表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

第2話 スキルと権能

とりあえず世界観の説明です。

MP1の方が完全設定小説なので設定は今回くらいにして次回からは控えます。

スキルと権能



予想外のハプニングはあったけどお待ちかねのスキル確認でもしようかな。

俺は初めて人を殺したが、特に感することなく流してしまった。


何にしようかな・・・やっぱり初めは魔法で


【フレアストーム】


俺が繰りだした魔法は範囲系上級火炎魔法だ。


-ごごごー ぴきー △□○~ -


俺の魔法は前方50mくらいを燃やし、さらに周りの木に引火して山火事を引き起こした。

どうも何匹かの魔物も巻き込んでいたようで、例によってその力を吸収した。


さすがにこのままにしておくのは不味いと思ったので消火する。


【アクアビックバーン】


-どっしゃーん ぎゃー ぴ、ぴきー まだ出てな・・・ -


俺の空間系古代級水魔法によって無事消火は成功だ。

まあ半径1kmくらいが水で押しつぶされて、一面が沼になってしまったが・・・。


ああそうそう魔法について説明しよう。


魔法はスキルの一部でMPを使って様々な現象を起こすことができる。

ぶっちゃけRPGを知っている人なら説明はいらないかもしれないが、さっきの手から炎とかだ。

で他に魔技というのがある。

これは術者の技能を上げたりする効果があって、非魔法使い系のスキルとでも思ってくれていればだいたい正解だ。

ただ両方ともスキルとしてまとめられるので、分けるのが面倒な時は単純にスキルと呼んでいる。


魔技に比べ魔法は若干優遇されている――威力や範囲が広いのだ。

ただ魔法には下限や上限がある程度決められていて、逆に魔技は上限がないのでレベルが上がってもスキルを使い続けることができる。


魔法の区分はまず範囲として

単体系、範囲系、空間系の3つに分けられる。

単体系は文字通り1人用の魔法だ。

範囲系と空間系の違いは味方を巻き込むか巻き込まないかだ。

・・・いや厳密にいうと両方巻き込むのだが範囲系の方がましだ。


これはこの世界の「ロックシステム」に関係する。


俺の力は4569、ちなみにレベル0の時は1だった。

つまり1を基準にすると俺は4000倍以上の力を持つことになる。

しかし普段の生活で4000倍以上の力をうまく使えるか――答えは否である。

まあ俺はできるが・・・そのための「ロックシステム」である。


どういうことかというと普段の状態では力や他のステータスはかなり落とされている。

このため生活の中で力の加減をしやすくなっている。

そして戦闘中には攻撃したい相手をロックすることでステータス通りのパフォーマンスをすることができるのだ。

ちなみにロックされると自動的に頑丈値等は戻るが、人や魔物を介さないトラップだと大ダメージを受ける。


で範囲系と空間系に戻るが

範囲系は範囲内なら好きにロックを設定することができる・・・つまり味方はロックからはずせる。(パーティを組んでないと攻撃ロック解除設定は出来ない)

