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ドリーム体験

ヒーロー

作者: 華典

現実の私なら腰抜かすかもね




ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいっ!!!!!


セメント一色の広場、都会。

バケモノと対峙している"ヒーロー"がいる。

みどり色の衣装を纏っている者と、あおい色の衣装を纏っている者。


対峙している両者より向こう側は破壊されており、炎が上がっているところもあれば、ビルが倒壊したのか、建物の半分から上が無いものもある……


所々に

ポツン ポツン

と茂らされているまだ元気な草に隠れ、謎の生物…というより怪物から目が離せない。



耳で聞こえているのではと思うくらい、


バクバクバクバク…


自分の心臓がうるさいのがわかる。




あんなのと闘うの?


闘うの!?私が?????!!!




恐怖で動けずにいると、後ろから男性の大声が聞こえ、


「ピンク!一緒に闘うぞ!」


と肩を 小突かれた。



そう、私は。

私も、彼らと同じく街のみんなを守らなければいけないヒーロー。



チルドレンジャー ピンク。



私を小突いてきたのはあかい衣装を纏った、チルドレンジャー レッド。もうグリーンとブルーの加勢に入り、勇ましく戦っている。











やだ!













やだ!!













やだ!!!
















闘うのが、怖い。

なんで私がピンクなのだろうか?皆を守りたいけど、闘うのは怖い。このまま、ここに隠れていようか。



「ピンク!どうしたんだ!?」



化け物と退治しながら、ブルーが私を気にかける。

いつの間にか、イエローも闘いに加わっている。



彼らは、私がここにいることを分かってる。

だけど私は脚が動かない。


…負け犬?



静かに自分の現状の表現を考えていると、いつの間にか目の前に化け物の下っ端の2体が接近していた。


早くなっていた心臓の動きが


ドクン、


大きく飛び跳ね、反射的に後ろに飛び跳ねた私は…



右手首に装着している変身具に左手をかけ、

ぴんく色の衣装を身に纏った。


衣装と同じピンクの剣を大振りして下っ端を倒し、スイッチが入ったかのように仲間の元へ、全力で走り出す。



怖いけど、闘うしかない。

私は、チルドレンジャー ピンク。



彼らと一緒に、


この街を、


この世界を守る、


みんなの"ヒーロー"





――――――――――………






なんだ、怖いシーンがなくてよかった。

ただの夢オチじゃん。てか勇気出したとこで目ぇ覚めるとかかっこ悪いまま終わってんじゃん。


布団の中にいて、すぐに夢であることがわかった。

まあ、ピンクになりたい時期も確かにあったよなぁ…

私って多分、夢のまんま臆病なんだろうな。



不思議と、現実である今の私の心臓も



バクバクバクバク



と鼓動が早い。



しばらくの間薄くなっていく弱々しいピンクの姿を思い出しながら、布団の上でぼけっとしていたが、心臓が落ち着いたところで体を起こす。



学校の準備しよ。






チルドレンジャーは、

投稿者が子ども好きなため、

頑張って絞り出たヒーローの名前です。


因みに雑魚キャラは

ザコッチ

という名前ですw

そのまんま&可愛い


これは幼稚園の頃に見てたとあるヒーローのことなんですか、何故か中学生の時にこんな感じの夢を見たんですよね。中学生の頃はピンクになりたいなんて願望なかったのに何故…

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