5-2作業のつづき
皆様こんにちは。お世話になっております。
からすです。
そういえば、ミシン用の糸と手縫い用の糸が違うのをだいぶ長い間知りませんでした。
だから何というわけではありませんが。
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さて、出来栄えはいかほどでしょう?
完成したポシェットの情報を開きます。
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『幸運の 角うさぎの ミニポシェット』
アイテムボックスとは独立した収納が可能な、小さなポシェット。容量は小さいが、装飾性に優れる。
角うさぎの毛皮を用いて作られることで、わずかに耐性が増加している。
また、角うさぎの純白尾があしらわれたことで、所持者にわずかながらの幸運をもたらす力がある。
製作者:シロ
品質:高品質
※高品質ボーナス:状態保護効果向上※
※幸運:微小
※強度増加:小
※衝撃耐性増加:微小
※付与効果▼
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あ、やはり装飾はしやすい装備なのですね。代わりに容量が小さい、と。
ですが、これは中々に良い出来と言って差し支えないのではないでしょうか。
名前どうしましょうね。
少しお洒落な名前を付けたいなと頭を捻ること少し。
何も思い浮かばなかった私は、諦めて『幸運のシロポシェット』とすることに。
因みに、素材に使っている角うさぎの毛皮が白いので、白いポシェットとシロ(私)のポシェットをかけた名前です。
私にはこれが限界です。
絶望的なネーミングセンスは置いておいて、効果を見ていきましょう。
惜しまぬ強縫の効果で強度増加:小だったはずですが、今回も小ですね?
イメージ的には追加素材として毛皮を使っているのですから強度が上がっても良さそうな感じがしますが、上がらなかったのですね。不思議。
衝撃耐性の方はテキストに書いてある通り毛皮を使った効果でしょう。
ところで、幸運は『幸運』という名前ですが、LUCとは別物なのでしょうか?
それとも別の何か? 少し気になりますね。
あと、この付与効果、というのはなんでしょう?
テキストにも特に書かれていない折りたたまれた表示をつついて、詳細を開きます。
接触による『沈静』の状態付与:微小
詳細の中に折りたたまれていたのは、こちらの効果でした。
沈静、とは何ぞや?
説明が見られましたので、さらに確認してみます。
ふむ。
沈静というのは、一部の状態異常の効果を低減する効果のある付与だそうです。
一部の状態異常、と書いてあるだけで何をとは書いていないので具体的な対象はわかりませんが、沈静というくらいですから混乱やその類の状態異常でしょうね。
十分に良い効果ではないでしょうか。
内容量としては四枠と非常に小さいですが、効果が多くついているので、価値としてはとんとんくらいでしょう。
装備してみると、右側にウエストポーチがあったからか、右肩から左側にかけて袈裟懸けに、長い持ち手部分で掛ける形で装備されます。
バッグとも特に干渉しないようですね。
ただ、ウエストポーチのある右側に移動させようと思っても、その状態では固定されず、装備状態が外れてボックスに戻ってしまいました。
こういう仕様になっているのですか。
装備効果はとても魅力的ですので、改めて装備しなおし、作業を再開します。
もう一つ、今度は森狼の毛皮と尾を使ったポシェットを作製していきましょう。
作業としては角うさぎの時と素材が変わっただけですが、裁断が角うさぎの時よりも体感で僅かに難しかったような気がします。
最終工程の尾を取り付ける作業は角うさぎの時よりも明らかに簡単で、やはり、素材の質によってもそこらへんは変わってくるのですね。
今回は魔石を要求されることもなく、比較的簡単に作製が終了。
二つ目のミニポシェットも完成です。
名前はシロのミニポシェットで。(諦め
こちらは特別な効果が付いているわけではありませんが、強度増加が中になっています。
なぜでしょう? 使った素材でしょうか?
