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◆第百十九話◆◆

第百十九話

 気がついたら朝になっていた。放送が鳴り響き、さっさと布団からはいでる。いまだ他の連中はどうやら夢の中みたいで他人の足にかじりついている幸せなやつまでいた。

「さて、と……」

 一人だけおきてどこかにふらりと行くのもいけないだろう。そういうわけで僕は旅行のしおりを手に取った。今思えば一日目のところしか詳しく見ていなかった。


二日目以降 朝食→清掃→昼食→清掃→夕食→入浴→終身


「しゅうしんって字間違ってるぅ!!」

 そっちのしゅうしんか!?就寝じゃなくて終身か!?いや、それ以前に突っ込むべき場所を間違えているような気がしないでもない。



 その日以降のことを僕は他人に伝えることをしようと思わなかった。



――――――――



「あ、お帰りお兄ちゃん……旅行どうだった?」

「僕は生まれて初めてポイ捨てをする奴を襲いたくなったよ……危なかった、あと一歩踏み込んでいたらきっと今頃警察に……」

「え?」

「お休み〜由美子……」

「う〜ん、何があったんだろう?」


―――――――――



 旅行中の記憶が途中からなくなっている様な気がしないでもない今日この頃。六月になって気がついてみればもう衣替えは終わっており、夏服。

 涼しげな女子の夏服姿を見ながら猛と話し込む。

「夏服になっても暑いものは暑いよなぁ」

「そうだね〜暑くてもうアイスがおいしい季節だよ」

「よし、今日はアイスを食いに行こう」

 そういうわけで放課後、アイスを食べに行くという約束を取り付けたものだがどうにも約束というものはあまり守られないものである。

 猛は先生に呼ばれてしまい、その日はおじゃんに。百合ちゃんでも誘うかなぁとも思ったのだがどうやら用事があるようで気がついたらいなかった。

 これはもういるかいるのかわからない神様が僕にさっさと家に帰れといっているのだろう……そう思ってさっさと夕飯の買い物をするためにスーパーへ。

「……やはり、こっちのほうが思い……こっちがシークレット?」

「何してるの?」

「にょわぁっ!?」

 なんとなく、久しぶりに会うような気がする一切年下の名古時羽が尻もちついてこちらを見上げていた。

「せ、先輩……どうしたんですか!?」

「どうしたんですかって……ぶつぶつ君が言ってるから子どもたちが怖がって近寄れてないよ」

 大体ここは子どもたちの領域だろうに……その手に持っているのはアニメのキャラのフィギュアの箱だった。

「で、今日は何してるの?」

「それは……」

 名古時羽の動きがとまり、実に困った顔をしていた。


次回、ついにあの人のEDが……もちろん、読まなくて飛ばしていただいて結構です。というより、作者の心情としては全部終わった後に見てもらったほうがいいかなぁ……といった具合です。矛盾しますが呼んで欲しいといえば読んで欲しいのです!そして、いやぁ、よかったとかまだまだだねといわれたいのです。是非、感想なぞお願いしたいのです!そして雨月はあまりにおっちょこちょいのためにハイジャックをバスジャックと勘違いしたりもします。下手な言い訳だってしてしまいます。しかし、そういう時はぜひとも教えてください。先日、教えていただいたおかげで早急に手直しすることができました。これも読者様がいてくれるから、評価のところで教えてくれるからだと思っております。力至らぬ部分も多々ありますが、そんな雨月とハッピーエンドは何処ですか?これからもよろしくお願いしたいと思っております。では、最後になりますが……感想評価、その他ありましたらお願いいたします。次回の予告としましては同時投稿となっておりますのでED飛ばして百二十一話を読めるようにしておきます。

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