7-2数字遊び
皆様こんにちは。お世話になっております。
からすです。
そういえば、蚊で刺すのはメスだけなのだそうですね。
だから何というわけではありませんが。
●〇●〇
現在のSPは、なんと『118』。
わーい、いっぱい振れますよ、ヨカッタネ。なんて言っている場合ではありません。今後はやたら溜め込む前にちゃんと振ってゆかねば。
……うん、善処することを前向きに検討いたします。
他意はありません。
ついでにAPは29ありました。
こちらついては、アビリティを取得するとき以外にはあまり使い道もないのでそこまで気にすることもありませんが。
スキルを強化するのにも使える? みたいですけれども、今のところ、使っていいのかは悩みどころです。
もしかしたら、少し強化しただけでそれはもう劇的に効果が増して色々と楽になったりするのかもしれませんが、実際に振って使ってみるしか確かめようがありませんし。説明が、多分されていなかったと思うので、まあ、まだその時ではないのかもしれません。
よくお世話になるスキルに少しくらいは振ってみて、効果を確かめるのも手でしょうか。
とりあえず今はステータスポイントです。
本当に、どうしましょうかね。
今はバフが全て切れているので、今の値が素の値としてどうするか考えて大丈夫ですね。
さて、上から一つずつ考えていきましょう。
HPは500あって、今の所、HPが足りなくて困ったことは無いので、優先度は低。
MPは1振ると変換率が0.1増えるので、使う魔石によってはコスパ最高です。今のところはそこまで実感できないかもしれませんが、割合は正義ですからね。
今が変換率1.9なので、もうちょっと上げても良い気もしますが、でも、MPに困ったことがありませんし、増やしても魔石の節約が主な目的になりそうです。優先度は、中?
STRは5でかなり低いですが、もう重いものを持つ予定が無いのですよね。
短剣を持つ時に要求されるSの値を満たせれば、もうそれでいいかなって感じです。今後もSを参照して攻撃力を出す武器は持たないでしょうから。
ただ、荷物を持つ際の重量過多はここを参照していることが多そうなので、それを考えると……
うーん、それでも、優先度は低。必要最低限に、って感じでしょうかね。
お次ましては、現状ステータスの中で最低のDEFさんが、2。
幾ら回避主体にしているとはいえ、流石に低すぎですよね。掠った攻撃が致命傷、ではやっていられません。回避を中心に立ち回るのは今後も変えませんから、比較的重要度は低いとはいえ余ったポイントくらいは振った方がいいでしょうね。どれくらい振ればどれくらいダメージが減る、とかはわからないので、ちょっとだと無駄になっちゃうのかもしれませんが。
優先度は中、余りを振るって感じで。
AGIが27で、生命線の回避技がTECとAを参照している以上、結構重要度は高いですよね。マケボで見た刀みたいに、短剣ジャンルにはAも参照して攻撃力を出す武器もあるわけですし。でも、なにか創作する時にも使うTとかLUCよりは優先度低めでしょうか。上の下?
INTは16、何に使うの? いりません、次。
と、いうのは流石に言い過ぎですが、知識と伝導体と糸の補正で少し上がっていますが、Iが効果に影響するスキルは、知識のスキルがもしかすると? という程度なのと、後は糸のスキルだけなので、今後魔法系のアビリティを取るにしても下手に振ると器用貧乏まっしぐらです。
優先度は低。
そしてTECがステータス内では最高値の57。何をするにも必要な最重要ステータスです。何も考えないなら、正直ここに極振りでもいいくらい、とは思いますが、流石に他とのバランスを見て、ですね。
LUCは31で、Aと似たような数値です。重要度もAと同じくらいでしょうか。
こうしてステータスを見ると、T:A・Lで綺麗に2:1くらいの比率になっていたのですね。
それなら、重要度的にもこの三つはキリの良いところまでこの比率のまま上げて、残りをそれ以外としましょうか。
今あるポイントが、へそくりにしている固有アビリティのポイントを除いて118なので、100は振っちゃいましょう。18は何かあったとき用。どうせまたすぐ溜まるでしょうけれども。
ふむ。T、A、Lを 100、50、50にする? やり過ぎでしょうか。
振るとなると80ポイントくらい使いますね。それほどでもない様な気もします。
でも、なんだかこう見ると、比率で振ると差が広がり過ぎているような。
100、70、70くらいになってくれるのが、何となく良さそうに感じます。こう、雰囲気が。
MPに11振って3.0にしたい感じはありますので、それを考慮いたしまして。
90、60、60だと何ポイント必要でしょう? えっと?
