思想・良心の自由
思想・良心の自由を謳うくせに、死にたいと言う人が特別な目で見られるのはなぜだろうか。
そんなに辛いことがあったのか、そんなこと軽々しく言ってはいけないなんて、まるで精神異常者に語りかけるように、普通の人々は言う。
普通とは何だろうか。
なんの理由もなく死にたいと言う人もいるのではないか。
いてもいいのではないか。
それは個人の思想ではないのか。
それを否定するのは差別ではないのだろうか。
自由とはなんなのだろうか。
多数意見者に都合の良い世界のことなのだろうか。
死を救いとする宗教があってもおかしくないのではないか。
それは邪教なんて呼ばれるのだろうか。
押し付けるのは自由とは言えないが、本人が本気で信じるならば死は安寧ではないのか。
それは思想・良心の自由を謳う人々にとって許されない思想なのだろうか。