表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第三話『魔法使いの過去』  作者: 由条仁史
8/8

第8章 Non-Magicians on the Line

不思議の国からの帰還が終了した平等家一同。しかし、だからと言ってこの絶妙な均衡が保たれるわけではない。いつでも崩れ得る均衡。憂い、行動する登場人物たち。

 第8章 Non-Magicians on the Line



「魔法第一法則【魔界の魔力をゲートを通してエネルギーとする】。魔法第二法則【魔界での時空移動は現実世界に参照される】」

 ――その部屋には、彼女一人しかいなかった。古風な部屋。古びた感じではなく、むしろ手入れの行き届いたアンティークな調度の部屋だった。木張りの部屋。大きな本棚。大きな机。そして大小各種様々な容器。戸棚にあるガラス瓶の中には、植物から動物の一部、また固体から液体まで、様々なものが入っていた――陳列していた。

 テーマはおそらく、錬金術師。

「第一法則の応用ってだけかもしれないけど、重要なんだよねこれが……。第一種永久機関と第二種永久機関は意味合いが違うしね。魔界に行けるってだけで、結構変わる……」

 彼女は薄く赤い髪をくるくると弄る。白く、それだけがこの部屋の調度にそぐわない、いかにも現代的な椅子に座って。

「マリアちゃん、ねぇ……やっぱり、拾っておいて正解だった……なんて言うつもりはないのよ」

 彼女は席を立ち、壁際にある戸棚の一番上の段を開いた。

 そこにはカードがあった。英語で書かれた――差出人の名前と思しきところに、アリスと書かれている――手のひらサイズのカードだ。

「時代考証をしてみると、マリアおばあちゃんかしら? いや、ひいおばあちゃんかもね。あれって19世紀でしょ? だいたい二百年前だから……あらら、相当ね。ま、魔法使いは――長寿だけどね」

 元来、錬金術師は短命である。そして、それに寄り添って生きてきた魔法使いも――いや、ここでは魔導師と呼ぼう――また短命だった。水銀、鳥兜、大麻……人間こそが世界を支配しているのだと、根本を勘違いして、それを正せなかった――否、彼らがいてくれたからこそその勘違いを今私たちは正せていると言うべきだろう。

「【人間の意志によって魔法は顕現する】――ってことは、魔法の中心は人間ってことかもしれないけどね」

 錬金術師と魔導師。彼らはもともと、ひとくくりに魔術師と呼ばれていた――この場合「魔」とは『なにかわからない恐ろしいもの』という意味だ。そして魔術師は錬金術師と魔導師に分類された。もちろんこれは、『誰がいつどこでやっても成り立つ』科学と、『人や場所や時によって違う』魔法における分類だ。分類された当初は、両者はお互いをまだ、ある統一理論の元で成り立つと考えていた。

 しかし――

「魔女狩り……なんて、よく言うわよね」

 魔女狩りによって、魔導師は大きくその数を減少させた。錬金術師は科学者と名を変えた時代だ。そして魔導師は『魔法』というものを中途半端に残したまま、世の中の雑踏に消えていった……。

「っていうのが表の話。本当は違うんだよねぇ……魔導師は弾圧こそされていたものの、一般人なんかに負けるようなことはなかった。だって、今の戦闘魔法の殆どがその時代以前に考案されたものだもの。発火、強力な打撃、突風も……だからこそ、数の暴力が必要だったって? まさか、それこそ違うよ」

 取り出したカードを、彼女は消した――魔界に送ったのだ。もう必要ない、と。きっとそのカードは、どんどん拡散されて、魔力による終焉を迎えるだろう。

「魔法を侮りすぎなんだよねぇ。みんな。ただの一般人がかかってきたからといって、負けるわけないじゃん。今の時代ならともかく――せいぜいあの時代にあったとして鉄砲でしょ? 鉄砲より速い速度で魔力を出せば終わり。編隊を組んできた? まとめて潰せば終わり。むしろ一般人の方が大量に死にそうね」

 魔法は、チートである。現実世界においての、チート。魔法でできないことはない。使いこなすそれ以前の問題だ。なぜなら、魔法とは意志の力だからだ。強く使いたいと願えば使いこなせるようになる。生き残りたいと思えば強くなる。死の危機に瀕していればなおさらだ。

「だから魔導師たちは科学が発展するのをずーっと見つめていた。魔法によって科学では越えられない壁を超えるために……。そして、だからこそ魔女狩りが起こる」

 戸棚を閉めて、再び椅子に座り直す。

「軽率に魔法を使おうとする者たちをしばく……魔女は魔導師たちによって殺された。彼らはわかっていたのよ。魔法は強すぎるけど、強いだけじゃ幸せにはなれない、ってこと。一般人から疎まれて、幸せとは言えないわ。だから軽はずみに魔法を使わせないようにした。それが魔女狩りの正体。そして――」

