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ぼくは人間嫌いのままでいい。剣ちゃん盾ちゃんに助けられて異世界無双  作者: 新木伸
Lv1編 Act1 転生して人生リスタートですが、やっぱり引きニートやってます

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step.6「剣ちゃんも、女の子にかわる」

 剣ちゃんを研ぎ始めて、何日か経った、ある日のこと。


 ぱああああぁー、と、光が走りはじめて――。

 ぼくは〝その時〟が来たことを知った。


《よし。あ――うん、なんかわかった、たぶんできる。あたし――》


 もう剣ちゃんはまぶしくて見ていられないほど。


《ご主人さま! ――正座して待ってなさいよーっ!!》


 ぼくは言われるままに正座した。ワクワクして待つ。


 やがて光が収まったときに立っていたのは――。


《どうっ!?》


 スレンダーな体つきの女の子が、ポーズを取って立っている。

 あー、うん。

 剣ちゃんだ。すごいイメージ通りだった。

 剣ちゃんは、ちょっとキツい感じがあったんだけど、それも外見によく表れていた。


「すごい綺麗だよ。――剣ちゃん」

《ば――ばかっ! 剣に向かって! 綺麗とかバカじゃないの! ほ、褒めるなら! もっと違うコトバで褒めなさいよ! た――たとえば、よく切れそう! だとかっ!》

「こっちはよく切れるようになったと思うよ」


 ぼくは剣ちゃんの〝本体〟を手に持って言った。

 剣ちゃんに一つ一つ教えてもらいながら、ずっと一心不乱に研いできた結果、刃はとっても鋭くなっていた。

 そして剣ちゃんが人間の姿になれるようになったとき――。盾ちゃんのときと同じように、剣の〝本体〟もまた、形状を変えていた。

 ずっと高そうな感じの剣に変わっていた。


《あ……、ね? ちょっとあるじ! いまの、もういっぺん……言って? ほーらー! 言いなさいよ!》

「え? どれ?」

《だーかーらー! いまの!》

「ああ。うん。……すごくよく切れそうだね」

《はきゅううぅぅ~ん!》

「なに? どしたの? 剣ちゃん?」

《あるじさま~、喜んでいるんですよ。剣ちゃんは~》

「そうなんだ」

《わたしにも、言ってくれますぅ~?》

「なんて言えばいいの?」

《それは盾ですからぁ~、丈夫そうだね、とか~?》

「丈夫そうだね。どんな攻撃も受け止められそうだ」

《はきゅううぅぅ~ん……!》


 盾ちゃんも、変な声をあげた。

 ぼくらは笑った。ぼくも盾ちゃんも剣ちゃんも、オバちゃんも笑った。

 ぼくたちは、その時、本当に幸せだった。

Act1 異世界生活リスタート編、完了ーっ、です~。

ここまで初日に連続更新させていただきましたー。

次回からは、日刊更新となりまーす。明日19時の更新でーす。


新章「冒険者……になんて、なれっこない」に突入でーす。


気に入っていただけたら、ブクマ、評価、していただけると、嬉しいです。

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●書籍情報!

「ぼくは人間嫌いのままでいい。剣ちゃん盾ちゃんに助けられて異世界無双」 2巻

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2019/03/25 2巻発売です! 完結できました!
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