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ふはははは!まるで人がなんかの様だ!的に

「今日は何となく飼育園と学校菜園には近付かない方がよかろうもん」

て僕が言ったら、採用された。

モデルには、うろうろしてる筈の、三毛子さんと旦那を探すんだ。

みんなで下駄箱ん所に来たら、丁度アッくんが追い付いて来た。

「今日は来れた。生徒会員はみんな、明日の学校交流会の準備だって」

そうかい、姉ちゃんもそっちか。

多分、メファシェハも捲き込まれてんな。

<アタリ>

ほらね。

で、カメラぶら下げてぞろぞろ校舎の外に出た。

三毛子さんも旦那も見当たらん。

「ま、こんなもんじゃね」

ハッシー。

「探そうよ、どっかで日向ぼっこしてるよ」

アッくん。

コマッちゃんとワダマサは顔見合せて薄ら笑い。

「飛んでる鳥でもいいよね」

僕は空を見上げる。

うぅーん……鳥とかコウモリとか色々飛んでるみたいだが、高すぎて点やら線とかみたいにしか見えんな。

降りてこんかな?

歩き回る鳥は、もういいから。

「なら、獣のポーをモデルに提供します。存分に撮影してください、今か……」

「それは嫌だ!」

「副部長の意見でも却下だ」

いつの間にか居たマサキチくんの提案は、言い終わる前にハッシーとコマッちゃんに切って捨てられた。

ハッシーはどんよりと。

コマッちゃんはちょっと青ざめてるな。

ワダマサもだが、ふたりとも体調平気かい?

「獣?ポー?ペットなん?タカッちゃん知ってる?」

「うん?ポーはね、マサキチくん自身の……」

「そこッ!その話を膨らませるな。終わりだ。以後その話題は禁止」

アッくんと僕が話始めたらコマッちゃんに禁止された。

「異義なし」

ハッシーもこっちにらんで頷いてるし。

話を変えよう。

「給食で残したパン持ってるから撒いて雀でも集めるか?」

ナイス切り替えワダマサ。

「面白いの来ないかな?天然記念物のトキとか」

「そだね。パンで、あのコウモリとか、そんなのは降りて来ないかな?」

アッくんも空を見上げる。

アッくんも僕と似たようなこと考えてるな。

「天然記念物がそうそう来るかい。なぁ!」

ハッシーがコマッちゃんに何か言ってるな……アンドラスかもしれんな、あの口調は。

ワダマサが校庭にパンくず撒いた。

雀来るかな?

バサバサ何か来た。

灰色の鳩だ。

「じいさん先生の伝書鳩だな」

コマッちゃん物知り。

「パン手から食べるかな?」

僕やってみた。

おぉ、食うぞ!

「おぉ!」

「ボクもしよ」

アッくんも並んで餌やり。

ん、日が陰ったな。

雲かな?

「おめぇら動くな!」

突然ハッシーが叫んだ。

でもアッくん立ち上がっちゃったよ?鳩も驚いて飛び立つし。

ん?

んん?

お日さまさえぎったの雲じゃない、天然記念物キター!!

あ、鳩がアッくんの後ろからアッくんにぶつかって!

降りてきた天然記念物もぶつかって!

アッくんにでっかい灰色の翼がはえてる!

何だよこれ、天然記念物にアッくん跨がってふわふわ……。

回りが薄ら暗い……上を見るとまた井戸の底から見上げるぽっちり空状態。

前より範囲が広いけど、これは、あれだ!

<呼べ>

「中野太賀氏が命じる!我がレスペクトゥス!出でよ、メファシェハ・カヴン!我が盟友達!出でよ、フラウロス!アンドラス!アンドレアルファス!聖なる狂人、ドゥルクパ・クンレイ!」

槍持って、赤い瞳、虹色キラキラ正三角形の線をおでこに浮かべたコマッちゃん……フラウロスだ。

ソード持って、漆黒の目をして、赤白い正五望星の筋をおでこに光らせてるハッシーはアンドラスだ。

孔雀の尾羽根を持って、ラメ入りなエメラルド色の目をした、全面銀色の四角形をおでこに煌めかせるワダマサはアンドレアルファスだ。

マサキチくんはマサキチくんだが聖なる狂人、ドゥルクパ・クンレイと自称している。

皆の真ん中にメファシェハ忽然と登場。

「この1日2ラウンド展開は予想外だった!」

メファシェハが翼アッくんを見上げた。

「なんでアレ居るのよ?」

「やはり御師様にも、天然記念物が珍しいのですか?」

マサキチくんが聞いた。

「天然記念物!通常生きてるの?あれが?」

翼アッくんが跨がってる……てか、両足で立ってる土台だけど……のは、国際的には絶滅危惧種、日本的には天然記念物、捕ったり、飼ったり、殺したり、食ったりしたらダメなやつだ。

僕が教えるんかい。

「メファシェハ、知らないん?ワーム?……龍だよ」

「ドラゴンでしょうあれは!」

「ドラゴンは西洋竜。あれは東洋龍でワームだよ」

翼の生えたアッくんは2柱の長い龍の上に立っていた。

その3mくらいの龍は僕らの頭上3mくらいの所にゆったり浮かんでいる。

「ふはははは、人か、まるで豆粒の様だな」

翼アッくんがアッくんじゃない声で笑い呟いた。

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