 彼女は立ち上がり、扉を――ノックする。内側から、外側に向けて。

「――理性的に魔法を使おうとする者たちは、ある場所に集まった。そう。『魔法行』の原型よ。分かった? 真くん」

 扉が開く――そこには一人の少年がいた。

「…………」

 彼は以前、砂衣誠という名前だったが、今や名を変え――変えられて――砂衣真だ。

「盗み聞きとは趣味がいいね。独り言を聞くなんて特に」

「独り言を言う方も言う方でしょう」

「そうそう、趣味なんだ。独り言をはっきりと言うことは。それで? 報告書は?」

「読みました」

「ありがと、これで私の仕事が減ったわ。わかりきっていることを確認するのは面倒だしね」

 鞠が、不思議の国で起きたことを纏めた報告書。魔法行のトップであるこの彼女への報告だが、彼女は面倒ごとが嫌いだった。

「報告書は、読まれるためにある、ですか……」

「別に、私の補佐なんだし、代わりに読んでもらっても同じじゃん?」

「補佐は代役じゃないですよ」

「えー? 面倒だなぁ。読まなきゃダメ?」

「ダメです」

「じゃあこうしようか」

 彼女は目を細めた。そして――

 【彼女は、報告書を読んだ】

「…………」

「もう読んだから好きに処分してくれていいよ」

「……はい、分かりました」

 因みに彼女は一切部屋から出ていない。そしてこの部屋で報告書を読んだわけでもない。そしてその報告書は、真がこの部屋に入るまでに読まれていなかった。

 ついさっき、読まれたことになった。

「失礼します。『A』」

「はーい、じゃあねー」

 扉が閉まり、足音が遠のく。

 『A』と呼ばれた彼女は――それが彼女の魔法名である――満足げに椅子に座り、足を組む。

「過去に行けたとしても、運命は変えられない? 違うのよね。パラドックスは犯すものよ。魔法第一法則、魔法第二法則――さて、今度は私が遊びに行こうかしらね」

 力は無尽蔵にあった。時空は移動できた。これで残るはたったひとつ。

「『魔法行』にとっての脅威は、早めに……ね」




 こうして、平穏な日常が戻った。少なくとも、この時点、アリスとの一件が終わり、一息ついたこのときは。

 いや、もともと事件なんて起こっていない。轆轤の隣に住んでいる人は、轆轤たちの経験したことを知らない。観測する術を持たない。時間を越えでもしない限り。時間移動が起こったことなんて、無関係の第三者が観測するのは難しい。

 だから、平穏な日常はずっと継続している――

 そもそも、だ。

 事件が起こるようなことが日常的に起こるなんてことがおかしいのだ。『CPS』の脱走事件、『寺』集団の脱走事件……事件、というものは悪いことから起こるのだ。日常的に起こるような悪いことが、事件に発展することなんてまずない……。

「だったら、いいんだけどな」

「ん? 轆轤くん、何か言った?」

「別に、ただの独り言さ……」

 轆轤の家。コタツに入り、だらだらと、のんびりと、轆轤と濾過は過ごしていた。轆轤は本を読み――といっても、真面目に読んでいるわけではなく、これまでのことを考えていた。

 『CPS』との出会い。鞠との出会い。そして不思議の国。

 魔法という荒唐無稽が、当然のように登場する話。現実であったことなのに、現実離れした話のように感じてしまう。ふわふわした、夢でも見ているかのような。

 もちろん、夢でないことははっきりと、轆轤は意識している。

 魔法に巻き込まれ――そして自分があらゆることに魔法を巻き込んだ結果としての感情だ。魔法とは轆轤にとって迷惑なものというわけではなく、言うなれば――子供のようなものだった。轆轤が、ではなく魔法が。

 遊ばれ、遊んで。

 それで良い、と思う。魔法という人間が扱うにはとてもではないが大きすぎる力で遊ぶ。今濾過がスマホをいじって遊んでいるのと何ら変わりはしない。

 科学と魔法と――何がどう違うというのか。

 結局どちらも、遊び道具でしかないじゃないか。

「…………」

 濾過を見て、では、と思う。

 魔法使いとはなんなのだろう。

 『魔法行』からは閉じ込められ、隠される。その内側がどうなっているかはわからないが――とにかく魔法使いを腫れ物か、またはガラス細工のように扱う。

 魔法は――科学に比べて、とても危険なのだろうか。

 そう考えるとしっくりくる。強い魔法使いが『魔法行』から抜け出せば、外の世界にどれほど影響が出るか知れたものではない。核爆弾に匹敵する――ああ、これは比喩ではなく物質製造をなし得てしまうことから推測できる単純な評価だ――力を、そのまま外に放り出すようなものだからだ。爆薬を外に放り投げて――

