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苦手な方はご注意ください。

読まずにはいられないシリーズ

異世界が転生転生人間がびっくり

作者: RO-Ham

ゴロゴロゴロゴロゴロ「ウワアアアアアアア!!!『ウワアアアア

アアアア!!!』ウワアアアアアアア!!!」ゴロゴロゴロ...


ドッスン!!!


「ビックリ!」


彼は異世界から転生転生!おじさんビックリ!!!


おじさん

「転生転生!!どんな気持ち!??」


歯車

「ビックリ!!歯車になっちゃった!!!」


おじさん

「おじさんもビックリ!!!歯車が喋ってビックリ!!!」


おじさん

「とりあえずお茶にしよう」


歯車

「ありがたい。ちょうど喉が渇いていたんだ」


ズザザーーー。うまい!!!マイルドでコクのある味じゃ!


歯車

「喉が潤ったでござる!」


おじさん

「快適快適!」


歯車

「いやあ、しかしこれからどうするでござろうか…」


エルフ

「ンディギニィ。チェイサーアドバイス!」


おじさん

「その手があったか!!!」


歯車

「どうしたとです???」


おじさん

「ワシ等でエルフの王国を乗っ取るとしよう!」


歯車

「おお!」


おじさん

「みんなハッピーハロウィンじゃ!!!」


エルフ

「おっほっほっほ」




ワシ等はエルフ王国を乗っ取るべく、旅に出たんじゃわい...




ゴロゴロゴロゴロゴロ「ウワアアアアアアア!!!『ウワアアアア

アアアア!!!』ウワアアアアアアア!!!」ゴロゴロゴロ...


おじさん

「歯車快適!!!めっちゃスピーディ!!!」


エルフ

「ンディギニッシュ!!!」


歯車

「いやあ、遂にエルフの王国に辿り着いたでんな!」


おじさん

「旅の思い出懐かしい!めっちゃ忘れない!」


エルフ

「いろいろあったでござるなぁ。ゴーレムの砦とかゴブリンの森とかやばかったでござる」


歯車

「ゴブリン悪いやつらやったな~。死ぬかと思ったでんがな!」


おじさん

「ゴブリンゴブリンブリブリーン...」



<<放てーーー!!!放てーーー!!!>>



大砲の音がドーーーン!!!


おじさん

「んんん!?」


歯車

「どないしたんですやん!?」


エルフ

「ンギルマ!?」




☆エルフの王国壁内☆


エルフの兵士1

「ここはまかせろ!民を安全な所へ!」


エルフの兵士2

「まかせたぞ!!!」


ゴブリン軍兵士

「へっへっへ、はなしは終わりか小僧!」


エルフの兵士1

「さあ!かかって来い!」


ゴブリン軍兵士

「ヤッ!」


ザシュッ!!!


エルフの兵士1

「ウワアア!!!」


エルフの兵士2

「ウワアア!!!」


ゴブリン軍兵士

「フッハッハッハッハ!!!」




おじさん

「エルフの兵士とゴブリンの兵士が喧嘩しとる!!!」


おじさん

「エルフの兵士カッス!!!」


歯車

「ええ!これどういう事ですやん!?」


えるふ

「おっほっほっ...んええ!!??」


おじさん

「あっ、これ戦争じゃ」


おじさん

「戦争じゃ戦争!!!ゴブリンが王国に攻め入ったんじゃ!!!」


歯車

「なんでそんな事に...!?」


えるふ

「戦争なの!??ンディニハルコン!??」


おじさん

「とりあえずワシ等も加勢じゃ加勢!!!」


歯車

「オリャアアア!!!」



ゴロゴロゴロゴロ...





ゴブリン軍兵士

「森を追われた恨み、晴らさせてもらう!!!」


ザシュッ


エルフの兵士3

「ウワアア!!!」




ゴロゴロゴロゴロゴロ「ウワアアアアアアア!!!『ウワアアアア

アアアア!!!』ウワアアアアアアア!!!」ゴロゴロゴロ...


ドッスン!!!



