No.3 転生したらエルフの友になったⅡ
「ピ...ト?」
間違いない前世で飼っていた猫である。
「探したよ?ご主人様」
「ま、待ってくれ?君は本当にピトなのか?」俺は困惑しながらピトに聞いた。
「もちろんだよ!ご主人様が死にそうなにおいしてたから魂をくっつけたの」
「とりあえずエルフの村に帰りたい...」
「こっちだよ!」猫の姿になって駆け出す。
何者なんだ?この猫...
「えぇ!?神獣さまじゃないですか!?」
すごい勢いでニニが近づく。
「なでていいですか?」ニニはピトにべったりだ。
「あのぉ、神獣ってのは?」
「あぁそうか、神獣というのはエルフの中では獣人族のことを指します確か昔人族の襲撃に合ったところを助けていただいたとか」
「とりあえず私は長老に報告してきますね」
この流れはテンプレどうりに進めば祭になりそうだな
「そういえば...迷ったら出会って助かるのもテンプレか...」
そして案の定
「神獣さまがいらしたとのこと、私はマルクス=エルメスです。キョ―ト様、神獣さまをお連れするとは感服いたしました。
本日はキョ―ト様と神獣さまの歓迎を込めて宴を開きます。
腹でもすかして待っていて下され」
やっぱりか...
魔力って何ですか?
そういったのは長老と別れてから数分後であった。
「魔力というのは魔法を練る才能の大きさ及び魔法のエネルギー源を差します。」
魔法つかってみたいです!!
―――やべえ体が動かねぇ...
あの後、さすがに化け物みたいな魔力値である。簡単に魔法を使った。
調子に乗って魔法を使いまくってたら魔違えたようだ。
すなわち魔力を身体中から捻りだすので、寝違えたような感じが全身にいきわたる。
だから、〝魔違えた″わけである。
「もぉ、調子に乗るからですよ?」
というわけで俺は今、美少女に膝枕してもらっている状態である。畜生最高じゃねえか。
いい年のおっさんなのに。今若いならいいか...
「というわけでオーガから里を救って頂いたキョ―ト殿を我らの友人として認めるとともに、
神獣さまがこの村にいらしたことを祝して」
『かんぱーい』
どういうわけか俺がオーガを討伐したことで、エルフたちの好感が急増したのである。
「ありがとな!息子が薬草採集に行ってたんだ。あんたが倒してくれなけりゃ息子が死んじまうところだったよ。本当にありがとう。このご恩は一生忘れません!」「おに―さんありがとー」
という具合である。
...しばらくはここで住んでいよう。
「楽しい宴になりそうだなピト!」「にゃぁ!」