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第一章 土曜日 

土曜日、僕達は駅前で待ち合わせした。集合時間は13時で今はまだ12:45分だ。うん。余裕だ。こんな早くきたのは、正直僕はかなり緊張していたからだ。なんたって僕は学校以外の場所で女の子と会ったことがない。しかも彼女は性格はアレだけど顔はスッゴい可愛い。ただ二人でいたら、多分周りの他人は色々感じがいするだろう。もし彼女が普通の性格だったら……

僕がへらへらと不純な妄想を浮かべていた。

「オイっ!」

また後ろから声をかけられた。無理して男ぶってる低いけど高いソプラノの声に誰か分かってるけど、いかにもわからないような感じで振り向く。

「……よお………」

………またしても僕は見とれてしまった。理由は言わずしても分かってくれ。

「な、何だよ!ジロジロ見やがって!」

見とれていたのがバレた。赤くなってる感じが可愛い。と思ったのも束の間で、すぐに僕の腿に強烈なローキックがはいってきた。

「いってぇ!何すんだよ!」

前言撤回。最悪だこの女。


ジンジンする腿を抑えて僕達歩いた。あれから小畑はスッゴく不機嫌だ。僕は何故か機嫌をとろうとする

「あの…小畑さん?」

「何だよ?」

「何で怒ってるんですか?」

「怒ってねぇよ!」

「いだっ」

それで僕がローキックを食らう感じ。そんなこんなでとうとう電気屋の前まできてしまった。先ほど前の明るい感じは嘘みたいで、今の僕は一体何をするためにここにきたのかも分からない。

はぁ〜。

自動ドアを抜けた所で僕はいつもの場所に向かった。いつもの場所というのは会員カードを入れる機械だ。この機械にカードを入れるとルーレットが始まってうまく数が揃うとたくさんポイントが当たる。ハズレでも100ポイント貰えて、1ポイント1円だ。

僕はカードを財布からだしつつ教えてやる。

「この機械にさ、カードいれるとルーレットでポイント貰えるんだ。1ポイント1円でハズレても100ポイントくれてさ、やってみるか?」

小さい手が僕のカードをぶんどった。


無言でカードをいれる。ハズレ、100ポイント。まぁ当たることなんてないからいいけどさ。

彼女の顔がさらに不機嫌になる。今となってはバカらしいのだが、この時の僕はただ必死に小畑の機嫌をとろうと努力していた。

「あのさ、そこでカード作れるんだ。作ってみたら?もしなんか当たったらラッキーだしさ。作るだけなら損ないって!」

少し考えてからこう言った

「じゃあ、まぁ作ってやるよ。」


というわけで小畑はカードを今機械に通してる。

7が一つ出てきた。

777で揃うことなんてあるわけないからハズレか。また機嫌悪くなっちゃうよ。

7がもう1つ出てきた。

まさかな?ははっまさか…

結果はそのまさかだった。

今僕たちの前にはスリーセブン揃った画面が妙なデジタル音を発している。

小畑は顔に極上スマイルを浮かべている。機嫌は直ったみたいだ。単純な奴。ここで1押しかける。

「マジでスゴいなお前!初めて見たよ。当たった奴!」

「へへっすげーだろ?」

満面の笑みで言う。

本当、単純な奴だ。良くいうとすごい素直な奴だ。

「で、何ポイントもらえたんだ?」

僕が聞くとニコニコしながらカードをみてポイントを数えている。

7777ポイントくらいもらえんのかな?いいなぁ。

彼女が言う。

「すげぇぞ…77777ポイント…」

大きな目がさらに大きく見開いてカードをみせてきた。僕の目にも入ったそれは間違いなく5桁だった。

「夢だろ?」

「違うぞ!やった!俺すげー!」

ピョンピョンはねている。

「おお本当にすげー!」

何故か僕もハイになってかえしていた。

そのテンションのまま僕達は売り場まできていて、僕は貯めてたお金でそのゲーム機を買い、小畑は

「7万だぜ?俺もそれ買う!」

とか言い出して使い方も分からないくせして僕と同じゲーム機を買ったわけだ。それでも彼女はまだ50000ポイント持っている。羨ましい。

こんなテンションでゲームを買った僕達はきっとオタクと誤解されただろうがそんなことはどうでもよくて、月曜日学校で一緒に始めるという約束をした。では今に話を戻そう。

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