ゴブリン軍兵士

「グハッ」


ゴブリン軍兵士

「なにが...起き...」


ゴブリン軍兵士

「クッ......」


ゴブリン軍兵士

「オレは...死ぬのか...?」


ゴブリン軍兵士

「……ダメだ...ここで死ぬわけには...いかん...」


ゴブリン軍兵士

「ゴブリエル...ゴブリーナ...」


ゴブリン軍兵士

「……オレが死んでしまったら...あの子たちはどうして生きていけばいい...?」


ゴブリン軍兵士

「ハァッ...ハァッ...」


ゴブリン軍兵士

「愛するゴブリエッタ...」


ゴブリン軍兵士

「まだ...お前のもとへは...」


ゴブリン軍兵士

「……あぁ...どうか...」


ゴブリン軍兵士

「神よ........」




チーン




歯車

「えっ」


えるふ

「・・・」


おじさん

「愛する者が居るのなら...どうしてそばに居てやれんかったのかのう...」


おじさん

「憎しみに取りつかれた者の末路というのは...虚しいものじゃわい...」


歯車

「どうしよう!歯車そんなつもりじゃ!」


おじさん

「歯車よ...ワシ等は歩いてゆかねばならん」


歯車

「でも!」


おじさん

「ただその身に刻め...」


おじさん

「それが生きてゆくということじゃ...」


歯車

「・・・」


歯車

「ゴブリン...」


おじさん

「・・・」


えるふ

「・・・」


おじさん

「ブリブリーン...」



こうしてワシ等はゴブリンの死を見届け、先を急ぐのじゃった...




ゴーレム1

「ウラアア!!!エルフ許せないドン!!!」


ゴーレム2

「エルフめええ!!!屈辱を晴らさせてもらうドン!!!」


ゴブリン軍兵士2

「フッハッハ!良いぞ良いぞ!オレ達の恨みをぶつけるんだ!!!」




☆エルフのお城☆



エルフ最高司令官

「エルフオブキング、どうか!」


エルフオブキング

「しかし、あれを使ってしまえば我が王国にも多大なる被害がでかねん...」


エルフ最高司令官

「今があれを使う時なのです!」


エルフ最高司令官

「どうかご決断を!キング!」


エルフオブキング

「もうこうするしかないのか...」


エルフオブキング

「エターナルブリザードキャノンの発射を許可する...」


エルフ最高司令官

「ハッ!」


エルフの執事

「ああ...この時が訪れてしまうとは...」


エルフオブキング

「じゃけぇ受け入れるしかないのじゃ...」




ゴーレム1

「ドンッ!!!」


エルフの兵士4

「くっ!強すぎる!」


ゴーレム2

「ドンッドドドンッドッドドンッドドンッカッカ!!!」


エルフの兵士4

「リズミカルに攻撃してくるだと!?バカにしやがって!」


ゴブリン軍兵士2

「フッハッハ!良いぞ良いぞ!連打を狙うんだ!!!」



ピカッ!キュピーーーン!



ゴブリン軍兵士2

「…ん?」


ゴブリン軍兵士2

「んんん?何だ?」


ゴブリン軍兵士2

「ひかり...?」




エルフ最高司令官

「エターナルブリザードキャノン、発射!!!」






稲妻がピカリーン!おじさんビックリ!歯車等もビックリ!!!



歯車

「何だ今の!一瞬、強い光が!」


おじさん

「目が..目がぁ...!」


えるふ

「エターナル...ブリザードキャノン!」


歯車

「何か知ってはるんですか!?」


えるふ

「一瞬にして町一つを永遠に凍らせてしまうという、禁じられた兵器でござる!」


歯車

「ええ!!?」


おじさん

「目が...目がぁ...!」


えるふ

「ンギラルヴァイス...ンギニティ!」


歯車

「もう、この戦争は止められないねんか!?」


おじさん

「・・・」


おじさん

「ワシ等の目的を思い出すんじゃっじゃ!」


歯車

「目的!?」


えるふ

「王国の乗っ取りねんか...?」


おじさん

「そうじゃ!」


おじさん

「王国を乗っ取り、この戦争をワシ等で止めるんじゃわあああああああ!!!」


歯車

「その手があったか!」


えるふ

「おぉ!」


おじさん

「城の中に突入じゃわあああああああ!!!」





<<とつにゅーじゃあああ!!☆ーー☆ーーー☆ー!!!とっつにゅうううう☆☆☆!!!>>





ゴロゴロゴロゴロゴロ「ウリャアアアアア!!!『うひょおおおおおおお!!!』

ンディッサアアアア!!!」ゴロゴロゴロ...