「…………」

 と、そこでもう一段思考しなければならない。確かに爆弾は危険だ。核爆弾なんて危険どころの話じゃない。殺人のための道具は、どれも生半可なものではない。

 さて、兵器にもいろいろあるもので――爆弾だけではない。銃、剣、槍。鋭利なところがあり、とても危ない。例えば……そう。

 紙だって兵器だ。

 ……兵器の定義にもよるが、紙が人を傷つける力を有していることを否定する人はいないだろう。紙だって、人を殺せる。皮膚を破り、血を溢れさせることができる。

 無論、銃や剣に比べて、殺傷能力が低いのは確かだ。そもそも紙は人を殺すために作られたものではない。そんなものが三大発明であってたまるものか。

 そう――人を殺すためではない。

 魔法使いもそうだ。もともとそのはずだ。

 そうだとすれば――殺傷能力が低い魔法使いならば、『魔法行』外に出しても構わないのではないか?

 兵器が、戦争が文明を発展させたとはよく言うが、紙はその比ではない。ほとんどの人間が使う。にもかかわらず、兵器は規制され、紙は規制されない。

 その差は――単純だ。人に幸せをもたらすかどうか。

 今現在濾過に与えられている『無害認定』も、つまりそういうことなのだろう。

 誰にも危害を加えないなら、それで良し。『魔法行』の判断もそういうことだろう――と、轆轤は思った。

「…………」

 ただし、それは今だからこそ言えることだ。

 少し前……まあ一年ほど前は、そんな見解では済まなかっただろう。あれは核兵器とかそんなレベルを超えている。世界を滅ぼしかねない魔法だった。『SPC』……濾過が発明した最終の魔法。『魔界』へ人間を送り込み、悪夢を見せる。

 もちろん、それで人間を殺すことも可能だ。可能というより、むしろ簡単だ。簡単に、人を殺せる。魔法使いでないならば簡単だし、魔法使いであったとしても、殺せる。その当時、『CPS』は、やはり暫定最強だった。

 ……これは『無害認定』では決して無い――むしろ有害極まりない。『魔法行』からしてみれば、一般人に魔法を知らしめる存在であった。そしてその上、刺客はすべて倒された。……『魔法行』は打つ手がなくなったのだ。

 しかし、『魔法行』は体面上『CPS』を追わなければならない。そうでなければ『魔法行』内の平穏が保たれなくなる。内部でどれほどの騒ぎになったのか――むしろ、なってないのかは分からないが、とにかく穏やかではいられなかっただろう。

 だから『例外措置』をした。放置、だ。

 ……もはや自暴自棄だろう。祈りだっただろう。どうにかなってくれ、どうにでもなってくれ、と。だって、どうしようもなかったから。


 運命でも変えられない限り――


 幸運にも、俺は最終魔法を打ち破った。そして『CPS』の心を整え、俺が『濾過』という名を与えた。

 そしてそれからは、何のトラブルも無い。心穏やかならば、事件なんて起こらないさ……まあ、なんだかんだ言ったところで、大切なのは今と未来だ。俺が気をつけておけば、濾過はトラブルを起こさないだろう。

 例えば、愛の力とやらで。笑ってしまうくらいの安っぽい理論だが、愛は人を縛る。恋は盲目だということを逆手にとる。つまり、愛以外の目的を削れるということ。こうすればとりあえずは大丈夫か。幸いにも濾過は感情の変化が激しい。言われたことにいちいち反応を見せる。愛を見せるなんて、ちょろいもんさ。

「なあ、濾過」

「……ん? 何?」

「明日、買い物行くぞ」

 俺の言葉を聞いた途端、濾過の表情が一気に明るくなり。

「うん! 分かった!」

 この通り。単純だな。いやいや、お前もうすぐ二十歳だろ。いくらなんでも単純すぎやしないか。

「……鞠ちゃん明日来るかなぁ」

 ……ああ、あと一人、鞠もいた。しかし、鞠もまあ、大丈夫だとは思う。心が乱れたときはアリスのところに行けば良いし、濾過同様に愛で守ることもできる。愛って便利だな。

「どうせ来るだろ。母親を探すっていう目的は達したが、それが手段を放棄する理由にはならねぇからな……濾過と一緒にいると、楽しそうだしな」

 魔法使い二人と同居。しかもどちらも子供ときた。濾過は……どうせ働きはしないんだろうな。結局、俺が面倒を見ることになるんだろうな。一生……まあいいか。一生そんなのでも、どうせ、なるようになるだろう。

