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Qあれで役にたったと思いますか?Aすでにそうゆう次元ではありません

世界は不思議で充ちているかい!

突然、フラウロスが逆さにした槍の穂先に自称ドゥルクパ・クンレイ転生体のベルトを引っ掻けて、一緒に空中浮遊。

あ、地面が揺れてるような感じが見える。

地中から、ポコポコポコポコ何かが上がって来るんだが!?

透明感のある薄い茶色の小さい何か?

透明感のある石だな。

<sucinum(スーキヌム)>

わからんメファシェハ、何よそれ?

それが徐々に空中に浮かび上がってくる。

ウァラクがまた右の龍を踏むと龍の口から火焔が伸びて石が、赤い焔を上げて燃え始めた?

何がしたいんだウァラクは?

う、臭い。

樹脂が焼ける臭い。

え?

何か空気が濁ってきてないかい?

下の方が薄暗く成ってきた。

雲?

龍が雲を呼んだ?

沈んだ雲はただの霧か靄だ。

ドン!

これはビックリ!

下から上に稲妻だ!

フラウロスが白く輝く瞳を下の黒霧に向けると、見た所が燃える。

蒸発して、回りを巻き込んで、晴れるんじゃなく、そこだけが消える。

なんじゃいこりゃ?

稲妻を避けて飛びながら、アンドラスもサラマンダーソードを振るうけど、炎が当たった所だけ黒霧が燃える。

アンドレアルファスが扇子で風を起こすと、黒霧は晴れないで風に押されて地面に向かい下がる。

風がなくなると上がってくる。

どういう黒霧ですかいこれ?

臭いし、面倒いし、稲妻危ないし、そもそも、あの声で頭くらくらしてるんだが。

「Tormenta Rafaga(トルメンタ・ラファーガ)!」

メファシェハが黒霧の下側に向けて風の魔法だ。

クリーチャー・スレイ・ビートのだ。

黒霧をかき混ぜただけ。

その間にもドンドン雷が登ってくるんだが。

あの霧燃えるんなら、フラウロスの視線と、アンドラスのサラマンダーソードと、メファシェハの爆発魔法の連係で消えないかい?

<わかった>

「Scintilla Nova(シンティラ・ノヴァ)!」

メファシェハがアンドラスのサラマンダーソードに点火系列のクリーチャー・スレイ・ビートの魔法をかける、それをアンドラスがフラウロスに渡し、フラウロスが眼力で黒霧の中を動かしてながら爆発燃焼させていく。

下からの雷が避けやすくなった。黒霧にが薄く成ってしたが見えるから。

黒霧を突き破ってウァラクと龍が飛び出してきた。

ウァラクも龍も黒く汚れてる。

この黒霧、煤だったんかい!

煤だらけのウァラクが叫ぶ。

「うぁぁぁん!いじめんなよぅ」

翼を動かしてウァラクが僕の方に飛んできた。

右の龍はフラウロスに、左の龍はメファシェハに向かい飛ぶ。

炎の龍対フラウロス。

風の龍対アンドレアルファス。

ウァラク対アンドラス。

炎対炎。

風対風。

悪魔対悪魔。

「なにしてくれんだよぅ、うわぁぁん!」

と叫びながら突っ込んて来るウァラクの顔をガシッとアンドラスがつかんで手を伸ばす。

口をふさがれウァラクの声がとまり、頭痛が消えた。

「うぅぅぅ!」

声にならない声を上げてるウァラクの、腕をぐるぐるする駄々っ子パンチは腕の長さの違いでアンドラスに届かない。

「物種を直接額に!」

ウァラクはアッくんだから……直接だと小さくないと。

じたばたうごくウァラクアッくん。

額の真ん中にユッくんの水晶球。その上側にタケッちゃんのピンバッジ。

下側にはハァくんの碁石。

右側にアッくんのキーホルダー。

左側にマサキチくんの消しゴム。

従兄弟のだけでまとめた。

消しゴム置いたら、青い光がキラキラと、いつもと違いおでこから、外側に広がった。

アンドラスが僕を地面に下ろして離れていった。

僕は、ウァラクアッくんを正面から抱き締めた。

アッくん。

戻って。

温かい。

僕たちの真上に特別天然記念物が2柱浮かんだ。

外側が見えない。

僕たちは、封印の光の内側に居るんだ。

アッくん、戻ってよ。

じいさん先生の鳩も。

天然記念物は怪我させたらダメなんだ。

暖かい。

光がアッくんのおでこに収束して吸い込まれる様に消えた。

そして閃光が。

後にはアッくんと右の肩に止まった鳩がいた。

「還元」

メファシェハの言葉に、燃えたはずの何かが、もとの半透明な石に戻り、地中に還っていく。

僕もアッくんも元どうり。

「あ、あれはボクでないからね」

「うん、わかってる」

アッくんが真っ赤な顔をして言ったから、僕はまた抱き締めて言った。

天然記念物もふらふらと空の高みに飛んでいく。

コマッちゃんも、ハッシーも、ワダマサも、マサキチくんも元にもどった。

マサキチくんは気絶してるまんまだけど、ハッシーとコマッちゃんが両脇から支えてる。

メファシェハはまだワダマサの腕の中にいたが、周囲が元にもどったら地面に飛び降りた。

貼り付いていたアミュレットを僕が取ったら、アッくんの額には少し内側に曲がった感じがするひし形の青いががやく印がついていた。

「さすがこの歳でに1日に2度は疲れる」

メファシェハが婆様のような事を言った。

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