空間系は範囲内を無差別にロックをかけて攻撃する・・・つまり味方も巻き込む


まあそれなら範囲系の方が優れているように思えるが高威力、古代級以上はすべて空間系になるので強い魔法を使うときにはどうしても空間系でなくてはいけない。


・・・ちなみに俺が使える魔法は大半が空間系になっている。

俺のブレス(魔技扱いだけど)はすべて空間系だし、職業【マスタードラゴン】になってようやく魔法を覚えたけど上級以上しか使えない。


とと、あと威力の話だけど魔法の威力は初級、下級、中級、上級、古代級がある。

噂によるとその上もあるらしいが詳しいところは知らない。

火炎魔法で比較すると

・初級:ライターとかそのレベル【ライター】

・下級:数十cmくらい火の塊、レベル20くらいまで活躍する【ファイヤーボール】、【ファイヤーアロー】

・中級:人を丸々のみ込むくらい、レベル40くらいまで活躍する【フレイムボール】、【フレイムシャワー】、【フレイムボム】

上級:数十人は焼ける、ここから上限がかなり上がるので100を超えたやつでも問題ない【フレアシャワー】、【フレアボム】、【フレアストーム】

古代級:もはや戦略級。レベル200以上は皆これ【メテオシャワー】、【メテオボム】、【メテオビックバーン】


前述の通り威力と範囲は結構関係するので、高レベルになるほどパーティプレイが危険になりがち。



とまあスキルは問題なく使えそう。

またスキルを使ったことでこの世界の法則がわかった。

スキルは俺の権能に近い。


権能というのは法則の管理者が、正式に法則を変化させることだ。


まず元の世界の神と権能について説明しよう。


神はおおざっぱに分けて3種いる。

創造神・・・神を生む神である。詳しいことはよくわからない

古神・・・法則を維持する神。それぞれが重力や長さなど様々な法則を支えており、常にそれが安定するように努めている。

新神・・・特定の法則を支えておらず、特定の条件下において正式に法則を変更する権限を持っている


神話によると

まず創造神が古神を創造し、世界を作った。

初めは法則が安定せず、今でいう超常現象のオンパレードだった。

次第に法則が安定してきたところ、人が生まれ法則をごまかして擬似的な権能、魔術を使えるものが出てきた。

魔術が広がり続けると法則が不安定になるため、創造神は新神を生み、正式に法則を使えるもの用意することで魔術の広がりを抑えようとした。

新神は例えば熱心に~について祈り続けるれば、魔術以上の奇跡を起こしてくれるため、人々の関心は神に移り思惑通り魔術はすたれていった。

現在は法則はすっかり安定し、人間たちの技術も上がったので神に頼ることも少なくなった。


ちなみに父上や俺は新神で「強きものに奇跡を与える」という条件下において法則を変化、権能を使える。

母は今も残る魔術師の一人だったりする。


まとめると元世界では法則を安定させるものと使うものが分けられているということだ。


だがこの世界は地球の分類で言うと全員が神だ。

それぞれが法則を安定させる役割と使う権能を持っている。


おそらくではあるが個人の認識を法則にしているのだろう。

例えばこの世界の生物を俺以外全部殺して、元の世界の物理法則を俺が認識すればここも地球と同じ法則の世界になるだろう。

・・・やらないが。


で、法則をになっているから魔術ではなく権能としてスキルが使えるようになっている。

レベルが上がれば世界により繋がれるようになるから権能も強くなる。

ただどういう風にになうかというのは具体的に限定しなければ使いこなすことはできない。

だからこの世界には【職業】があるのだろう。

【職業】によってはスキルの習得ではなくステータスの上昇に権能を振ったり、同じレベルでもかなりの違いが出る。


この世界の法則の話に戻るが基本的に高レベルになるとこの世界に長くかかわるから、個人の認識は固まっていく。

しかし認識が固まったものを見す見す寿命で死なせるわけにもいかないからレベル100以上は不老になる。

こうして安定させていたわけだが今回上の重要な法則の柱であったのがごっそりいなくなった。

長い年月を生きているから認識はぶれないのに、低レベルのぶれた認識による法則が影響するようになった。

そのため今回大量に高レベル者を召喚した。


もちろんこっちの法則を知ってもらうためにゲーム内では非常に細かい設定がなされていたし、攻略ウ○キではそれ以上に解析にしていたからかなり認識は固まっているので柱の補強として使える。


ただおそらく大半の理由はエサだと思っている。

さっきの山田俊郎もそうだがこちらに来たのは高レベル者にもかかわらず、こちらの世界に慣れていない戦いの素人だ。

つまり低レベルの物でも簡単に狩ることができる。

高レベルの者を倒すとレベルは上がりやすい、つまり大量の極上のエサを使ってこの世界の連中のレベルを上げるのが主な理由だったのだろう。


ヤマトは知らないが現に1日で5000人以上の被召喚者達が餌食になっていた。


ちなみに【アクアビックバーン】でも大量の犠牲が出ました。

本人気にしていませんが


魔法の威力設定ですが某バ○ンさんの「これが余のメ○だ」が出来ない感じになってます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