 その自信がある。

「そうだね。明日かぁー。ふふふ!」


 ……しかし、予測しなければならない。ただ呑気にしてるわけにもいかない。愚痴も言っていられねぇ。

 濾過と、鞠を、絶対に暴走させない。拘束する。

 でないと――


「喜びすぎだろ、濾過」


 俺が、『魔法行』から殺されかねない。




 門、ではない。扉だ。

 扉のすぐ近く――誰の目にも触れないような場所に、彼は隠れていた。

 息を殺して。気配を消して。

 誰にも気づかれないように。

 何にも気づかれないように。

 ……そこに門番がいる。門番? 扉番? まあどうだっていい。一人だ。

 たった一人でこのような重大な場所を守っている、というのはいかにも不用心だ。そう思う。しかし、それだって――必要なことなのだ。

 一人である必要がある。

 好都合であった。

 これからのためにも――これをここで使いたくはない。

 そう思いつつ、肩に背負ったバッグを見る。

 気づかれてはいけない。絶対に。

 ――あと少しなのだ。

 これまで、ギリギリをギリギリで避けつつ、ここまでやってきた。あとはこの扉を越えるだけだ。覚悟は出来た。人から隠れる方法も、できる限り頭に叩き込んだ。身体にも叩き込んだ。

 自信。

 絶対的な自信。

 努力してきたことが発揮される時の――何と清々しいことか。

「……、……」

 吸う、吐く。

 呼吸を整える。

 あと少しなのだ。

 あと少しで……


 外に出れる!


 ……見張りが仮眠室へ入った。交代は少し長く眠ってもらっている……ただの睡眠薬だ。その彼を起こしに行ったのだ。

 今だ。

 隠れ場所から音を立てずに扉へ向かう。針と糸の工作を設置。サムターンを回し開ける。もちろん音がしないように気を配る。そして扉を――


 開ける。


 眩い都市の光。

 元の居場所……。

 ……もう少し待ってくれ。どくん、どくん。落ち着け、俺の心臓!

 扉を閉めて、糸を回収する。音がしないようにゆっくりと、しかし素早く! 施錠を維持させる……!

 そして、その糸の、回収が――終わった。


 彼は一目散に走り出す。とにかく駅だ。何かしらの駅に行き、とにかく遠くへ行く。

 そして、その後――あの場所に行き、全てを終わらせる。

 全て終わらせて……帰るんだ。


 こうして、砂衣真――


 砂衣誠は、『魔法行』からの脱出に成功した。




 それは、誰も予想しなかった展開。

 そして、『魔法行』は壊滅する。



                   第8章・終

                   第三話・完

 あとがき


 世の中には報われない子供たちもいる。ということが第三話を書いての一番の感想です。すべての人が幸せであるというわけではない。幼女だってその例外ではありません。最近増えてきましたよね。そういう系のドラマ。暴力、ネグレクト……まあそういう系です。こういう暗い部分が世の明るみに出始めています……つまり、いままでもあったということです。そういう話を聞くたびになんというか、やりきれない気持ちになります。ロリコンだからというのもありますが、こういうのをどうにかなくしていけはしないものか考えずにはいられません。しかし一端の理系高校生に何が出来るのか……。考えてもみたのですが、やはりそういうことをずっと考え続けるしかないのかと思います。興味を持ち続け、関心を高め続けること。それがいつか来たる『何か』ができる日のためにすることでしょう。何か出来ないか? すぐに結論付けられなくても、模索し続ける……もがき続けることが、私たちに出来ることではないでしょうか。……無力ですね。魔法でも使えば……いや、どうなんでしょうか。それでも過去は無かったことには出来ませんからね。運命なんてものを操れたら……苦労しませんが。

 さて、今回は鞠ちゃんの過去をゆるやかに(?)描いてきましたが……ルイス・キャロル先生には到底見せられない内容になりましたねぇ。アリスサイドとミラーサイドなんて感じで対立構造を作ったはいいもののそういう構成を文字に起こすだけの力は無くこういう結末になりました……まあ長くなり過ぎたら風呂敷たためなくなりそうで怖いですが。

 第二話を投稿してからとても長い時間空きましたが、ここまで書ききることが出来たのには……一番は自ら作ったbotですかねぇ……。そしてそれをリツイートしてくださる人が出てくるたびに焦る気持ちが芽生えました。本当にありがとうございます。スピード投稿とは何だったのか……まあ、完結したのでよかったです。

 第四話はたぶん第三話のようにゆるくはなってないと思います。分量的には第三話より少ないと思いますが。番外編も投稿し続けるつもりなので、そちらのほうもお願いします。では今回はこの辺で。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