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第百話◆:CM(悠)

二〇一〇年一月九日土曜、二十二時四十一分訂正。

第百話

霧之助「はい、じゃあ今回も始まりましたキリネットジャパン」

悠「なんだかいまいちな商品を微妙な価格でご提供します!」

霧之助「いや、そういうことをいちいち言わなくていいから、ね?」

悠「え?だって要らないものをお金出してまで買わなくていいじゃん?霧之助だったらいらないでしょ?」

霧之助「ま、まぁそうだけど……ともかく、はりきっていきましょうっ!!一つ目の商品はこちらっ!!!」



野々村悠隠し撮り写真:白衣の飛び級こと、野々村悠のプライベート写真。机に座って物憂げな表情から部活のマネージャーっぷり、まるで天使のような(小悪魔か?)笑顔にちょっとすねた表情……今回はおまけとして野々村悠のトップシークレットである気になるあの人の写真も同封されちゃっていますっ!!



霧之助「おおっ!!最後のトップシークレットの写真が気になるっ!!

悠「ってこれを企画した奴、誰よっ!!駄目駄目駄目っ!!絶対に見ちゃ駄目っ!!」

霧之助「ちょ、ちょっとだけ見ていいでしょ?誰かすっごく、気になるからさっ!!」

悠「駄目なものは駄目なのーっ!!!



――――――――



霧之助「悠の実力行使により、先ほどの商品は販売中止となりました……まことに申し訳ありません。さて、では次に行って見ましょうか?」

悠「えっと、次は……またろくでもないものなんじゃないでしょうね?



間山霧之助の中学生制服(冬):あの間山霧之助が中学生時に着ていた制服。学ランタイプのもので少しぼろぼろだが腕のボタンから第一ボタンから最後のボタンまできちんとそろえられている……勿論、上下きちんとそろえられており、お部屋のインテリアにも十分使うことが出来ます。



霧之助「って、こんなの誰が買うんだろ……お部屋のインテリアに学生服かける人なんて……」

悠「あ、もしもし?今やってる……ええ、そう、それです。中学生の制服、それ、一つお願いします」

霧之助「……あの、悠?」

悠「あ、これはね、あれよあれ。お部屋のインテリアに使おうと思ってさ」

霧之助「あ、そうなんだ……」

悠「きっと、風水的にも西側に飾ったらいいんじゃないかしら?うん、家に帰っていろいろと確認したいこともあるし…さ、次に行きましょ、次に」



――――――――



霧之助「さて、残念ながら次で最後となってしまいました」

悠「そうね、さっさと終わらせましょ……急いで制服見たいし」

霧之助「何か言った?」

悠「何も言ってないわよ。空耳なんじゃない?」

霧之助「……まぁ、いいけどさ……では、最後の商品はこれです」



間山霧之助の入浴中の丸秘写真:勝ってみないとわからない、地雷かお宝なのか……全てがなぞに包まれた一品っ!!先着一名様限定商品となっております。



霧之助「え?ちょっと、これ何?あんまりプライベートなものを……はぁ?取り戻したければ買えって?冗談やめてよ……悠、悠も何か言って……

悠「あ、今やってる……そう、あの写真。一枚よろしく……あ、それとネガもつけてくれない?お願いね……ん?何?」

霧之助「あのさ、今何してた?」

悠「……何もしてないわよ?ちょっとケータイ電話の調子が悪かったら独り言を言っていただけだけど?あ、ほら……もう誰かが買っちゃったわ」

霧之助「……」

悠「はい、では今回は殆どすばらしい品物ばかりでしたね~……それではまた次回っ!!」


二〇一〇年一月九日土曜、二十二時四十一分訂正。

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