ドッスン!!!




エルフ最高司令官

「なんだ!!?」


エルフオブキング

「何事じゃ!!?」


エルフの護衛

「んんん???」


エルフの執事

「けしゅ!??」



ワシ等突入!!!エルフのおっさん等ビックリビックリ!!!ビックリ仰天!!!



おじさん

「発散発散!!!」


歯車

「ここが王の間!」


えるふ

「ンギレッツェンヴァインステイン!!!」



エルフの護衛

「王をお護りしろー!」


エルフオブキング

「じゃけぇぇぇぇぇ」


エルフ最高司令官

「なんだ貴様等!」



歯車

「歯車達は争いに来たわけじゃありまへん!」


えるふ

「争いを止めに来たでござるでんがな!」


おじさん

「王国を乗っ取りにきたぜよ!!!」


エルフ最高司令官

「悪い奴等だ!捕えろー!!!」


エルフの兵士6

「かかれーーー!!!」


歯車

「どうしよう!」


えるふ

「おっほっほ...んええ!?」


おじさん

「あっ、これやばいやつじゃ」



大ピンチ!心臓バックバク死ぬぅぅ!!!


と、覚悟を決めたその時じゃっじゃ!!!


赤く滾る邪悪な炎が王の間を、ワシ等を包み込んだんじゃわい!!!


次の瞬間には爆風がドーンドーン!!!耳キーン!!!



エルフの護衛

「んんん???」


エルフの兵士6

「ゴホッゴホッ」


エルフオブキング

「じゃけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


エルフ最高司令官

「何事だ!?王を護衛しろ!!!」



爆煙の中から、そやつは姿を表しおったんじゃ...!!!



キング・オブ・ゴブリン・ロード

「ガッハッハッハ!ここが王の間か!」


エルフ最高司令官

「お前は!ゴブリン・ロード!!!」


キング・オブ・ゴブリン・ロード

「同胞の恨みを思い知るがいい!」


ザシュッ!!!


エルフの護衛&兵士

「ウワアア!!!」


エルフ最高司令官

「クッ!卑怯者め!!!」


エルフ最高司令官

「王よ!お逃げください!!!」


エルフオブキング

「じゃけぇぇぇぇぇぇぇ逃げるぅぅぅぅぅぅぅ!」


エルフの執事

「けしゅぅぅぅぅぅぅぅ!」




エルフのおっさん等二人で逃げるんるん!!!




歯車

「うわああ!なんだかてぇへんなことに!?」


えるふ

「ゴブリン・ロード...ゴブリン族の王でござる!」


おじさん

「耳が...耳がぁ...!」


歯車

「てぇへんだ!とりあえずゴブリン・ロードを止めないと!」


えるふ

「でん!」


おじさん

「耳キーンなるわい」




エルフ最高司令官

「くらえええ!!!」


キング・オブ・ゴブリン・ロード

「フンッ!!!」


キィンッ!!!


エルフ最高司令官

「ちくしょう!!!」


キング・オブ・ゴブリン・ロード

「ガッハッハ!その程度か小僧!」


キング・オブ・ゴブリン・ロード

「悪しきエルフ族よ、滅するがいい!」



ここでワシが衝撃の登場じゃあああ!!!ゴブリン・ロードひんやりやんわり!!!



おじさん

「そこまでじゃああ!!!」


ザシュッ!!!


