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時空を越えて  作者: つかぽん
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-新たな出会い-






先生「そうだな…誰から自己紹介してもらおうか」


?「はいはいはい!!僕からさせてください!先生!」


先生が誰から自己紹介してもらおうか悩んでいると、目をキラキラさせて元気よく手を上にあげている生徒がいた。


先生「小夜!お前は2年だろ!さっき1年からって言っただろう!」


小夜「え~!だって悩むくらいなら別に2年からでもいいじゃないですか~?それに僕、はやく自己紹介したいですし!!」


小夜と呼ばれる生徒の言葉を聞き、先生は呆れたようなため息をしつつ、半ば諦めたかのようにしぶしぶ1番に自己紹介することを許可した。


小夜「ということで!僕から自己紹介させていただきますね!先輩!僕は2年生の小夜流嘉です!!これでも部長をしてます!」


元気よく自己紹介をする流嘉は、都瑠の手を握りしめて、顔は少しばかり赤く色づいていた。


都瑠「あ、うん。よろしくね小夜君。2年生で部長なの?」


流嘉「3年生がいないので!いや、それより先輩にお会いすることができて僕嬉しいです!!」



そう言って流嘉が都瑠に話しかけ続けてから10分くらいがたち、他の部員たちも自己紹介を始めた。


麻尋「はじめまして。藤原先輩。私は、小夜と同じ2年の北風麻尋といいます。」


翔「同じく2年の鈴宮翔です。よろしくお願いします。」


潤哉「1年の須野潤哉です。入ったばかりですが、よろしくお願いします。」


誠之「同じく1年の大道誠之です!お願いします!」


秋好「同じく1年、進藤秋好っていいます!」


優仁「1年の佐敷優仁です。よろしくお願いします。」


2年生3人、1年生4人の計7名で活動をしているとのことだった。

それからは先生も含め9人で部活をはじめ、夢中になっていると気づけば夕方の6時を越えていた。


先生「今日はここまでにするか!お前ら気を付けて帰れよー!お疲れさん!」


生徒達「お疲れ様でした!」


先生の一言で、今日の部活は終了となった。

先生は先に学校の中へと戻ったこともあり、おしゃべりをしながら各々道具を片付けたり、着替えをし帰り支度を整えた。

いざ帰ろうとすると部活後だというのに、元気にその場にいる全員に声をかけ始める生徒が1人いた。


流嘉「なあなあ!これからご飯でも行かないか?」


2年の2人「パス」


そんな元気に話しかけた流嘉に対し2年生の2人は即答した。

少し遅れて1年生達も各々答えたが、誠之と優仁の2人しか行けないとのことだった。


流嘉「翔も麻尋も即答は酷くないか…誠之と優仁が来てくれるだけありがたいよ…。あっ!先輩はどうですか?一緒に行きません?」


都瑠「そうね~…後輩ちゃん達とも仲良くなりたいし、お邪魔じゃなければ行きたいかな?」


流嘉「わぁ!!是非行きましょう!!先輩」


都瑠が誘いに乗ってくれたことで流嘉は喜びのあまりその場で跳びはね、小さく見えないようにガッツポーズをしていた。

その横で麻尋が都瑠に本当に行くのか再度確認をしていたが、行くと言うと麻尋は流嘉の方を向き話始めた。


麻尋「やっぱり私もご飯のお誘いに乗ることにする」


流嘉「は!?さっき即答でパスしたんじゃ…」


麻尋「先輩が行くと言っておられるんだから、私は後輩として行かないわけにはいかない」


麻尋は先程まで行く気がなかったが、先輩と後輩のコミュニケーションのためにも先輩に失礼がないよう行くことに決めた。

先輩が来るとわかったことで、急に考えを改めた麻尋に対し流嘉は少しふてくされた表情をしていた。

こうして流嘉、麻尋、誠之、優仁、都瑠の5人で晩ごはんを食べに行くことになった。






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