計算が面倒になって、ぺぺぺ、と仮で数値を振ってゆくと、SPの残りは12。
ということは消費が106で他のステータスに振る分がありませんね。
80、50、50ですね。それで消費が76。
うーん。今回100振るとしてあと24。
D…… Dいらないかなぁ…… どうしましょう。
武器要求のS値用に少し取っておくとして、正直その程度振っても、焼け石に水感が。
それなら、85、55、55とか90、50、50とかにした方か良いような。
んー…… そうしましょうか。
悩んだ挙句、MPに11振り、T、A、Lを90、50、50で決定。
結果だけを見るとあまり悩んだ意味が無かったですね。
案ずるより産むが易し、が耳に痛い。
結局、DEFさんは今回も振られることが無かったのでした。
DEFさんの今後の活躍にご期待ください。
とぅーびーこんてにゅー
途中で装備の修理が完了した旨の通知が来ていたのに気づかないくらい頭を悩ませて、SPを振り終わったところで、装備の受け取りを後回しに、マケボに戻り装備探しを再開いたします。
まずは武器ですが、今回はS値の制限をかけずに、TECの値と短剣のアビリティのレベルを主として検索。
出て来たものの中で、値段的にも性能的にも良さそうなものをいくつかピックアップして比べます。
そして、それらの中から選ばれたのはこちら。
『模造・魂転の刀』
いや、同じやないかい、って?
うむ。今の状態でもやはりスティレットとこれが一番良さそうなのですよね。
まあ、以前購入した時から短剣使いのアビリティは1上がっただけですしそんなものでしょう。
というわけで、耐性貫通を武器耐久減の効果の付いた模造・魂転の刀に決定。S値は今のままで装備できますので、振る必要ありませんね。
余ったSPを他の場所に振り分けてしまってもいいのですが、これ以上ポイントを使うと心臓に悪いので。
高い物を買ったり、大きな消費があると動悸がするのは、みな同じだと思いたいものです、ええ。
購入ボタンをぽちって、ボックスに入った刀を一先ず短剣と交換して装備します。
装備すると、他の短剣とは違い腰の後ろバッグの下に装備されました。デフォルトの位置がそこなのでしょう。
システム的にそんなことにはならないのですが、感覚的にバッグとポーチに干渉して少し取りにくいように感じるので、位置をいつもの短剣のあった位置に移動しておきます。
赤い鞘に、鍔なしの柄は赤い飾り紐で巻かれ、外見はほぼ赤一色に染まった刀を鞘から引き抜くと、白銀色の片刃の刃が姿を現します。
長さは他の短剣類とそう変わらないくらいで、刀、と言われて想像するよりはかなり短いです。こういうのをなんと言うのかは詳しくないのですが、想像の中で近い物と言えば、なんでしょう? ……ドス?
スティレットよりは刀身がしっかりしていて、武器、って感じです。
ところで、システム的に気になるのですが、片刃なのって意味あるのでしょうかね?
