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2、入学式

姉っていいもんですねーこんな姉貴が欲しかった

『でーあるからしてー新入生のー皆さんにはー努力を怠らずー…』


かれこれ40分。入学式が始まり校長の訓話が行われていた。

「(どこの学校でも校長の話は長いもんなんだな…)」


『これを持ちまして挨拶とさせていただきます。』

「(やっと終わった…)」


『以上、校長からの訓話でした。引き続き、生徒会からの言葉です。副会長の渡瀬さんお願いします』


「はい」

「(ルリ姉…!良かった…ちゃんと目が覚めたのか)」

チラッとマリ姉の方を見るとマリ姉も驚愕の顔を浮かべていた。

「(良かった…これでルリに怒られることもないかしら)」

「(マリ姉、それはない)」

「(人の思考の中に入らないでくれるかしら)」

「(顔で大体わかるからな)」



「えー新入生の皆さん。こんにちは。ご入学おめでとうございます。この学校の門戸を叩いてくれたこと、非常に嬉しく思います。私は生徒会副会長の渡瀬瑠璃と申します。どうぞよろしくお願いします。」


「(やっぱルリ姉だ…全く朝のことを感じさせない…)」


「私は生徒会として皆さんの青春を応援いたします。勉強恋愛そして経験と失敗と成功。学生生活の中で体験していた方が良いものはたくさんあります。皆さんにはそれを体験して頂きたいのです。その為に生徒会は尽力を尽くします」


「(さすがだなぁ…)」

「ただし食べ物でいたずらするのだけはやめてください。ホント死にかけるので。川の向こうでおじいちゃんが手を振ってました…絶対許しませんので。さて以上で挨拶を終わります。皆さん頑張ってください!」

「(やっぱり怒ってるじゃねーか!!マリ姉は…)」

「ガクガクブルブル…」

「(マリ姉が震えてらっしゃるー!!)」


そして何事もなく入学式が終わり、下校の時間になった。

クラスメイトは…うん。既にグループができていて俺が入るスペースはなかった。ぼっち万歳だ…

「さーて帰るかー」

「待ちなさいな優希」

「なんだよマリ姉」

「ちょっと付き合いなさい」

「ルリ姉に謝りに行くのか?」

「ま…まぁね。いいから来なさい!」

「引きずるな!おい!マリ姉!」

「ドナドナドーナードーナー♪」

「なんでマリ姉が歌ってんだよ!歌いたいのは俺の方だろうが!」

「いいからいいから。ちょうど今は生徒会室にルリしかいないから大丈夫よ」

「何が大丈夫なんだよおい!」

「骨は拾ってあげるわ…」

「あとで覚えてろよマリ姉!」

首根っこを掴まれたままずるずると生徒会室に引きづられていく

マリ姉はガラッと生徒会室の扉を開けるとその中に俺を投げ入れた


「あら、ゆうちゃん。さっきのはマリちゃんかしら?」

「お…おう」

「どうしたの?」

「あ…いやー今日の挨拶は完璧だったよ!うん!」

「いやん♡嬉しいわね~ゆうちゃんに褒められるなんて…」

「うん感動した感動した」

「それで本題はなにかしら?」

「(バレてーら…)」

「マリ姉がルリ姉が怖いから俺を投げ入れやがった。」

「よくできました!ナデナデしてあげる。さてとマリちゃん…?出ておーいーでー…」

生徒会室の扉をあけてマリ姉をずるずると部屋の中に引きずってくる

「ごめん!ホントにごめんなさい!許して!」

「…ふぅ…マリちゃん?私は別に何か危害を加えようとしているわけじゃないのよ?」

「え!?」

「朝のことは半ば事故みたいなものだし。まあ良いのよ。でもね私が許せないのは…」

「(ビクビク…)」

「マリちゃん何やらゆうちゃんとチューしてたって聞いたんだけど?」

「あ…あれはその日課みたいなもので…その…あの…」

「それ自体は別にいいの。許せないのは私抜きでやったことよ?なんで私が倒れてる時にそんなことするの?」

「いや…え…そこ?ルリってまさかそこに怒ってたの?」

「えぇもちろん。ということでマリちゃん。5分でいいから外に出ててもらえる?」

「その笑顔に身の危険を感じたんだけど!?」

「……分かったわよ」

「え?俺の意思は無視なの?」


部屋を出ていくマリ姉。

「さてっと…2人きりになれたわねゆうちゃん。入学おめでとう♡」

「あ、ありがとうルリ姉」

「ホントになんで片方だけにキスなんてするのかしら。ちっちゃい時からずっと3人だったでしょ?」「………」

「ん…」

そして俺とルリ姉はキスをする。小さな頃からのいつもの光景。

恥ずかしいくもあるが、でもそれよりも嬉しい。こんなにも求められていることが。


「ふぅ…充電完了…」

「マリ姉とルリ姉ってホントに似てるよな…言ってることまで一緒だ…」

「そりゃあ双子ですもの。似るわよ♡」

「ぐぬぬ…」

「うわぁ!マリちゃんが扉の隙間からこっちを睨んでるわ!ゆうちゃん怖い!」

「はいはい。帰るぞ2人とも」

「ずるーいー私もチューしたーいー」

「マリ姉はさっきしただろ」

「え!?さっきってなに!?私知らないんだけど…まさかゆうちゃん…本日2回目を…」

「いや、入学式の前ってことだよ!」

「さっきは激しかったね…♡」

「そこ!流れるように嘘をつくな!」

「いいもんいいもん。家に帰っても離れてあげないから」

「動きにくいから手を組むな!」

「じゃあこっちで。これならいいでしょ?」

「まぁ…これなら」


その日から毎日2人の姉と手をつないで登校するようになってしまったのだった。



帰宅後。

「おぉお帰り優希!さっきは思いっきりマリちゃんとキス♡してたな!いいぞもっとやれ!」

「あら、おかえりなさい優希くん。ホントお暑いわねーうふふ♡」

「ルリ姉にバラしたの2人かよ!」

両親は本当に信用ならないと思った(小並感)

血のつながりは…無きにしもアラブって感じで

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