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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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アライグマ??、いいえ、違います、特災級危険外来種のアライグ……

作者: 秋月心文
掲載日:2026/05/30

 ◇ ◇ こんなニュースが流れていました ◇ ◇


 K察署からのお知らせです。

 T京都S田区H島付近において、野生のアライグ……が出現する事案が発生しました。

 気性が荒く、多くの病原体を持ち合わせているので、発見してもむやみに触れないでください。


 こういう注意喚起って、守ってくれない人、多いですよね~~


 ◇ ◇ T京都S田区某所 ◇ ◇


「やだ、何これ、かわいい!」

 彼女は、W島H子さん、SNSの女王として知られています。

 H子さんって言っても、エッチな子って意味じゃないよ。


 そこには、とても愛らしい姿の、生き物がいました。


 〇ックで買った、ポテトを、そのコに差し出し……

「こういうのアップしたら、バズりそう……」

 そう言って、いつも一緒にいるコに、スマホを渡しました。


「任せて、バッチリ、リアルタイムで上げちゃる……」


 彼女は、録画&送信開始ボタンを押しました。

「おいで……」


 カワイイ外観のそのコは、トコトコとW島さんに、近づいて来ました。

 その時でした。

「あ……」


 ガブ…シャ、バキッ、ガブ、ガボ…


 W島さんは、食べられてしまいました。

 彼女は「W島H子」さん、SNSの女王として知られていました。

 そう、残念ながら、たった今、過去形になりました。


 そして、この動画は、彼女の望み通り、世界中で超絶バズりました。


 世界のニュース配信会社から、動画を売ってくれと、

 主人のいなくなったスマホに、連絡が殺到してるそうです。



 ◇ ◇ 某N〇Kの番組にて…… ◇ ◇


 F林アナウンサーが、ニュースを読み上げます。

 昨夜10時頃、SNSで有名なW島さんが、野生のアライグマに、食べられるという、ショッキングな事件が発生しました。

 動物に詳しいZ岡大学K藤教授に、動画を見て頂きました。


 F林「アライグマですよね」

 どうしても、アライグマと言わせたいらしい。


 K藤「いいえ、違います。よく似ていますが……」


 F林「アライグマですよね」

 自分でも言っちゃった手前、アライグマと言わせたいらしい。


 K藤「アライグンマです。クマですらありません」


 F林「グンマ?、G馬県の固有種ですか?」

 なぜか、別な部分に喰いついた。


 K藤「グンマという種類の生き物です」


 F林「G馬県とは関係ないんですか?」

 喰いついた部分から、離れられないらしい。

 K藤は、面倒なので、F林の相槌は、スルーした。


 K藤「人を丸飲み出来るほど、狂暴なので、注意が必要です」


 F林「なるほど、アライグマと違うと……」


 K藤「野生のアライグマも、気性が荒く危険ですが……」


 F林「はぁ……」


 K藤「アライグンマは、人を丸飲み出来るので、もっと危険です」


 F林「こんなに、小さくてカワイイのに……」


 K藤「小さいけど、飲み込んだ後は、スゴイ形になってるでしょ」

 動画を静止して、アライグマ大の生き物が、人を丸飲みして、人より大きくなってる姿を指さす。


 F林「これは、外来種ですよね?」

 K藤は、アライグマも、そうなんだが、と言いたいのを、飲み込んだ。


 K藤「特災級危険外来種、平たくいえば宇宙人です」


 F林「は?」

 何言ってんだ、こいつという目をしています。


 K藤「最近、P星人に侵略を受けて……略……」


 ※P星人のPの部分は、テレビなどで、

  放送禁止用語などが混ざった時に用いる音のように

  「ピィーッ」と、甲高く発音してお読みください。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 こうして「アライグンマ」は、一躍有名となった。

 こいつは「アライグマ」に、とても似ている。


 なんで、P星人が、こういう呼称に、なったかは謎です。


 一説によると……

 T京大学のY田教授が、初めて、P星人を見て、

「アライグマ」ですねと言った……。


 しかし、実はP星人だと、判明した。


 苦し紛れに「アライグンマ」と言いましたよ。

 そうとも呼ばれてるんで……と言った。


 発言力がある人の言葉だったので……

 皆も「忖度」しはじめ……

 皆も「アライグンマ」と……


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 話を戻します……

 この超狂暴な「アライグンマ」が、T京都S田区に、出没するというので、大騒ぎです。

「T京Sカイツリー」や「R国K技館」に、行きたくても、怖くていけないじゃないですか……。


「緊急銃猟」の話も浮上しましたが、都会すぎて、ムズカシイらしいです。

 そこで、R友会の方が、箱罠を設置しました。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 こうして、罠にかかったのですが……

 しかし、動物保護団体の人たちが、出てきて、抗議を始めました。


 皆、プラカードを掲げています

「殺処分やめろ!」

「群馬を殺すな!」

「グンマを殺さないで!」

 ……なんだか、誤変換したまま、印刷した人が混じってますが!?


 そして、ことも、あろうに、彼らは、無謀にも、罠から、逃がしました。

 わざわざ、南京錠を切断するような、工具まで持ち込んでいました。


 そして、その動画をアップしました。

「ほら、こんなに、小さくてかわいいのに……」


 グ…シャ、バキッ、ガブ、ガボ…


「きゃぁぁ……」

 辺りは、大パニックに、なりました。


 また、ひとつ、世界に激バズり動画が流れました。

 スゴイ再生数です。



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 動物保護団体の一人が言いました。

「危ないじゃない、どうして、殺さないの……」


 あれ、この人、箱罠の南京錠を切断したじゃないですか。

 どの口が……言ってるんでしょうね。



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 ヤバい事態と判断したT京都知事は、J衛隊の派遣を要請しました。


 ……といっても、都内では、むやみに、発砲出来ません。

 ですので、装甲車で囲んで、麻酔銃で眠らせようという作戦です。

 陸上J衛隊N馬駐屯地から「軽装甲機動車」が派遣されてきました。

 これで囲んで、麻酔銃で眠らせる作戦です。


 そして、その作戦は成功し「アライグンマ」を、眠らせる事に成功しました。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 すると、Aメリカ軍のヘリが、飛んできて、眠っている「アライグンマ」を回収していきました。

 T京から、北西方面に飛び去っていったので、おそらくY田基地でしょう。

 しかし……、そっちは、G馬県のある方角でもあったので……。


「グンマか……」と、誰かが、ボソリと言いました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

数ある作品の中からこの物語を選び、貴重なお時間を使って読んでいただけたことを、とても嬉しく思っています。


もし少しでも楽しんでいただけましたら、【ブックマーク】や【ポイント】で応援していただけると励みになります!

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