衝撃耐性が微小なのは変わりませんね。
こちらについているのはそれらだけで、付与効果もありません。
その代わり、編集時に少し難度に余裕があったので、作製可能難度ぎりぎりまで容量を増やしているので、六枠になっています。
装備位置が重なると装備できないのは先ほどわかりましたが、今の状態でさらに装備することができるのか、試してみましょう。
装備すると、森狼のものは角うさぎのものと同じように左肩から右側にかけて装備されました。
右側に二つのミニポシェットがある状態ですね。
できるのですね、と思ったのも束の間。
動きの感覚にわずかに違和感が。
ステータス画面を確認してみると、行動制限のデバフが重量過多のものと、装備過多のものに分かれて二つ付いていました。
デバフとしてはどちらも『行動制限』なので、どのような制限が掛かっているのかは体感的にしかわからないのですが、少し動いてみた所、屈んだりといった身体を動かす行動がしづらくなっているようです。
これは少し困るので、森狼のものの方は外してボックス内へ仕舞っておきましょう。
角うさぎの毛皮の数的に、もう一つポシェットを作り、上着を一つ作ると、丁度使い切りでしたので、さくさくっと作ってゆきます。
ポシェットは容量を増やすように、上着は毛皮を使った時点で難度がぎりぎりなのでそのまま。
上着は防御性能こそ今着ているものよりも弱いですが、衝撃耐性や寒冷耐性が付いており、効果を見るとどちらが強いのかわかりませんね。
上着はコートの装備枠のようで、装備するとコートの装備が外れました。
白い毛皮に包まれたこちらの上着も嫌いではないのですが、見た目的に購入したものの方が好みなので、元に戻します。
角うさぎの素材を使っていて分かったのですが、どうやら角うさぎの毛皮を使うと、接触による『沈静』の状態付与が付くみたいです。
素材によってはそんなのもあるのですね。
と、いうことは、ですよ?
森狼の毛皮を使って作った物が強度増加:中になっていたのは、森狼の毛皮という素材の効果が、強度が増加するとかそういう効果だからということなのではないでしょうか。
そう考えれば納得ですね。
森狼の毛皮を使って作製した装備の強度が今度も中であればこの予想は当たっていると言ってもいいでしょう。
検証も兼ねて、というわけでもないですが、今度は森狼の毛皮を使って作製を始めます。
と、一つ目のポシェットを完成させたところで、~ピピロリン~、と二つのアビリティのレベルが上がった通知が。
上がったのは、当然、裁縫と糸のアビリティでした。
固有アビリティや『伝導体』も常に効果が効き続けているので、いつ上がってもおかしくないと思いますが、こちらが先でしたね。
今回はどんなスキルが増えているのでしょうか。効果によってはまた組み合わせを色々と考えないといけませんよね。
まずは裁縫師の方から確認してみましょう。
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『細緻挑む裁縫師』Lv.2 → Lv.3
精確一心、細緻挑みて裁ちて縫う。
スキル▼:P 道具の扱い(裁縫)
P 裁縫師への憧れ
A 惜しまぬ強縫
P 芸術へ至る極点 - New
TEC+9 HP+60
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ふむ。
思った通り、レベル2までの時とは違い、こちらも短剣使い同様に規格品感が無くなりましたね。
ここら辺からアビリティにも個性が出ていくのでしょうか。
行動その他に伴って成長していくわけですので、ある種の方向性は同じものになると思いますが、こう、どんどんらしくなっていくのは楽しみですね。
今回増えたスキルは、パッシブスキルですか。効果はなんでしょう。
スキルの効果は、指示される線・点の範囲内に出現する特定の指示に従うことで、製作物の品質が向上する。となっていますね。
特に何かを消費する系のスキルではなさそうです。
短剣使いでも、致命攻撃の指示線が見えるようになりましたから、レベル3はそういう段階なのでしょう。
この効果は作る時に確認してみるとしまして、次が、糸のアビリティですね。
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『自在糸』Lv.2 → Lv.3
糸をつくる糸すら解くように。細かな動きを糸に伝えて。
スキル▼:P 道具の扱い(糸)
A 綾取り
A 目通し
P 万結の一糸 - New
TEC+6 INT+1 ※MP+25※
~機構人形~
※MPステータス取得不可。
※MPコンバータの変換効率が少し上昇します。
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あ、こちらもパッシブスキルでしたか。
効果は、自身から一定距離内で糸を操る際の制御を向上させる。となっています。
一定距離内、というのがどれくらいなのかはわかりませんが、縫製作業の際に使うくらいの範囲であれば確実に発動するでしょう。
