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◆◆第二百五十話◆◆◆:CM!

第二百五十話

霧之助「最高の品質のものを稀に適正価格で皆様に提供するキリネットジャパン!」

悠子「本日提供する一つ目の商品はこれです」



オールマイティービームチョッピングボード(まな板):どんな包丁からの鋭さのある一撃もこのまな板なら受け止めます。まな板の四方にはビームバリアー発生装置が四基取り付けられており、物体が触れそうになると瞬時にビームを展開、ビーム兵器を無効化します。裏側にはマジックテープがつけられているため、腕に着用することも可能です。カラーバリエーションは清潔感のある白、着やせする黒、愛の妄想色ピンク、スケスケスケルトンの四色です。単四電池二本使用。



霧之助「さぁ、悠子……手にとって確かめてみてよ」

悠子「うん、ちょっと大きいかなって思ったけどこのぐらいが意外とちょうどいいわね」

霧之助「そうだろう?そして今なら、間山霧之助君1/10フィギュアをつけて……」

悠子「こんな人形要らないわ……あ、ちょうどこのまな板で……えいっ!!」

霧之助「ああっ!!間山霧之助君1/10フィギュアがっ!!」



―――――――ー



由美子「はい、では二番目の商品はこれで~す」

霧之助「……丹精こめて作り上げた人形です」



(笑)人形:目の上のたんこぶである存在の写真を貼ってストレス解消するお人形。身長は165cm。材質は藁で出来ており、殴り心地も抜群!藁でできているとは思えないほど耐久性も高いため長くご利用することが出来ます。元来の使用法とは異なりますが、一人で眠れないお子さんのためのプレゼントとしても最適で、ご両親の顔の写真を頭に貼り付けておけば熟睡間違い無しです。千葉県産の藁を使用しています。



由美子「なんでっ!!いっつも!一緒に生活していたのにっ!!!この気持ちに気づいてくれないのよぉっ!!」

霧之助「ああっ!!って早速由美子が僕の写真を貼ってデモンストレーションしてるっ!!」

由美子「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラっ!!ドゴーン!!」

霧之助「僕が、僕が爆発したっ!!」

由美子「はぁ……はぁ……はぁ……ニブチンなんて大嫌いっ!!」



―――――――



霧之助「って、次で最後か……」

里香「次はこれだよっ!!」



六本入り鉄パイプ:六本のうち一本のみが本物です。スイカ割りのロシアンルーレットの道具としても使用することが出来、ご友人に対してのちょっとした冗談にも使用することが出来ます。一本一本匠の技で作られているためにどれも同じ重さで、思い切り叩いてみるまでどれが本物かわかりません。本物の威力はスイカを割り、海を割り、果てはコンクリート、鉄板、何でもござれの仕様です。※注意:この商品のご購入は18歳以上の方のみとさせていただきます。



里香「じゃ、早速使用してみようっ!!そりゃっ!!!」

霧之助「ぬわぉっ!!って危ないじゃないかっ!!」

里香「ちぃっ、避けたかっつ!!ならば高畑流一の技、水連っ!!」

霧之助「な、なんのっ、オールマイティービームチョッピングボー…ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」



キラーン♪



里香「……とまぁ、このとおり実にすばらしい出来!皆さんも使ってね♪」


きっと人気があると思いたい、番外編シリーズ第三弾。どうやったら本編を越すほどの人気を後書きで手に入れることが出来るのでしょうか……いつか、この小説は後書きだけで成り立っていますとあらすじ部分に書いてみたい……ああ、ついでに言うなら誰かに絵を描いてもらいたい……。とまぁ、人間の欲望は底知れず、渦巻いています。欲望に忠実に生きていては、なんだかいろいろと間違っている気がするために雨月は今日も梅飴を口にします……ぐっはぁ、なんだこの微妙な甘さはっ……。と、ともかく……番外編の感想などをいただけるとうれしいです。まだまだ、甘いな……とか、もっと結を出して欲しいとか……そんな感じですかね。最近、思うんですけどメインヒロインが里香→桜に変わってきているような気がしてなりません。これって雨月だけ?まぁ、そうなったらそうなったで……手を打ちましょう。それではまた、次回!一月九日土曜日、十九時二十五分雨月。

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