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四番目の勇者

僕はドーシス。勇者を仕方なくやってる。何故仕方なくだかって?それはぼくの前の勇者が魔王討伐に失敗したからだ。それに魔王討伐に向かわない僕を意気地無しと罵る市民に怒りが沸いてきたからだ。誰が好き好んで魔王討伐なんて危ないことしようってなるんだよ!ま、でも僕は本気を出してないだけで5人の勇者で最強。魔王なんかにやられる余地はない。

「おいおい、勘弁してくれよお前で四人目だぞその反応。そんなに勇者からみて我は恐いのか?」

「そんなわけないだろ。お前なんてどうでもいいから考え事してただけだ」

「ほう、今までで一番生意気な勇者だな。今に痛い目を見させてやる!」

奴は両腕をこちらへ伸ばし、掴みかかろうとしてくる。

胴体ががら空きじゃないか。

僕は走り込み、奴の腹に毒を込めた剣を突き刺す。

「生意気なだけあってなかなかやるな。だが、これで終わりじゃないぞ。」

奴は毒で崩れ落ちる体からしわがれた声を絞り出す。

「散り際くらいかっこ良く決めたらどうだ?一応魔王なんだから」

「そんなことはどうでも良い、我にとってこれは敗北ではない、勝利だ。覚悟して地獄を味わうがよい、四人目の勇者よ」

魔王は僕の忠告に聞き耳を立てず負け惜しみのようなことをいい散っていった。

「最期までカッコ悪いね」

僕はそう吐き捨てると踵を返した。

センスのない装飾が施された扉を剣で切り刻むと僕はそのまま歩を進めた。

「これで終わりではないぞ...」

魔王の声が後ろから響いてきた。

僕は咄嗟にふりかえるとそこには先程までの戦場とは異なる真っ白い空間が広がっていた。

「なん...だ、これは?」

延々と続く空間に僕の声はこだました。

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