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さつこいNEXT!  作者: おじぃ
勇編2

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明日香る勇ましきまきば

 静香が呼び止めたのは身長140センチにも満たなそうなかなり小柄な女性、というか幼女。


「なになに!? もしかして集合写真撮ってほしいの!?」


「おう、よくわかったじゃねぇか。じゃあさっそく頼む!」


 ほらほら兄ちゃんもっと寄って! と促す幼女。万希葉、静香、萌香、俺の順で並んでいる。萌香の左二の腕が当たり、意識せずにはいられない俺。


 はい、チーズ! と元気に撮影してくれたまでは良かった。だがこの幼女、只者ではなかった。


「ぶぇふぇふぇふぇふぇ~、ところでさ~そこのお姉さん二人~」


「おう、なんだ?」


「へ?」


「おい何キョトンとしてんだよ!! チビにはアタシが何に見えるんだ!?」


「いや、そこはほら、空気読もうよ」


「なんだとこのクソガキ!!」


「あははー、静香はチンパンジーだと思われてるんだ~」


「そこまで言われてないだろ!!」


「で、なに、かな?」


 万希葉も察しているようだが、この幼女、どこかねっぷと近いものを感じる。


「ちょっとそこのホテルで休憩しませんか!!!!!!」


「あははー、清々しい正直者だー。どうして欲しいのかな? 亀甲縛り? 蝋燭ろうそくプレイ? それとも調教?」


「ちょっと萌香なに言ってんの!? さすがに小学生がそんなこと知ってるわけな……」


「ってことは、マッキーは知ってるんだね?」


 万希葉は慌てて口を塞ぐもとき既に遅し。静香は赤面する万希葉に腹を抱えてケラケラ笑っている。


「うひょおおお!! 全部!! ぜひ全部で!!」


 この後、俺と万希葉で数十分かけどうにか幼女をなだめ、お帰りいただいた。


 この街の人々はなんだかキャラが濃い。

 お読みいただき誠にありがとうございます。


 更新が遅くなり恐縮です。


 今回は『いざなわれた少女たち』のキャラクターがチョイ役で出張しました。

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