14-2 続・利払費
うとぅ『 へえぇぇ… なんかへえぇぇぇぇ…ってしか言葉が出てこんけど。 』
にぃに「 そんな “へえぇ…” としか言葉が出てこない うとぅの反応が見てみたいので、こんな話をしてみる。 」
うとぅ『 ?何? 』
にぃに「 あのね、アメリカの話でまだ確定はしていない推定なんだけど
アメリカ国債の年間利払い額が2023年の時点で
1兆ドル(151兆 5200億円)を超えてるみたいなんだって。 」
うとぅ『
…は? 』
にぃに「 だ か ら、アメリカの年間利払い額が2023年の時点で
1兆ドル(151兆 5200億円)を超えてるみたいだってさ。 」
うとぅ『 ……!!?
1兆ドル(151兆 5200億円 )…!??
ウソでしょ? 金額がおかしいよね? 』
にぃに「 だよね〜そう思うよね〜
まあ、確定じゃないし推定だから…とは言っても
とりあえずニュースになってたんよ。
〔 >ブルームバーグの分析によると、米国債の年間利払い額は先月末に推定で1兆ドル(151兆5200億円)を超えた。 〕(※1) 」
うとぅ『 ……へえぇぇ、じゃなくてマジでか。 』
にぃに「 マジみたいなんだよね。この記事2023年11月8日 1:47 ってなってるから、そんなに古い記事じゃないんだよ。
マジでびっくりする。。。アメリカのみなさん大丈夫?って。
ちなみに
〔 >2022会計年度の連邦予算全体の15.9%を占める。
連邦政府の月次の債務残高と利払い額の平均を示す米財務省のデータを使って算出した。 〕(※2)
───とも書いてあって推定っていっても大幅にズレた数字ではないんじゃないかな?
って思うんだけど、どうなんだろうね… 」
うとぅ『 えぇ…本当にアメリカの方たちこんな利払い費をよく受け入れてるね…凄すぎだよ。
日本の利払い費がかわいく見えてきちゃう。。。
まだまだ、日本のこのくらいの利払い費なら大丈夫じゃない?って 』
にぃに「 うん 。大丈夫じゃない?って思えてくるのは完全に錯覚で うとぅの頭が混乱してるせいだから、しっかりしようね。 」
うとぅ『 ぅぐ! もう少しやさしく言ってよ。。。 』
にぃに「 だって、アメリカと日本じゃ人口も違うし
そもそも日本の利払い費がそのくらいで済んでるのは金利がめちゃくちゃ低いからだし
でもその低い金利が高くなってしまえばわかるよね?
利払い費はどんどん増えていくって。 」
うとぅ『 …うん。そうだよねぇ。 』
にぃに「 だから本当に大事なことだから何度も言うけど
僕は中央銀行を国有化して
国会、内閣、裁判所のどこにも属さない国の独立機関の中央銀行ならば
中央銀行の独立性は今より強化されるし
認可法人ではない国の独立機関である中央銀行が発行主体となれば
国がお金を発行していることになるから
今の政府が発行する貨幣が国の借金とはならないのと同じように
国の独立機関の中央銀行が発行する紙幣や貨幣が国の借金にならない。と思う。
───ってことを言ってるんだよ。
そもそも借金を返すのに借金の利息を抑えるためにも、
金利が低いところへ借り換えるのは一般的にも普通に行われていることだし
国の独立機関となった中央銀行が発行主体でお金を発行すれば、
利息はつかないから今まで必要だった利払い費の削減になるでしょ?
国の歳出削減、 経費削減って言うならば、みんなが必要としている年金とか社会保障を削るんじゃなくって
削減してもみんなが困らないところを削減するのが一番良い方法だと思うんだよね。
利払い費なんてその最たるものでしょ。 」
うとぅ『 ……にぃに…アホって言ってごめん。
年金大事だよね…!!
年取ってからまでお金の心配するのは嫌だよね…
年取って働こうって頭では考えても体がついていかないと思うんだよマジで。 』
にぃに「 ど、どうした? 」
うとぅ『 だってさ、想像してみたんだよ…
テレビでも年を取れば膝が痛いだの、腰が痛いだの、目は見えづらくなる、記憶に自信がない…って
その症状に対処するサプリとかのCMやったら目にするけど
それってCMするくらい、それだけその症状にお困りの高齢の皆さんがたくさんおられるって事でしょう?
なのにそんな年齢になって年金削られて働かなきゃいけなくなったら…?
──は?無理ゲーじゃん。ムリムリ。 』
にぃに「 お、おぉ… 」
うとぅ『 ────でも!!
にぃにが長々と説明してくれた
まず《 中央銀行が国有化 》されて
そして、その国有化された中央銀行が《 会計検査院のように 国会、内閣、裁判所のどこにも属さない独立した国の機関 》になったならば
国の独立機関、中央銀行が発行する紙幣は《 発行主体が認可法人じゃなく国の機関となる 》
つまり【 国がお金を発行するから国の借金には計上されない 。 】
さらに認可法人の立場より国の独立機関だと外部の影響や干渉を受けにくくなるから《 中央銀行の独立性 》も強化されるし
発行したお金が借金じゃないから利払い費がない分 、今までよりは借金返済のハードルが下がるってことだよね…それって
これまで溜まりにたまりまくった国の借金を計画を立てて返済していくことが可能になる
────ってことでしょ? 』
にぃに「 そうだね、実現できればね。
それに利払い費がなくなった分、必要な分は確保しなきゃいけないけど無駄遣いしないことも重要だよね。 」
うとぅ『 これだけ何度も同じこと言ってるんだから
これを読んでる方の記憶にも少しは残って
それをキッカケに日本が一番最初に国の借金から解放されるよね! 』
にぃに「 あ、それムリだと思う。 」
うとぅ『 ─────なんで!!? 』
(※1,2)引用元︰Ruth Carson、Mark Cudmore|
米国の年間利払い額、推定1兆ドル突破-国債への売り圧力強まる恐れ - Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-07/S3RGILDWRGG001
[公開日:2023年11月8日 1:47]
(参照日:2024年3月2日)