36 マネタリーベース
大変お久し振りです…
そして今日、地震に遭遇された方に被害がありませんように。ご無事でありますように。
うとぅ『 ……それって世界中のほとんどのみんなが銀行にケツの毛むしられてるってこと!!? 』
にぃに「 ケツ毛!!
言葉のチョイスもだし僕そんな説明してないよね?!
どういう理解の仕方してんの!?
《 銀行 》にケツの毛むしられてるんじゃなくて《 現在の銀行のシステム 》に改善点があるって言ったじゃん…!! 」
うとぅ『 同じことじゃないの? 』
にぃに「 まって、まって、本当にまって!全然違うから!!
大事なコトだからもう一度念を押すけど
僕が言ったのは《 現在の銀行のシステム 》に改善点があるっていうことで
そんな《 銀行 》自体が世界中のみんなのケツ毛むしりにきてるって言ってたら
真面目にお仕事されてる銀行の方が“ 誤解される ”って激怒されるじゃないか!
改善が必要なのは《 銀行 》じゃなくてあくまでも《 現在の銀行のシステム 》だから! 」
うとぅ『 ふ〜ん 』
にぃに「 …ち違いがちゃんと伝わってる??
えっと…そう!“ 公共貨幣 ”の著者である山口氏も著書の中でおっしゃられているんだけど
〔 >中央銀行はマネタリーベースはコントロールできても マネーストックはコントロールできない 〕(※1)
これなんだよね。」
うとぅ『 ? どういうこと?
《 マネーストック 》は説明があったからわかるけど《 マネタリーベース 》ってまだ出てきたことないよね?
どういう意味? 』
にぃに「 《 マネタリーベース 》って、いつもの如く正確に説明したいから 日本銀行のサイトから引用して説明すると
〔 >マネタリーベースとは、「日本銀行が供給する通貨」のことです。 〕(※2)
───って、なってて解かりやすい説明はコッチ。
〔 > マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」 〕(※2)
ちなみに《 日銀当座預金 》は“ 日本銀行当座預金 ”と同じ意味で、もっと省略した呼び方だと“ 日銀当預 ”っていうのもあるんだって。
んで、《 日銀当座預金 》の主な役割が3つあるって説明があるから紹介しておくね。
〔 >(1)金融機関が他の金融機関や日本銀行、あるいは国と取引を行う場合の決済手段
(2)金融機関が個人や企業に支払う現金通貨の支払準備
(3)準備預金制度の対象となっている金融機関の準備預金 〕(※3)
以上が《 日銀当座預金 》の主な3つの役割 なんだって。 」
うとぅ『 へぇ〜…《 マネタリーベース 》って珍しくあんまりゴチャゴチャしてないね。 』
にぃに「 そうだね。まあ、よーするに
《 紙幣 》+《 貨幣 》+ 今、説明した《 日銀当座預金 》の合計が【 マネタリーベース 】なんだけど
つまり【 マネタリーベース 】は中央銀行がコントロール出来る内容になってて
以前、説明した【 マネーストック 】の重要な《 M1 》をもう一度確認してみようか?
〔 >M1 =現金通貨+預金通貨(預金通貨の発行者は、全預金取扱機関) 〕(※4)
これが日本のマネーストック統計における【 M1 】の定義だったよね。
そして【 現金通貨 】と【 預金通貨 】の中身が
〔 >現金通貨=日本銀行券発行高+貨幣流通高
>預金通貨=要求払預金(当座、普通、貯蓄、通知、別段、納税準備)-調査対象金融機関保有小切手・手形 〕 〕(※5)
これを見てわかるように【 マネーストック 】には《 預金通貨 》があるよね?
だから【 マネーストック 】は中央銀行がコントロール出来ないって言われてるんだと思う。 」
【※注意事項】今回、マネーストック統計からM1のみを説明に取り上げています。
(※1)引用文献︰山口 薫|公共貨幣|東洋経済新報社|2015年9月24日|246p
(※2)引用元:日本銀行調査統計局|マネタリーベースの解説 : 日本銀行 Bank of Japan https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/exbase.htm
[ 公開日:2015年9月 ]
[ 参照日:2024年8月8日 ]
(※3)引用元:日本銀行当座預金とは何ですか? 利息は付きますか? : 日本銀行 Bank of Japan https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/kess/i07.htm|[参照日:2024年8月8日]
(※4、5)引用元:日本銀行調査統計局|マネーストック統計のFAQ : 日本銀行 Bank of Japan https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/faqms.htm
[公開日:2023年6月]
〔参照日:2024年8月8日〕
(※2.マネーストック統計にはどのような指標がありますか。より引用。)




