32 アイスランド Ⅳ(続・リーマン・ショック2008年以降)
うとぅ『 ───ひぇっ!!結果は?結果は??
やっぱり《 アイスセーブ 》の国外の預金者に返済しなさい!でしょ?
それとも罰金追加されて余計に返済額が増えたんじゃ…
…聞きたいけど聞きたくない…! 』
にぃに「 うとぅの予想は、そんな感じ?
良かったね、予想は全くハズれてるよ。
欧州自由貿易連合(EFTA)が2013年1月に出した答えはアイスランドは返済する義務はないっていう答えだったよ。
その理由として
〔 >アイスランドの金融危機は規模が極めて大きいことから、預金保護に関する政府に責任は限られており、英、オランダへの即時返済拒否はEUの当時の預金保護ルールに反していないとして、アイスランドに軍配を上げた。 〕(※1)
って記事にあった。 」
うとぅ『 !!? うっそ!! 』
にぃに「 ただお金を返さなくても大丈夫だって変な勘違いはしちゃダメだよ〜
アイスランドは返済しなきゃいけない分は返済されてるし
費用を負担する必要はないって判決が出たものは支払っていない。
ただ、それだけだからね。
その証拠に2012年6月には予定されていたよりも早くにIMFや支援してくれた国に返済を開始してるから。
あとは他にも判決内容が掲載されてる記事は?
って探しても他の記事が見つからなかったんだよね昔過ぎるのか僕の探し方が悪いのか…
とりあえず参考文献にも同じ判決内容は掲載されてるし大丈夫だとは思うけど
それとアイスランドのその後としては2012年には、アイスランドの経済は3パーセント伸びて
失業率は5パーセントを切ったし、
更になんと!2008年から引き下げられてた格付けが2012年には投資適格等級になってるんだって…!
またまたミラクルおこしてる! 」
うとぅ『 !!! そうか、アイスランドって外務省の基礎データだと経済は回復してきてるって
しかもEUの平均よりイイ感じだって にぃに言ってたよね…
それは良いんだけどさぁ…
……………。
にぃにの話が長過ぎて…そもそも何話してたっけ?
…そうだ。
《 信用創造 》で銀行に《 預金 》っていう《 負債 》が増えてるって話だった。
アイスランドのリーマン・ショック前後の話を初めて聞いたからビックリすることばっかだったけど
…大体なんでアイスランドの話をしたの?
《 信用創造 》どこいった! 』
にぃに「 ごめん、ごめん。前置きが長くなり過ぎた。
でもビックリしたってことはアイスランドでリーマンショック前後に起きた出来事は大雑把でいいから頭に入ったよね?
んで注目すべきなのはアイスランドでは2015年に当時議員だったフロスティ・シガーヨンスソン氏が
アイスランドの総理大臣より委託されてアイスランドの通貨のことや2008年の金融危機に至るまで、銀行が破綻した時のことなど様々なことをレポートとして提出されてるんだよね。
ちなみに、そのレポートにはこう書かれてる。
〔 >実際、2008年の金融危機に至るまでの14年間で、商業銀行はマネーサプライを19倍にも増加させた。 〕(※2) 」
(※1)引用元、参考元:英・蘭への預金返済義務なし、裁判所がアイスランドに軍配 | FBC https://fbc.de/eu/eu18448/
[公開日:2013年2月4日]
〔参照日:2024年6月18日〕
(※2)引用文献(PDFファイル)︰フロスティ・シガーヨンスソン(Frosti Sigurjónsson)著 、早川健治訳|「通貨改革―アイスランドのためのより優れた通貨制度」([原文]Monetary Reform – A Better Monetary System for Iceland)|https://frostis.is/wp-content/uploads/Monetary-Reform-Japanese-Translation.pdf
|2015年3月 1.1版発行|3p
参考文献:デヴィッド・スタックラー&サンジェイ・バス
David Stuckler & Sanjay Basu
橘明美・臼井美子[訳]|経済政策で人は死ぬか?───公衆衛生学から見た不況対策|草思社|2014年10月15日|




