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【箱】詩

青春ノイズ

作者: FRIDAY

 

 突然耳元に走るノイズ

 気付けば誰もいない街

 いつから僕らはこんなにも

 孤独に世界を眺めてた?

 終わりの見えない青春の追想

 理解のできない真夏の幻想

 遥か彼方に垣間見えた

 あの日の僕らは笑ってた?


 寂しくなんてないよ そんなわけないじゃん

 何だって僕は平気だよ ほんとに

 でも楽しくもないよ 別にいいこともないよ

 きっとずっとこんな感じだ 知ってる



 唐突に消える夕暮れのノイズ

 気付けば僕しかいない街

 いつでも僕らはこんなにも

 孤独に世界を眺めてた

 落ち着かない焦燥の問答

 定まらない答えの喧騒

 この手の中にあったはずの

 あの日の僕らは泣いていた?


 苦しくなんてないよ そんなわけないじゃん

 ちょっと息は詰まっているけれど

 誰に何も言わないよ 言えるわけがないじゃん

 ひとりで抱えて生きていくって

 決めてるんだ



 明日に向かって歩く僕らは

 昨日を振り返ること忘れて

 繰り返す失敗に苦しんで

 努力と諦めの狭間で喘いでる


 明日に向かって歩く僕らは

 何度も立ち止まり振り返って

 戻らない時間を思いながら

 それでも前へずっと歩いていく


 明日に向かって歩く僕らは

 希望も後悔も抱えて

 楽しみも苦しみも知りながら

 それぞれの速さで歩いていく




 突然身体を揺らすリズム

 気付けば人に満ちていた街

 いつしか僕らはこんなにも

 誰かに囲まれ生きていた

 気付いていたかな こんな感情

 暖かな 名もない心情

 遥か彼方に垣間見えた

 あの日の僕らは笑っていたんだ


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