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プロローグ

 私は魔王。いつかこの世界の全支配を目論む魔王だ。だが、いつの世も必ず勇者が現れ私の様な人物は倒される。それが今までの当たり前だった。要は、悪は滅びるみたいな事だ。だが私には1人の息子がいる!しかし…

「ふぁぁぁぁ…またオールでネトゲしちゃってた…」

 残念なことにニートだった。全く働く事をせずにアニメやらゲームをひたすらしている。

「あぁぁぁぁぁぁ!神様!どうかこの息子を真面目にしてください!そして勇者が来ませんように!」

 そのお陰で私は毎日の神頼みが日課になってしまった。だが、息子はそれにお構い無しに魔界放送局から放送されるアニメに夢中だ。

 そしてそのいつもの姿を見てため息がこぼれる。どこで間違ったんだろう…。

「何をため息しとるんじゃ」

「あ、あなたは…!」

 天からの声が聴こえて、戸惑う。当たり前だ。

「ほっほっほ…」

「あなたは…!………誰?」

「このタイミングでわからんかね。神様じゃよ神様!」

 とうとう、願いが叶った。神様がやって来たのだ。思わず涙が出てきた。とにかく息子をどうにかしてもらいたい。

「それで…?願いはなんじゃ?毎日わしに願いが届けられてるからどうしたものかとやって来たんじゃ。」

 ここぞとばかりに願い事を叫ぶ。

「息子を正しく…」

「新しいフィギュアをくださーい!」

 急に新たな声が聞こえて来た。それも聞き覚えある声だ。声のする方に視線を向けるとそこには、やはり息子の姿が。

「あ!いや神様!私の願い事のむす…」

「分かったフィギュアじゃな?それっ!」

 天から降り注ぐ神々しい光が息子に当たると、息子の手には美少女フィギュアが。

「神さまぁぁぁ!」

「ではさらば!」

 この世に神も仏もありゃしない。神を信じる事はもう辞めた。やはり道を切り拓くのは自分しかいない。

 時空転移魔法を構築し始める。対象は無論、息子だ。

 息子には悪いが、ここは強行手段に出る。魔法も無くて…社会のルールが厳しい世界…見つけた。

「地球…。ここで息子に修行させよう」

 その時、異様な力を感じたのか息子が私に振り向く。するとフィギュアを投げ捨てても逃げようとした。だが、いい加減私も堪忍袋の緒が切れた。

「ちょちょっと!パパ!辞めてよ!」

 息子が泣きながら、詫びようとしてるがそんな手にかかる訳がない。

「少しは修行してこいっ!」


 そして息子は地球に転移され、この世にフィギュアだけ残った。


下手っぴなので、ここはこうしたら良いよ!ってのがありましたらぜひとも、お申し付けください

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