刀を鞘へ戻し、今度は防具類を探します。
流石に防具は、結局現在と同じもの、ということはなく現在の装備よりも幾分か性能の良いものが見つかりました。
以前は要求に足りなかった、短剣術や羽々流々といった系統のアビリティのレベルで制限の掛かっていたものが装備できるようになっていたのが大きいです。
それでも、防具の類はほとんどが随分と安く投げ売られているもので、シリーズものを上から下まで一式揃えても5000 C程度で収まりました。装飾品は更新いたしませんので。
というわけで、今まで着ていたものは予備行きです。
新しい装備も変わらず黒一色ではありますが、今までのぴっちりしていたタイプと違い、今度のはかなり緩め。
ひらひらが肩掛けのように付いたフレア袖のシャツに丈の短いキュロットタイプのパンツ、ハイニーとブーツのハリ・アラカルという名前のシリーズ装備です。
ところで、布が多いのはいいとして、その癖に所々が荒いメッシュで透けているのは納得がいきませんが? 無駄が多いんじゃい。余分な所を切り取って貼り付けてやりましょうか。
上に何も羽織らずにこの装備で歩くのは、ゲームとはいえ少し抵抗があります。
防御力は現状意味を成しませんし見た目で選べたらよかったのですが、発見されにくくなったり、回避しやすくなったりという効果が付いた装備の魅力に敗北いたしました。
装備を取り替えたら、上からジャケットを装備します。
これでストレスなく過ごせます。
お買い物を済ませ、薬師をとる前に付与系のアビリティを確認するためにアビリティ習得紹介受付へ。
以前と同じ受付さんがいる窓口でお願いしてアビリティの一覧を受け取り、近場の長椅子に座って考えた通りのものがあるのかどうかだけ確認いたします。
付与系……
当然無いわけもなく、付与術師というアビリティから始まり、占星、卜占・陰陽なんてものまで想像以上に沢山の種類がありました。
付与といっても、モノや方法によって色々あるみたいです。
ですが、まあそうですよねというところで、ほとんどのアビリティのスキルがINTに依存している様子のため、使って使えないことはないのでしょうが、現状ではやはり少し厳しそう。
一部のそうでないものも、望むような属性や魔力の付与ではなく、特殊な状態を付与しての攻撃や防御方面の強化かアイテムを作る時に効果を付けやすくしたり、といったものしかありません。
となると、やはり現状の最適解は薬師になるのでしょうね。
ここまで悩んだのですから、もう迷いはありません。
気が変わらぬうちにアビリティ欄から薬師を取得いたします。
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『薬師の才』Lv.0
薬師の才を持つ者が製薬を学んだ証。
スキル▼:P 道具の扱い(製薬)
TEC+2 ※MP+5※
~機構人形~
※MPステータス取得不可。
※MPコンバータの変換効率がわずかに上昇します。
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うむ。これで、後は製薬道具を買ってくればよし、と。
それは買いに行くといたしまして、これで物理攻撃以外の手段は獲得できたと見積もると、それで呪いの欠片のクエストをクリアできそうでしょうか。
思い返すと、幾つか問題が残っているような気がします。
まず、最初に色んな耐久を一気に持っていかれる点。
これの為には、長靴? の様な何かが必要でしょう。これは製薬道具を買うのと一緒にマケボで見ましょう。
後は、物理じゃない遠距離があれば理想なのですが。
先ほどは時間制限だったのか、遠距離を打っていたからなのか、失敗した理由はわかりませんので頼り切りにできるものではありませんが、接近戦をやると焼いてきますからね、あの黒いの……
手持ちで該当するのは、スキル:ネフテルがあと十四回分。
十分、でしょうか? たぶん? いえいえ、あの時五回使って失敗したのですから、もし残り一回で倒せたのだとしても、ピンは四か所、同じ戦闘が残り三回あると見積もると…… 足りないじゃないですか。
どうしましょう。
遠距離、なるべくなら魔法系の遠距離を幾らか余裕をもって確保しておきたい所です。
直接、投げたりして魔法系のダメージを与えるアイテムを探してみましょうか。
あるいは、投擲物に魔法を付与する、とか? もしかして小石さんの活躍どころだったりします?
次点としては、手持ちの魔石に攻撃系のスキルが解放されるのを願ってストックしていくという手も、無きにしも非ず? 何度もCT明けるのを待つのがとても時間かかりそうですし、望んだものが出るのかという問題がありますけれども。
ふむ。いずれにせよ、低レベルの薬師のアビリティで何を作れるかによってきますね。
付与系の薬はまだ作れませんよ、となってから考えましょうか。
作れるのなら小石でも毒でも火炎瓶でもなんでもいいわけですし。
とりあえず、追加のお買い物に戻りましょう。
受付さんにアビリティ一覧のウィンドウをお返しいたしまして、来た道をまた戻ります。
お読みいただきありがとうございます。
もしどこかで面白いと感じていただけたようでしたら、星を光らせてくださると感動します。
あとブクマとかも(強欲