本質は、きっと
本質は、きっと
僕は、深い海の底へ沈む
歩くように
まるで、僕は、みえない階段を下るようにして、降りていく 海の、底のそこへ
そこは、平たく、僕は、はじめて、安堵する ああ、ここに、地面があったのだと 僕の足が着くそこがあったのだと
目を閉じようか
君は、声無く笑えることを僕は、知っているよ
なあ、君へ、海の底から、僕の泡ぶくを届けよう
君へ、届くだろうか
目を、閉じようとしない君は
素直ではないけれども、正直だね
君は、正直者だ
僕は、君の正直さが、とても好きなんだよ
僕は、それを君の純粋さ、美しさ、と見るから
君へ、僕の泡ぶく が、届くだろうか
届くだろうか