エルフ最高司令官

「ちくしょうがあああ!!!」


おじさん

「んじゃああああああああア゛ア゛!!!!!!」



チーン



歯車

「!!?」


えるふ

「ンンン!!?」


キング・オブ・ゴブリン・ロード

「ガッハッハッハ!!!」


キング・オブ・ゴブリン・ロード

「後は王、お前だけだ!!!」


歯車

「えええええええええええええ!!!!??」


えるふ

「ンンンンンエエエエエエエエエエエェェェェ!!????」


歯車

「嘘でしょ!?おじさあああああん!!!」


ゆさゆさ...


「チーン」


歯車

「そんな!そんなぁぁ!!!」


えるふ

「待って!そこの赤いの!」


歯車

「!?」


歯車

「これは!ダイイングメッセージじゃないかっ!!!」


えるふ

「なんて書いてあるんやでん?」


歯車

「何々...」


歯車

「歯車等へ...歯車等がこれを見ているという事は、ワシは既にこの世におらんと言う事じゃ...」


(′:ω:`)

「ンルフェン...」


歯車

「考えうる犯人は2人おる...ゲフッゲフッ...一人はエルフの最高司令官...」


歯車

「そしてもう一人は、キング...奴じゃわい...!」


えるふ

「エルフオブキング...!!!」


歯車

「嘘でしょ!?あの時、彼は現場に居なかったはずだ!」


歯車

「ん!?まだ続きがあるぞ...何々...」


歯車

「もみ合いの中、ワシは奴の弱点を知ることが出来た...」


えるふ

「弱点...!?」


歯車

「奴はヘルニア持ちじゃ...つまり、腰に爆弾をかかえておる...」


えるふ

「・・・!」


歯車

「そして、痛風持ちであることも分った...」


えるふ

「…馬鹿な!」


歯車

「さらには片頭痛持ちであることも分ったのじゃ...!!!」


えるふ

「なんだって...!?ものすごい情報量だ...!」


歯車

「歯車等よ...決して復讐の鬼になどなってはいかん...これはフリではない...決してじゃ...決して...」


歯車

「メッセージはここで途切れてしまっている...つまり、この瞬間おじさんは...」


えるふ

「師よ...安らかに眠りたまえ...」


歯車

「おじさん...」




こうして歯車等はワシの死を見届け、先を急ぐのじゃった...




☆最上階ー時計の間☆



エルフオブキング

「そうじゃそうじゃ!やれやれ!」


エルフの執事

「オラオラ!その程度なのかいっ!」


キィンッ!


キング・オブ・ゴブリン・ロード

「クッ!お主、なかなかやるではないか!」


エルフの執事

「こちとら40年も執事やってんのさ!ここでくたばっちまうほど、やわじゃないよ!」


キング・オブ・ゴブリン・ロード

「ええい!隙やりぃぃぃぃぃ!!!」


ザシュッ!!!


エルフの執事

「やられたああああああああ!!!」


キング・オブ・ゴブリン・ロード

「エルフの王よ...覚悟を決めるがいい!」


エルフオブキング

「じゃけぇ嫌じゃ!死にとうないんじゃあああ!」





ゴロゴロゴロ...


ドッスン!!!


歯車

「エルフオブキング!そこまででっせ!」


はるく

「…んん!?何か違うでござる...!!!」


???

「フッフッフ...遅かったな...」


???

「王はもういないよ...」


歯車

「!??」


えるふ

「お前は誰でっせ!?」


エターナルオブウルフ

「我の名は『エターナルオブウルフ』。王を吸収し、究極の力を得た姿だ...!」


歯車

「ほんまかいな...!」


えるふ

「ゴブリン・ロードを吸収しただと...!」


エターナルオブウルフ

「何か勘違いをしているようだが、まあいい。お前達はせいぜいそこで静観しているがいい...」


歯車

「どーゆー意味や!?」


エターナルオブウルフ

「我はこれより次の段階に入る...」


エターナルオブウルフ

「戦争はそのための茶番に過ぎなかったということだ...」


えるふ

「まさか!伝説の事でん!?」


エターナルオブウルフ

「察しがいいようだな...これを見るがいい...!」


歯車

「なんやこれは...!!!」


えるふ

「・・・!!!」



時計時計!めっちゃでかい時計!ワシ3人分じゃ!うひょおおおお!!!



