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第1話 そこは地球

 ここが異世界なのは見てすぐにニートの彼にも理解は出来た。

 だが、問題はここまでだ。異世界に来るというありきたりな設定。よくそんな場面を彼はアニメや小説、漫画等で彼は見てきた。その為、まずは戻る手段を得る事にしたのだった。

 とはいえ。彼は魔界に君臨する大魔王の息子。魔法など使えて当然だ。

「転移魔法展開…テレポート!」

 両手を掲げて大声で、叫んだ。基本魔法は脳内で詠唱する。口で魔法名を叫んでようやく詠唱完了となり、魔法が展開する。

 だが、ここは異世界。そんな場面を間近で見る事などない住人達は、明らかに引いていた。何人かは彼をゴミを見るかの様な目付きになった。

 だが、そんな事も気にしない。それは彼がすぐに戻れると判断出来たからだ。

 しかし、何も起きない。ただ、心に残る傷が出来ただけだった。それと同時に頭の中に声が響く。

「どうだ。エディ。初めての地球は」

「地球?何?それ」

 首を傾げて彼は言った。だが、彼の頭の中に響く声は他の人には聞こえない為、更におかしな人だと判断された。

「地球とは今からお前が修行する地だ。あと、もう一つ。

 お前の声はここには届かない仕組みになってる」

 修復?なんですか?それ?という顔をしながら話を聞いた。

「このままではお前がこの魔界を治める時になって非常に困るだろう。その為、まずはこの地球で地球人として暮らしてもう一回り成長するのだ。そしたら魔界に返してやろう」

 そこで、声は聞こえなくなった。

「成長…か…」


 彼の地球での長き修行が幕を開けようとしていた…

「てか、また第1話から始める必要あるの?」

 それを必要としたのはお前達の行動が原因だっつの!


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