【プロットタイプ】女の子みたい
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
ちょっとでも浮気の違和感あったら、其れは浮気する。
その勘を無視してはいけない。即切りした方が良い。
ゆらりぃ、判定厳しそうだな。でも当たってそう。
『あぁいう奴はすぐ浮気する。即切れ』
毎日その話聞いて爆笑したい。
※酔ってるのかも知れない。
女の子という生き物は、ふわふわしていて、キラキラしていて、繊細で、硝子の箱の中で大切される生き物だと信じている。だから言動一つとっても気を使うし丁重になる。そしてその括りに男性でありながら入り込ませるのは、私の友人である諭羅である。
違うところと言えば、だからこそ捻り潰したくなるところだろうか。
鏡花の深淵は非常に悪趣味なところがある。あえて問題行動を起こしたがるというか、場を引っ掻き回したがるというか。浅瀬はそうでもないが、深淵は享楽主義なのだ。
中でもその餌食にされるのが友人の諭羅である。彼奴は脆く、繊細で、些細なことでも容易く揺らいでしまう性の人間だから。
そんな諭羅を交えて茶会を楽しんでいた時のことである、ニヤニヤと笑顔を浮かべた同居人が、ある質問を投げ掛けた。
「ねーねー、ゆらりぃ。多分、ゆらりぃが誰かと付き合うことはないと思うんだけど、もし仮に相手がいたとして、その人が格好良い男性の写真を個別にフォルダに保存してたら……」
「あぁ、別れるね。そういう人は浮気をするから、その時点で即切り」
カップを摘み上げ、口元へ近付ける。目を見ると冷たい光を宿していた。確実に心を閉ざし、もう二度とお前に本心を明かすつもりは無いと訴えている。
諭羅は表に出さないだけで、かなりの人間不信である。少しでも相手に失望すると、容赦なく切り捨てる。
「へへへへへへへへへ。かーわいっ。女の子みたい」
「鏡花。常連ならば弁えろ」
普段ならば深淵を出す事は無いのだが。女帝は何をしているのか。いや、しているからこれだけで済んでいるのか。
また諭羅の顔を見てみると、鏡花の事を睨んでいた。何を言っても面白がられるだけ。だったら黙っていよう。けれども睨むだけでも、火に油を注ぐ行為に他ならない。鏡花は、ますます面白がって、揶揄う様に口角を上げる。
「かーわいっ」
「帰って良い? お代は瑠衣に任せれば良い?」
財布を取り出して、飲み代を払おうとする。すると大して謝る気もない声で、べろりと舌を出した。揶揄うのが、弄ぶのが好きなのだ。
「ごめんごめん。でも、変な人に好かれそうだから、気を付けてね」
「お前だけで手一杯だろ」
オマケ
隣に座る鏡花がスマホを弄っている。画面上で激しく舞うタッチペンは、何も物を書いているからではなく、ある人間に向かってチャットを打っているからである。
そろそろ良いだろう。丁度三通程を打ち終わったところで、指から引き抜いた。
「あまり弄ぶなよ」
「だってー、ゆらりぃ、鏡花に構ってくれないんだもん。流石につまんなっ……たいくっ……反応見たっ……寂しいじゃない?」
本心から寂しがってはいない。鏡花からしてみたら、ただの退屈凌ぎ。彼奴の嫌がる反応見たさに鬼チャットを行っている。深淵とはそういう物だ。悦の為に幾らでも人を潰せる。
「大丈夫。大丈夫。きっと今頃ブロックしてるから。いや草なんだけど〜。そんなに嫌ぁい? ふへへへへへ!!」
しっかりネジを飛ばしたのは、珈琲のカフェインのせいか。
メンヘラだから、メンヘラ製造機になれるのか。
意外とそうなんだよ。
されて嬉しいこと、悪いこと本人が分かってるから、まー沼る。
話聞く限り、メンヘラ製造して刺される人って、無条件に自分を受け入れて欲しい人が多い気がする。
そこに気がついてないことも多いけど。
何故ここに書くのか。忘れた時に思い返せる様に。
私が寝惚けていたり、酔っ払って(カフェイン入れた時)、いたりした時には、ゆらりぃが大変な目に合ってそう。
※奇行起こすときとか、奇声(ひひひひ。へへへへへ。ふへへへ。とか)発してる時は、猫を被れないので本心。
可愛いんですよ。苛立ったように眉間に皺寄せて、言いたいこと我慢して、『なんでもないよ』って言うの。
全然、なんでもなくない。凄く我慢してる。
本当、可愛い。女の子みたい。すり潰したい。
一種のキュートアグレッション。
だからこそ諭羅ってね、女子にモテそう。
女の子だと思って書いてる。
感覚も女の子の共感得られそうに書いてる。
つまり女の子の気持ちが人一倍分かる。
嫌なこと、嬉しいこと全部分かる。
だからモテる。(N回目)
『この人、浮気するだろうな』という違和感、大抵当たるから、その時点で疑う事なく即切りした方が良い。
下手に引き摺らなくて良い。
嫌な意味で都合の良い関係になるから。
鏡花がやってる道行く人に目移りするのもそうだし、たまたま出会った『良いな』って人の写真を保存するのもそうだし、良いと思ったからその人とツーショットしようとかもそう。
※『鏡花は浮気する』という主張は自他共に認められてます。
ゆらりぃの判定は厳しいし、重いと思うでしょう。
というか、自分が百点の回答を用意して挑むからこそ、常に百点の答えを求めるタイプだからね。
完全に合致しないと、閉店シャッターガラガラって感じ。耐えられないから、突然突き飛ばす。
そうして自分自身の事で頭いっぱいにして、壊れていく様が見たいから、性悪にちょっかい出されるんですよ。
鏡花が瑠衣みたいな『自分に振り回されない』相手を選んだのも、ネジを一本嵌めたままにする為。
ぞんざいで良いんですよ。鏡花の扱いなんて。甘やかすと図に乗るから。
なんだよ、最後の一文。
『つまらない』、『退屈だから』、『(困り果てた)反応見たい』だろ。
と瑠衣が申してます。