ずっと裁縫、手元での作業にしか使っていませんでしたから、さもありなん。
どんどん裁縫以外に使い道が無くなっていくような気がしますが、元々そんなに使い道のあるアビリティでないのはわかっていましたからね、縫製作業の際にここまで便利に使えたら文句はありません。
今回のレベルアップで増えたスキルはどちらもパッシブスキルでしたので、使い忘れないように意識しなくてはいけないスキルはありませんが、その効果だけしっかりと確認しておかねば。
そして、完成した森狼の毛皮を使ったポシェットは強度が中に。
やはりというか、そういうことなのでしょうね。
ステータス表示を閉じて作業を再開します。
まだそこまで多くの物を作ったわけではないですが、だんだん作製にも慣れてきたのか、一つ一つの作業が楽になってきた気がします。
さくさくと作業を進め、スキルの効果を確認しつつ、森狼の毛皮を使ったポシェットをもう一つ完成させました。
スキルの効果としては、裁断や裁断の際に線や点の中にもう一段階濃い色のものが表示されており、それが芸術に至る極点の効果だったのでしょう。
裁断の際の指示線には元々辿りやすい様な補正が付いているのですが、極点の指示線にはそれが無かったので、元々の指示がかなり細く小さくなっているポシェットではスキルの効果を発動させるのは無理でした。
こちらは後でもっと簡単なものを作ってみて確認しましょう。
糸のアビリティの方のスキルは、なにがとは説明し辛いですが、縫製の際に明らかに糸が扱いやすくなっており、点を打つ作業が、極小折り鶴をつくる時に素手で作るかピンセットで作るかくらい違いました。
完成したものは先に作った元の特に違いはなく、特筆すべきところもありません。
続いて上着を作製し、これで森狼の毛皮も使い切りです。
こちらの上着は防御性能が角うさぎのものよりも高かったですが、その代わり寒冷耐性がありませんでした。
こういうのを見ていると例えば、ダメージカット、みたいな効果があったとして、その場合防御性能をとった方がいいのか効果を優先した方がいいのか、どちらの方がより小さいダメージに抑えられるのか、とか気になりますよね。
そんなことが気になりつつも、さらに作製を続けます。
今度は森狼の爪や牙をチャームとして付けたポシェットを作っていきましょう。
こちらは一度の要求個数が多いので一つずつしか作れませんね。
基本形はほぼ編集無しと変わらず、かなり毛色が違かったのは、爪や牙に穴をあけて紐を通し、ボーンチャームを作って付ける作業。
裁断の時に使うペンを指示された点に当てると、その部分に穴が開く仕様になっていました。
途中これは裁縫なのだろうか、という疑問が浮かびましたが、気にしないようにしましょう。
あと相変わらず気になってしまったのは、糸のアビリティでは紐は操れないのですが、どこまでが糸判定なのか。
わかってもどうということはないのですが、やはりそれでも気になってしまいますよね。
完成させた装備についた効果は、爪を付けたものがSTR+1、牙がDEX+1される効果となっています。
アイテムによるこうした固定値としての上昇は意外と初めてですよね。
マケボで装備を見ていた時も、数値が直接上昇する性能の付いたものはありませんでしたし。珍しいのでしょうか?
いえ、そんなことは無いでしょうね。
爪が少し余っているのですが、これは手袋の素材として使ってしまいます。
作製した手袋にはこちらもSTR+1の効果が付いています。
防御性能やSTR上昇効果が付いている分、今装備しているものよりも強いのですが、見た目的に装備する気にはなりませんね。
見た目って大事。
これで、ドロップ素材で使えそうなものは使い切りです。
角うさぎの角は何にも使えなかったのですよね。
説明では、装飾品の類ではなく、薬の類に使えるものという感じの書かれ方がしているので、当然かもしれませんが。
でも確か、ゾウの角やサイの角は遥か昔では薬として使われていたこともあるのですよね?
科学的に言って、なんでそんな風に考えられていたのか、今から見たら理解不能ですが、まぁ、きっと今の常識もはるか遠い未来では訳の分からない考え方なのかもしれませんし、不思議なものですよね。
だって、地球は平らで、なんて考えられていた時代もあったんですよね? びっくりです。
なんて、唐突に頭よさげなことを考えつつ、残りは普通に素材を使ってアイテムを作製していきます。
とりあえず、作ったことのない帽子とズボンを作ってみて、練習用ミニポーチの拡張レシピがありましたので、それも作ってみて、それでも芸術に至る極点の効果を発動させられないようであれば、元の練習用ミニポーチを作って何とか発動させてみましょう。
品質の向上効果がどれくらいの効果になるのか、気になりますよね。
そうと決まれば、帽子とズボンの作製に取り掛かります。
お読みいただきありがとうございます。
もしどこかで面白いと感じていただけたようでしたら、星を光らせてくださると感動します。
あとブクマとかも(強欲
手袋に精度低下が付いているのを忘れているシロさん、の巻