えるふ

「伝説の時計塔...【コワレテマスヤーン】!!!」


エターナルオブウルフ

「フッフッフ...活目するがいい...!」


歯車

「なんや!どうなるんでっしゃろ!?」


えるふ

「起動させてはいけないでござる!!!」


エターナルオブウルフ

「我が力をもってして復活せよ...」


エターナルオブウルフ

「再び時を刻め!!!【コワレテマスヤーン】!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴ......!!!!!!!!!!



振動振動!!!揺れる揺れる!!!なんかやばそう!!!



エターナルオブウルフ

「止まっていた時間が、今!動き出す!!!」


エターナルオブウルフ

「フハハハハハハハ!!!!!!」




その時じゃわい!!!!!!!

エターナルオブウルフのヘルニアが爆発し、

痛風が弾け、片頭痛がさく裂したんじゃ!!!!!!!!!!!!




エターナルオブウルフ

「うわあああああああああああああああああああ」


歯車

「な、なんや!何が起こったんや!!!」


えるふ

「よ、様子がおかしいでんな!」



エターナルオブウルフはあまりの衝撃に耐えきれず、時計塔にドッカーン!!!!!

時計塔の歯車がゴロゴロゴローン!!!エターナルオブウルフごと窓からガッシャーン!!!!!!

うっひょおおおおお!!!歴史的瞬間じゃわい!!!!!快適快適!!!!



エターナルオブウルフ

「この恨み、忘れんぞおおおおおおおおおおぉ..........


歯車

「なんや、落ちていきよったであいつ...!?」


えるふ

「何がしたかったんやろな...でござろうか」


時計塔

「ガッコンガッコンガッコン!!!!!」


時計塔

「オラァァ!!!コワレトルヤナイカイ!!!!!」


歯車

「ええ!!!時計が喋った!!??」


えるふ

「・・・!!!」


時計塔

「オラァァ!!!ソコノ歯車オラァァ!!!」


歯車

「は、歯車のことですか?」


時計塔

「オマエ以外ニドコニ歯車ガオンネンアホオオゥ!!!」


時計塔

「シバクゾ!!!」


歯車

「ええ!!?」


時計塔

「ドッカノアホノセイデ、ワシノ歯車ガナクナッタヤロ!!!」


時計塔

「オマエガ代リノ歯車ニナレヤボケェ!!!」


歯車

「そっ、そんなぁ!時計の一部になれって言うんですかい!?」


時計塔

「オーン???」


時計塔

「アカンデ?制御デキンクナルデ?エエンカ???」


歯車

「制御?」


えるふ

「伝説によると、時計塔には膨大なエネルギーが蓄えられているでござる...」


えるふ

「万が一にも制御不能に陥ったりしたら、王国、いや、この惑星はお終いでござる!」


歯車

「エエ!!!」


時計塔

「アカーン...意識ウスナッテイクアカーン......」


時計塔

「ガッコンガッコンガッコン...」


歯車

「・・・!」


えるふ

「下に落ちた歯車を取りに行っている時間は無いでござる...」


えるふ

「なにか他に方法は...何かないのか...!!!」


歯車

「俺...やるよ...」


えるふ

「...!?」


えるふ

「歯車殿!?」


歯車

「社会の歯車になれなかった俺が、世界を救う歯車になろうってんだ...皮肉じゃねえか...」


えるふ

「え!?歯車殿!??なにか...んええ!??」


歯車

「それしか、方法はないんだろ?」


えるふ

「しかし歯車殿!時計の一部になってしまうんでござるよ!?」


歯車

「いいんだよ。どうせ拾った命だ...好きに使わせてもらうぜ」


えるふ

「歯車殿!」


歯車

「じーさんとあんたとの旅...楽しかったよ...」


歯車

「お前等の事は一生忘れないぜ...!あばよ!」


えるふ

「はぐるまどのおぉぉぉ!!!!!」





歯車はえるふに別れを告げ、そして時計塔の一部となったんじゃわい...


