表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/26

ごめんね。素直すぎるよ

俺はプロの殺し屋…

金を積めば女子供、家族関係なく殺す。

今まで殺せないと思ったものは

あのタコみたいな先生のみだろう。

だが、奴は存在はしない。


黒服「殺しをたのみたい。標的はコイツだ」

殺し屋「ほぅ…」

黒服の差し出した写真には油断と隙しかないであろうバカみたいな男だった


殺し屋「俺をなめているのか?これくらい貴様らでも殺せるだろう?」

黒服「コイツをなめてはいけない。金ならいくらでも積む。早急に殺してくれ」

黒服たちは焦っているようだ

だが、楽な仕事で大金が手にはいるのはこちらとしては好都合

詮索せずに片してやろう。


殺し屋「いいだろう…金は前金が150。報酬は800だ。」

黒服「わかった。いつもの口座に振り込む」


こうして俺は生涯最大の挫折を知ることになった。




ー公園ー



奴はこの公園によくいるらしい…

良い歳して娘もいるにも関わらず無職とは…


ターゲットの無職「今日も負けちまったな。我輩才能ないのかな。」


いた…


ここで殺すのも良いがリスクが少しでもあると足がつく

完璧に殺す。それが俺だ


ターゲットの無職「決着を着けようか!犬よ!」


ん!?

ちょっと待て…


あの犬…


首が三つあるぞ!!!



ターゲットの無職「お前と我輩どちらが上か決めるときだ!」

(ケルベロス)「「「キャッン」」」


地獄の番犬声かわいい…


ちょっと取り乱してしまったがターゲットの男を助けなければ

あれは危険すぎる。



(ケルベロス)「「「グァァァァア!!」」」


殺しに来てるぞ!


ターゲットの無職「どいりゃゃあ!!」


カブ。


噛まれてるぅぅぅ


ヤバいぞ。俺の手で殺す。それが俺のモットーだ

不本意だか助けなければ!


殺し屋「まてぇぇぇ」


ドンっ!


俺はすぐそこにあった木の枝で(ケルベロス)を叩いた

もちろん地獄の番犬にはダメージ0


ケルベロス「「「グァァァァア!!」」」



殺される!



ー数分後ー


(ケルベロス)「「「バウゥ!」」」


娘「帰るぞ!犬っころ!」


(ケルベロス)「「「キャン!」」」


タッタッタタ


痛い…

これが痛みか…

いつ以来だろうか…


ターゲットの無職「貴様なぜ我輩を助けた?」

殺し屋「あんなのに立ち向かうあんたを見てると自然とな…」


ターゲットの無職「貴様名前は?」

殺し屋「名など無い。周りからは一撃(ワンショット)悪魔(イビル)って言われている」


なんだ…悪魔(イビル)?この男も我輩と同じ世界の者か?


ターゲットの無職「我輩は魔王だ。貴様は悪魔(イビル)と言ったが所属はどこだ?」

殺し屋「所属?そんなものはない。俺は金のためなら誰でも殺す人間だ。周りは誰も仲間にしたがらない」


人間…この男は俗にいう厨2病か…優しくいたわってやるか



魔王「ワッショイ君は平日の昼間から何をしているのだ?無職か?」

ワッショイ君「ちょっと待て。ワッショイ君ってなんだ?」

魔王「ワンショットイビル略してワッショイだろう?。何?ハローワークの帰り?スーツ決まってるね」


貴様を殺すことが仕事なんだよ!


おっと…また取り乱した

この男のペースに巻き込まれないように気を付けなければ


魔王「無職なら我輩が良い仕事教えてやるよ。って我輩も無職だった。ガハハハハハ!」


イラっ…


殺そう。今殺そう。


俺は隠してたサイレンサーをつけたナガンM1895を取り出した。

この銃はリボルバーでありながら消音をすることのできる優秀な相棒だ。


ワッショイ「悪いな。オッサン俺はこれが仕事だ」


トリガーを引いた…


この瞬間死んだと実感する最高の瞬間だ

だが、このときは嫌な予感がした。


その理由はすぐにわかった。


魔王「あっちぃ。貴様!突然殺そうとするなんてどうかしてるぞ。我輩が言うのもなんだが頭いってるぞ!」


死んでいなかった。


魔王「魔王である我輩に銃を向けた。それなりの対価は払ってもらおうか」


ヤバい。殺される。


腰が抜けた。これが殺される恐怖なのか。

俺はこの恐怖を与えていたのか?


「魔王さん何してるんですか?」


魔王「ん…その声は渚くんじゃないか。珍しいねなんでいるの?」


渚「営業でこの近くに来たんですよ。魔王さんの姿見て来たら何ですか?一般人に手をあげるのは流石に怒られますよ?」


魔王「殺されかけたんだが…でも。そうじゃな…死んでないし許すか…我輩は心広いし。魔王だし。」


渚「魔王さん、これから執事さんのところに売り込みに行くんですが一緒にどうですか。魔王さんいればかなり買ってくれそうだし」


魔王「そうじゃの。ついでに昼飯たかるかの。」


助かったのか…

俺は未だに立ち上がれなかった…

ターゲットの背中には今までに感じたことのない殺気…


あの人間は魔王と呼んでいたな…


魔王…?


魔王…?


魔王…!?



魔王だと!?


俺はとんでもない依頼を受けてしまったようだ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