38 準備預金制度(部分準備銀行制度)の改善点
にぃに「 ………うとぅ……… 」
うとぅ『 えっ!? やっぱ勘違いだった? あー…ちょっと待って!
他に何かあったっけ?? えー…? 』
にぃに「 ちがう、ちがう!
書籍とか資料を読んだ僕と同じ理解の仕方だったから感動してた! 」
うとぅ『 ふっざけんなよ! 間違えたかとビックリしたわ!!
あー…もう心臓に悪い… 』
にぃに「 ごめんw 」
うとぅ『 ……………と、いうことはつまり
・ 中央銀行は【 マネタリーベース 】をコントロールできる。
でも
・《 預金通貨(要求払預金)》が入ってる【 マネーストック 】は中央銀行のコントロールが及ばない状況っぽい
何故なら企業、個人関係なくお客さんに融資するたびに一々、中央銀行に融資していいか許可を取りに行くわけじゃないから。
ということは《 信用創造 》によって発行される《 預金通貨(要求払預金)》は中央銀行のコントロール下におかれてるってことじゃないってコト
けど今現在、世界では【 管理通貨制度 】が採用されているんだから
《 通貨当局 》つまり財務省または中央銀行が通貨の価値や量を完全にコントロールできていないとオカシイ。
ってことだし
そもそも一体何で中央銀行や財務省が通貨発行をコントロールできていないのか?
っていうなら【 準備預金制度(部分準備銀行制度)】の《 信用創造 》で《 全預金取扱機関が預金通貨を発行できてしまう 》 現在のシステムが採用されてるから!
───ってことだよね? 』
にぃに「 うとぅ ちゃんと話を聞いててくれてありがとう!!
そうなんだ資料や書籍、公式サイトなんかの情報を読んでいったら
うとぅが今まとめてくれた通りの話なんだって僕も思ったんだ。 」
うとぅ『 そうか…だから【 準備預金制度(部分準備銀行制度)】を説明し始める時に
“ 最初は良かれとこの制度も採用されたんだろうけど…
この制度が問題を引き起こしてるようなんだ ”
───って、にぃにが言ってたんだね。
…えっ、何?【 準備預金制度(部分準備銀行制度)】ってマジで改善が必要なんじゃ…? 』
にぃに「 う〜ん…まあ
【 準備預金制度(部分準備銀行制度)】が、このまま採用され続けるならば
〔 >銀行が貸出や投資を増やしたり減らしたりすることにより
流通貨幣量を増減させることになる権限を銀行に与えている。
…こうしたことが、好況や不況をもたらす要因となっている。[項目⑼]
・現行の部分準備制度のもとで経済成長に必要な流通貨幣量を供給するということは、政府が国債による債務を継続的に増大させるということである。[項目(17a)] 〕(※1)
今、紹介したのってアメリカの経済学者である故アーヴィング・フィッシャー氏が72歳、1939年7月に【 シカゴプラン 】を更に発展させて
・ポール ・ダクラス(シカゴ大学)
・フランク・フラハム(プリンストン大学)
・ アール・ハミルトン(デューク大学)
・ ウィルフォード・キング(ニューヨーク大学)
・チャールズ・ウィトレシー(プリンストン大学)(※敬称略)
この5名の経済学者の方々と連名で〔 貨幣改革のためのプログラム“ A Program for Monetary Reform ” 〕
を提案されているんだけど、その中で【 準備預金制度(部分準備銀行制度)】の問題点をこうして指摘されているんだよ。(※2) 」
うとぅ『 …1937年7月…!?どんだけ昔から問題点が指摘されてんの…?! 』
にぃに「 そう、前にも言ったように問題点は昔から専門家の方によって指摘されてはいるんだよ。
ただ、それが大勢の方に認知されてないのが本当に本当にもったいなくてね… 」
うとぅ『 じゃあ【 準備預金制度(部分準備銀行制度)】って
・【 不況 】の要因となってるということ
・【債務を増大させる】
そしてさっきから言ってる
・【管理通貨制度なのに全預金取扱機関が預金通貨を発行できるから通貨当局が通貨量をコントロールできない】
トリプルパンチの要改善点を持ってるん…? 』
にぃに「 と、トリプルパンチ…
でもこれ素人の僕でも(…これアカンやつ?)って注目した改善点だから他にも細々したのはあるみたいなんだよね 」
うとぅ『 マジでか 』
(※1)引用文献︰山口 薫|公共貨幣|東洋経済新報社|2015年9月24日|195p
(※2)参考文献︰山口 薫|公共貨幣|東洋経済新報社|2015年9月24日|194、195p




