◆◆第二百五十六話◆◆◆:謎の事件解決編
今回、後書きにて作者雨月的な重要であるお知らせがあります。ちなみにこの前書きは後書きの後にかかれた後の前書きです。
第二百五十六話
お昼過ぎ、犯人が捕まったらしい。あからさまに挙動不審な一年の男子生徒一人が先生たちに身柄を拘束されていくのを一二三ちゃんが目撃したようで僕に電話をかけてきた。
「よかった……」
長いようで短かったパンツ事件は収束を向かえたのだ……そう実感した。
「でも、パンツはどうするんだよ?」
「「「……どうしようか?」」」
そう思っていると、部屋の扉がいきなり開けられた。そして、一人の男子生徒と教師数人が入ってくる。
てっきり、謝罪に来たのかと思ったのだが……
「この人たちがぼくにやれって言ってきたんですっ!!!」
「「「「はぁっ!?」」」」
「そうなのか、お前たち?」
ごっつい学年主任が尋ねてくるが、全員身に覚えがないために首を振る。代表して僕が先生に口を開くことにした。
「知るはずがありません!」
「だ、そうだが?」
「嘘です!一日目の夜、いや、深夜にぼくを捕まえて……それから毎晩毎晩ぼくを……」
「こいつはそう言っているぞ?どうなんだ、お前たち?」
そういわれて僕たちはにやっとした。今日初めて肝試しをしてよかったと思えるね………
――――――
「あ〜ったく、信じられねぇ奴だったな」
「まったくだよ。おかげで肝試しに参加していた連中も清掃作業だ何てさ……」
ぼやく僕の肩に手が置かれる。
「ま、いいんじゃない?最後に清掃して行ってもさ?」 里香がそんなことを言いながら床をモップで磨いていた。
「まぁ、そうだけどね……」
「で、捕まったあいつはこれからどうなるんだろうな?」
「停学じゃない?最初は彼女に悪戯を仕掛けるつもりだったそうだけど思ったより大事になって僕らに罪をなすりつけようと、したんだってさ」
「本当、迷惑な話だぜ」
「霧之助、手が止まっているわ」
勿論、関与していたということで桜も掃除に参加している。
「あ、ごめん桜」
「……桜?」
里香が顔を覗き込むようにしてこっちによって来た。
「何?」
「前まで早乙女『さん』だったよね?」
「うん、そうだね?それがどうかした?」
「……名前で呼び合っているし」
「ああ、友達なんだから当たり前だって桜に言われてさ」
「……ああ、そう、そうなんですかぁ、そうですかぁ!」
「ど、どうかしたの?」
「別にっ!!」
そういって去っていってしまった。別の場所でも掃除するのだろうか?
「お~お~、お前も大変だな?」
「は?何のこと?」
「とぼけるなよ♪」
友人に言われたことだがさっぱりわけがわからなかった。
―――――――――
「ちゃんといる?」
「いますよ~?」
十分ごとに外にいる吉野先生が僕たちがきちんと部屋にいるかどうか確認をしてくる。まだ消灯時間まで時間があるのだが、勿論、こんな状況で肝試しなどやることは出来ない。
「あ~あ、暇だよな~」
「本当、後は……百物語ぐらいじゃない?」
「定番中の定番だな……」
「よし、それなら先生が怖い話をしてあげよう!」
いつの間にか吉野先生が入ってきて、そんなことを言う。
「さぁ、心して聞きなさいよ?あれはまだ先生が……」
あの時、吉野先生の話を聞かなければよかった……それは後ほど僕が思うことだった。
多分、日本各地で雪がしんしんと降り積もっているころでしょう。寒いっ!だけどまぁ、まだ四季を感じる事が出来るだけマシですね。さて、今後の方針が決まったために皆様に申し上げたい大切な事があります。『夏休み編が終わるまでがアンケート受付期間です!』もう一度どのようなアンケートだったか振り返ってみましょう……この小説のエンディングは誰がいいか……。ただ、それだけなのですが意外と重要だったりします。あ、それと置換された部分の各自エンディングも要望あれば+αして返ってきたりします。最近、若干と言うか何と言うか投げやり的な後書きはテストが近いためです。と、いうより第一にこの後書きを読んでいる人が多分少な過ぎるかもしれません。そういう理由で前書きに重要なお知らせと云うことで書き込んでおくことにします。一月十三日水曜、八時四十四分雨月。