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なまりって正直同じ土地の人間同士でも理解できないときあるよね

渚「嫌です」


魔王「ええやん。なぁ。働いてるやろ?2万でいいから。じゃないと世界滅ぼしちゃうよ?」

渚「その脅し文句通じると思ってますか? そんなことすれば大好きなギャンブルも出来なくなりますよ?」


魔王「自分ホントにムカつくねんな。だから上司にイビられるんだよ。」

渚「うるさいです。てか、そのエセ関西弁は何ですか? 」


魔王「さっきな。パチ屋に大阪にすんでたオッサンおってんけど言語を交換してもらったんだよ。でもね、次元融合の後遺症で中途半端にしか魔法が作用しなかったんや」

渚「ちょっと待ってください。それってまさか、オッサンもエセ関西弁に?」


魔王「なにゆうてんの自分。ほんま面白いな。向こうが変わったのは、この世界で言われる標準語ってのやから、我輩がエセ関西弁なら、向こうはエセ標準語ってやつよ」

渚「そんなところはどうでもいいです。でも向こうも困ってるんじゃ…」


魔王「そういえばこの後バイトやっていってたなぁ」

渚「まさか!?」


~バイト先~

オッサン「いらっしゃいませこんにちわ。」


オッサン「それは変だよ~。ちゃんとせえへんとアカンじゃん」


同僚「オッサンなんでエセ標準語なの? まさか関西無職ってあだ名バレた?」


渚「おいおい。ダメでしょ。あのままじゃエセ標準無職になるよ。」

魔王「ガハハハハ。あれがギャップ萌えってやつじゃの!」


渚「あんなのに萌えまへんよ…って魔王さんいつの間に標準語に?」

魔王「渚くんと交換しちゃった☆」


渚「あぁぁぁ。どうなっとんや!われぇなにしてんだよ。」


魔王「じゃあね~執事に金は借りるよ~」


渚「おい魔王!」


~後日~


あれから魔王と生活リズムが合わず会うことがなく、

かといって、出社前や帰宅後に部屋に行くのはやはり非常識だと感じ…


上司「てめぇ、ノルマ今日も達成できてねぇじゃねぇかよ!」

渚「はい。大変すんません。」


渚「はい!こちらの商品は大変安いねんけどどうです?いやぁお宅に1台たこ焼き器みたいにどうでっか?」


一位勇内渚売上230万

2位……180万円


売上が一位になりしばらくこのエセ関西弁にはお世話になった

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