始まりはいつも双子
始まりはめざまし時計...ではなく、小鳥の鳴き声で目を覚ます。...ん?小鳥?ここに鳥がいるはずが無い。慌てて目を開けるとそこには見たことの無い所だった。何処を見ても全部草原。ただ、一ヶ所だけドーンと、大きな家があった。そこに行こうとしたところで背後から声がかけられた。 「お兄ちゃん。」 振り向くとそこには俺の弟(というより双子)の創太がいた。ちなみに俺は創二だ。吉村創二。成績が余り良くない十二才。どちらかというと友達との喧嘩が多い。そして今、俺の前にいる黒髪がちょっと長めの光輝くイケメンオーラを無意識に放出している人こそ俺の弟の吉村創太だ。成績優秀、スポーツ万能(俺もだけど)俺とは成績真反対の人だ。でも今はそんなこと言ってる場合じゃなかった。 「とりあえずあの大きな家に行ってみようぜ。」 こくん。と、頷くと俺達は大きな家に向かって走り出した。 「(ここは本当にどこなんだ?)」 そんなことを考えながら俺は走った。