歯車が回転を初めると、共に時計塔は正常な動きを取り戻したのじゃった...




えるふ

「歯車殿...そんな...」


時計塔

「ガッコンガッコンッチクチクタックチクタック」


時計塔

「チクタクチクタク時を刻むよ~う♪」



その時じゃ!!!

チクタクチクタクゴーンゴーン♪♪♪

時計の針は奇跡のXIIをさしたんじゃわあああああああ!!!

ゴーンゴーン♪♪♪



時を告げる鐘の音は大地を駆け巡り奇跡を伝えたんじゃっじゃ!!!





エルフの兵士1

「なんだ...どうなったんだ...!?」


エルフの兵士2

「光に包まれて...民は!?民は無事なのか!?」



((貴方がこっちに来るのはまだ早いわ...今はまだ、あの子達の側に居てあげて...))


ゴブリン軍兵士

「ゴブリエッタ...行かないでくれゴブリエッタァァ!!!」


ゴブリン

「・・・・・・・!!?」


ゴブリン軍兵士

「ハァッ...ハァッ...オレは一体...?」




ゴブリーナ

「お父さん遅いなぁ...」


ゴブリエル

「すぐに帰ってくるさ!」




エルフの兵士4

「くっ!連打に耐えきれな...!?」


ゴブリン軍兵士2

「り…んん!?」


エルフの兵士4

「ゴーレムは何処へ消えたんだ...!?」


エルフの兵士4

「何が起きたのかは知らんが、後はお前だけだ!」


ゴブリン軍兵士2

「やばば」




えるふ

「何が...起きているでござる...!?」


時計塔

「チックタックチックタック時を刻むよ~う♪」


???

「時計塔よ、少しお前さんの歯車と話しをさせてはもらえぬかのう...」


えるふ

「師!??」


時計塔

「エエデ~~~♪」


時計塔

「オラ歯車ァァ!ハヨオキロヤカッスゥ!!!」


歯車

「ガチャゴチャガチャゴチャ......」


歯車

「……」


歯車

「……んぇ???」


えるふ

「歯車殿!」


歯車

「え...、何これどうなってるの?」


おじさん

「一方的に別れを告げ、一人行ってしまうつもりかのう...」


歯車

「じーさん!えるふ!」


おじさん

「どうするのかはお前さん次第じゃわい...」


おじさん

「時計塔の歯車としてではなく、一人の人間として、ここで生きて行くことも可能じゃ...」


歯車

「!?」


えるふ

「なんと!」


おじさん

「全てはお前さんの決めることじゃわい...どうするぅ?」


歯車

「なんだ...そんな事を聞くために俺を起こしたってのかい?」


えるふ

「歯車殿???」


歯車

「もう、決まってることだよ...!」


えるふ

「・・・?」


おじさん

「うむ...。またどこかで巡り合うことがあれば、その時もまた、友になろうぞ...」


えるふ

「・・・」


えるふ

「そうか...行ってしまうんだね...」


(´,m, `)b

「じーさん...えるふ...ばいびー...!」


(`・u・´)b

「グッバイエターナルフレンド!」


(`:y:´)b

「さよなら...でござる!」



別れを伝えると...歯車の黄金の輝きは薄れ...やがて、ただの時計の一部となったのじゃ...



えるふ

「はぐるまどの...」


えるふ

「・・・」


えるふ

「これからどうしましょう...」


おじさん

「エルフの王亡き今、お前さんがこの王国の先頭に立つのじゃ...」


えるふ

「・・・!?」


おじさん

「その正統なるペンダントが、道を示してくれるわい...」


おじさん

「これから忙しくなるぞい...――――







こうして歯車の、一人の男の物語は幕を下ろしたんじゃわい...


これからもこの世界の歯車は止まることなく回り続ける...


ワシはもうしばらく、彼らの行く末を見守るとしようかのぉ......――――




歯車の物語                 ‐完結‐

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