢は17歳…
この国では高校や働く年齢だ。
彼女も周りに影響され高校に行きたいらしい…
娘「高校に行けば、私がいない間に親父が少しは自分のことをするようになるだろ!それにこの世界の勉学ってのも興味あるしさ…制服にだって…」
どうやら彼女は制服に興味があるらしい。
この世界で相応の女の子になってきたのだろう。
渚「それは僕に言われても仕方ないし。あのバカは居ないとなると余計に堕落しそう…」
娘「親父にだって言ったんだ。でも…」
ーーー
魔王「高校!そりゃあ許さんぞ!スクールラブに顎クイ、壁ドン!我輩の娘に見合う男が高校にいるわけないだろう!」
ーーー
娘「っていって許してくれねぇんだよ。」
魔王はなぜかネットスラングやJKの流行りを知っているのかは気にしてはならないのだろう。
娘「だから一緒に説得してくれ頼む!」
渚「いいけど…高校入るためには中学を卒業しないとダメじゃなかったかな…」
断る理由もない。彼女にだって彼女の人生がある。
あの魔王に縛られるのは難儀すぎる
娘「それって執事に頼めばどうかなるものか?」
渚「これは義務教育って決められてるものを終えることが必要だし…さすがに…」
シュッ…
執事「この私に出来ないことが無いと思っているのか小僧が。」
執事はナイフを僕の首もとに突きつけてきた…
執事「お任せください。それどころか高校とやらに入れるように根回しをさせていただきます。ですのでお嬢様は魔王様の説得に集中してください」
娘「さすが!執事だぜ。持つべきものは執事だな」
娘「よし渚!あのジジイの心を折りにいくぜ」
そう言った彼女の目は反抗期を知らない僕ですら恐怖が沸き上がってきた