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にぃに「 現に教科書で説明されてる《 信用創造 》は100万円 預かったとして更に準備率が10%と仮定して
日本銀行(中央銀行 )に10%の10万円を準備金で預けて、
残りの90万円を 利息を付けて貸し出す。
次は、90万円の10%の分を…
って何回も何回も貸し出して最終的に預金総額が1,000万円になりました。
───ってところを実際の《 信用創造 》の手順として説明されるやり方だと
・まず預かった100万円を全額、日本銀行(中央銀行)に準備金、つまり【 法定準備預金額 (または、所要準備額)】として預けることによって
1,000万円、預金総額があるのと同じ状況になる。
そして最初の100万円は、預金総額1,000万円から引かないといけないから引いて、残りの900万円。
この900万円分の預金総額を貸し出すことができる状況に一回のやり取りでなれる。
───ってことだと思う。
こっちのほうが手間と時間も短縮出来るだろうし
更に、この実際の《 信用創造 》の場合だと貸し出す時には
預金口座の中に数字として預金(お金)が発行されました。
───ってことでしょ?
…だって実際に1,000万円預かったワケじゃないから1,000万円あるワケがない。 」
うとぅ『 …確かに本当に1,000万円預かったワケじゃないもんね。
だから貸し出すことをまず決定したら預金口座にデジタル入力して
準備金で足りない分は他の銀行から借りてくる。
って説明があったんだ。
あー…!これ?
銀行が、お金を持ってなくても貸し出すことが出来るってヤツ。 』
にぃに「 だと思う。
企業や個人に貸し出す現金を銀行もしくは金融機関が持っていなくても
預金口座を取り扱うことが出来る銀行や金融機関だったら預金口座に入力《数字としてお金を発行すること》が出来ました!
───ってことだと思うんだよね。
こうも言われてる
〔 >部分準備制度のもとでは、商業銀行は融資を行うことによって通貨を創造することが許されている 〕(※1)
あ、部分準備制度って《 準備預金制度 または 部分準備銀行制度 》のことだよ。
ちなみに日本銀行の【 預金通貨 】の定義があるけど
〔 >預金通貨(預金通貨の発行者は、全預金取扱機関) ) 〕(※2)
と、されていて
〔 >預金通貨=要求払預金(当座、普通、貯蓄、通知、別段、納税準備)-調査対象金融機関保有小切手・手形 〕(※3)
こういった説明がされてるよ。 」
うとぅ『 あ!ちょっと前に《 要求払預金 》の説明の時に出てきてたよね?(※4)
ふ〜ん…《 要求払預金 》から調査対象になってる金融機関が持ってる小切手と手形を引けば【 預金通貨 】ってことなんだね。
ていうか、にぃに
確かに教科書で教える《 信用創造 》と実際に行われてるとされる《 信用創造 》の違いはわかったけど
お金があろうが無かろうが後から足りない分はかき集めて資金調達して
今現在、企業でも個人でもそれで貸し借りは出来てて上手くいってるんでしょ?
………何が問題なの? 』
にぃに「 うーん…それがさ…
上手くいってるように見えてるだけで実際は綱渡りのような状況だと思うんだよね。
だって《 信用創造 》によって銀行には《 預金 》という【 負債 】が増えてるんだよ? 」
うとぅ『 《 預金 》が【 負債 】? 』
にぃに「 うん。
銀行だと《 預金 》って預けてる人にいつかは返すものだから【 負債 】になるんだって(※5)
んで、【 負債 】なら全額ちゃんと返すことが出来るなら問題はない
という大前提があるよね? 」
うとぅ『 そりゃ…そーだけど 』
にぃに「 でも返したくても返すことが出来なくなる状態になる場合だってある。
2008年に起きた世界的な金融危機 “ リーマンショック ” は覚えてる? 」
(※1)引用元:引用文献(PDFファイル)︰フロスティ・シガーヨンスソン(Frosti Sigurjónsson)著 、早川健治訳|「通貨改革―アイスランドのためのより優れた通貨制度」([原文]Monetary Reform – A Better Monetary System for Iceland)|https://frostis.is/wp-content/uploads/Monetary-Reform-Japanese-Translation.pdf
|2015年3月 1.1版発行|50p
(※2、3)引用元: 日本銀行調査統計局|マネーストック統計のFAQ : 日本銀行 Bank of Japan https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/faqms.htm
[公開日:2023年6月]
〔参照日:2024年6月12日〕
(※4)うとぅ と にぃに https://ncode.syosetu.com/n6570im/26/
(※5)参考元:一般社団法人 全国銀行協会|やさしい銀行の読み方~銀行の財務諸表とディスクロージャー~|https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/abstract/efforts/smooth/accounting/disclosure.pdf|4p
[公開日:2016年3月25日]
〔参照日:2024年6月12日〕




