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第三十九話◆

第三十九話

「……猛、正直言って僕はここまで来るなんて思ってなかったよ」

「ああ、俺もだよ」

 車で三時間ほどとばしてついた空港、飛行機に乗り換えて一時間ぐらいだろうか?到着し、レンタカーで山奥へ。

人なんて殆どおらずあるのは林、いや、森か?森と湖が広がるコテージへやってきていた。銃撃戦を繰り広げるのも可能だと思われる広さの二階建てのコテージ、いや、これはコテージというのだろうか?ロッジっていうんだっけ?まぁ、コテージで言いや……なんと言う湖か知らないがいろんな魚が泳いでそうな湖……テレビで見たことしかない光景がそこには広がっていた。

「霧之助さん、猛さん、ありがとうございました!」

「……ありがとう、あんたたち」

 洋一郎と美月ちゃんにそういわれて頭をかく。

「そんな……別にいいよ。大体、僕らだって逃走のことは全部東先生にまかせっきりだったし」

「それでも、知り合って間もないぼくらのためにここまでしてくれる人たちなんてそうそういませんよ!」

「ん〜まぁ、そうだけど……あれ?悠は?」

 きょろきょろと悠の姿を探してみるがどこにもおらず首をかしげていると東先生がコテージの中だと教えてくれた。

「じゃ、ちょっと僕悠と話してきます」

「ああ、そうだな。お前が連れてきたんだしお前がどうにかしろよ」

 猛がてでぴらぴらと僕を押しやる。



―――――――



 コテージの扉を開けるとそこには美月ちゃんの服を着ている途中の悠がいた。

「あ、ごめん」

 叫ばれる前に扉を閉めた。僕は何も見てない、僕は何も見てない、別にレモン色の下着とか、そういったものは一切見てないから。

 頭の中を綺麗にしてから扉を開ける。

「ノ、ノックぐらいしてよ」

「ああごめん………それよりさ、なんだかごめんね」

「何がよ?」

 どういったら伝わるのだろうか?あそこで残されたほうがよかったのかもしれないんだけど……しかも、よくよく考えてみたらこれって見ようによってはサプライズでは?と勘違いする人もいるかもしれない。未来の花嫁と花婿が同時に同じ車に乗って去っていったのだからだ。

「連れてきちゃって…」

「いいわよ、別に。どうせあそこに残っていてもいろいろと面倒なことになっただろうし!大体、美月と洋一郎がいちゃいちゃしているのは前から知ってたから。あの二人にはこれでいいのよね」

 そういって窓の外にいる美月ちゃんと洋一郎を見ていた。その目はうらやましそうなものが含まれていたりする。

「……何言ってるの、これで悠もあの写真の人と仲良くできるでしょ」

 そういってみたものの、悠は悲しそうな顔をして目を伏せた。

「……無理よ、お父さんがまた誰か見つけてくるかもしれないし……」

「それならさ……」

 僕はふと思ったことを口にしていた。

「……それなら僕が何度でも邪魔しに行ってあげるよ」

「霧之助……」

 きょとんとした調子でこっちを見ている。あれ?どうかしたのだろうか?おーい、大丈夫かと手を振ってみても反応なし。


予定通り今回は今後の展開をぬる〜く、説明します。眼前へと迫っている期末テスト。間山霧之助と仲間たちはその波を超えることができるのか!?なんちゃってとばっちこ〜い(作者も意味がわかってません)渦巻く学校での生活は霧之助の心をどう変えるのjか?……ぬるいですね。ま、まぁ、気を取り直して個人的に百合さんが結構出るような感じになってしまいました。

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